ハクメイとミコチ -「こびと」達の面白い日常マンガ-

新年最初の紹介は2018年1月より始まるアニメの原作、
「ハクメイとミコチ」(作:樫木祐人)です。
タイトルがそのまま主人公の名前であり、
二人の日常を綴った物語です。

あらすじ

背丈は9センチ。
森の奥で暮らす彼女たちは、とっても小さいのです。
ハクメイとミコチ。緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

不思議な世界観

この世界の住人は、「こびと」だけではありません。
動物や昆虫も登場し、「こびと」と同じ言葉を使いコミュニケーションをしています。
一緒に仕事や料理・商いをしたりetc…


まぁ一部動物、魚なんかは会話ができないの為か、
釣られたり料理されたりしていますが・・・
「こびと」が出てきて動物たちと意思疎通している時点でファンタジーっぽい世界ですが、
基本的に優しくて童話的な世界感です。
剣や魔法で争うようなことはせず、
世界征服を企む魔王も組織もありません。
ただし「大真面目な戦争ごっこ」や「誘拐」なんて事件も起こったりします。
まぁその発端や戦術や解決までも含めて、
いかにも童話的だなと感じるものではありますが。
また魔王はいませんが付喪神は存在するし、
独自の科学技術が登場します。
今のところ人間は登場してませんが、
新聞屋さんや郵便屋さんに鉄道があることから、
それなりに進んだ技術や文化を有しています。

「こびと」視点で描かれる世界

身長9cmが故に世界の大半が壮大に描かれています。
コーヒーを淹れるのも一粒のコーヒー豆を砕きますし、
ブルーベリーでさえも林檎のように切り分けてみんなで食べます。
大根なんかを一本運ぶためにも業者に頼まなければなりません。
住んでいる場所も木の洞でも十分広々としています。
木全体が1つのマンションの様な役割を果たしている描写もありますね。
カメの甲羅に家を建てるのはTHEファンタジー。(そのカメは特殊なアイテムで骨だけで動いている!)
移動手段も動物の背中に乗せてもらったり、
紙ヒコーキで滑空するなど浪漫があります。


サイズがサイズなのでイタチやタヌキなどの動物がかなり大きく描かれており、
コミュニケーションが取れる動物が街中を「こびと」と一緒に闊歩している様は童話的な世界です。

 

得意分野に特化する

現代日本では好きな事を仕事にするのはとても難しいことです。
嫌々仕事をしている人も多いのではないでしょうか?
しかし「こびと」の世界は我々とは違います。
手先が器用なハクメイは修理屋や大工仕事を、
料理が得意で裁縫も熟すミコチは、保存食や日用品を商店に卸しています。
大工や鉄道員に屋台・飲食店経営などなじみのある職業から、
謎の技術屋や吟遊詩人にキャラバンなど如何にもファンタジーな職まで。
みんな活き活きと楽しく日常を送っています。


やりたい事をしているので、仕事はかなり熱が入ります。
職人気質が至る所で発揮されていて、読んでいて気持ちが良いです。
まぁこれ本当に仕事なの?とかこれ仕事で生計が成り立つの?
みたいな職業も存在しますし、
熱い職人気質が、悪い意味で発揮される場合もありますが。

飯テロ注意!

主人公二人はよく食べよく飲みます。
ファンタジーな世界観ですが、そこで食くされる物は現実でも手に入る食材です。
ただし作中では、すこし独特な調理だったりあまり馴染みの無い調理法だったりします。


揚げ山芋や冬瓜と鯖の揚げ浸し等のこんな調理法があるんだと言う物から、
リモンチェッロやジュレップなどのお酒、
刻んだバジルを入れた木苺ジャムやブドウパンにクリームチーズを塗るなど一手間加えた物。
他にもキュウリのサンドイッチや稲荷寿司、生姜天やミネストローネなど食欲が刺激されます。

アニメに期待

1月12日(金)より放送が順次始まるアニメです。
公式PVを見た感じなかなかいい出来だと思います。
著者は基本的に原作厨ですが、かなり期待しています。
具体的には通常3倍モードで番組予約しますが、
放送画質で予約設定したレベルです。
作画は勿論、BGMや声優さんの演技にも期待です。
現在公式サイトではカウントダウン企画も始まっており、
いよいよスタートだなぁーと気分が高揚します。

原作コミックは現在1~5巻まで発売されており、1月15日には最新6巻と副読本「ハクメイとミコチ ワールドガイド 足下の歩き方」が発売されます。