新米姉妹のふたりごはん -実際に作って食べてみる系漫画-

著者はオタクであると同時に、「食べる」ことも大好きです。
グルメ漫画や料理漫画も最近は増えてきて、
国内外問わず変わった料理や食材、地方でしか消費されないような珍味、
果ては異世界独自のゲテモノまでとヒトは様々なモノを味わいます。
今回紹介する漫画は、作者が実際に調理してみて、
美味しかった料理だけを描くというそんな作品です。

 

あらすじ

 

両親の再婚により、突然姉妹となったサチとあやり。
言葉数が少なく目つきの鋭いあやりに対し、サチは物怖じし、
これからの同居生活に大きな不安を感じてしまう。
そんな時、海外出張中の父親から届いたのは生ハムの原木で──。
料理を通じて絆を深めていく新米姉妹から目が目が離せない!
幸せな笑顔はおいしい料理から生まれる、新鮮クッキングストーリー!
(公式サイトより抜粋 http://daioh.dengeki.com/special/futarigohan/)

 

浪漫溢れる料理がイイ

 

この漫画の魅力は「特別感があり且つネット通販などで購入可能な食材や器具」です。
あらすじにもあり、第一話の「生ハムの原木」からして非常に浪漫に溢れます。

コンビニなんかに行けばスライスされた物が購入できますが、
元々は豚の脚なので相当デカイです。

(引用https://www.amazon.co.jp/gp/product/4048656538?ie=UTF8&tag=dengekidaioh-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048656538)

これは第一巻の表紙なのですが如何にデカイかが伝わります。
ちなみに品種・熟成期間やその他条件次第ですが後脚で8kgほど3~4万ほど、
前脚なら4kgほどで1万円台です。
最初に購入する際は、台とナイフ付きの物を選ぶと良いでしょう。
って作中のコラムで紹介されていてホイホイされました。
浪漫と言えば「ラクレットチーズ」。表紙の左下の方の丸い物体です。
これを適当に切り分けてチーズの切り口を温め、
皮が香ばしく中がトロリとなったところを削いで、
茹でたジャガイモやパンにのせていただきます。
アルプスの少女ハイジに出てきたアレです。
いやもうほんと浪漫の塊です。
姉妹の両親が海外出張で世界を旅している恩恵で、
色々なものが送られてくるのも漫画ならでは。
とあるお話ではあやりのおばさんが登場します。
彼女は猟師を営んでおり、
最近何かと話題のジビエ料理なんて言うのも登場です。
そのお話では鹿肉のロティと言う料理を作っていました。
鹿肉をネットで検索したら、思ったよりも安く品数も豊富に販売していました。
イメージ的には、山間部の道の駅なんかでしか売ってないと思っていたので以外でした。
ほんと便利な時代になったものですねー。

 

お手軽?料理イイ

 

料理は食べるのもイイけど、作るのもまた楽しいものです。
最近は様々なwebサイトでレシピが公開されています。
cookpadで公式アカウント「新米姉妹レシピ」が公開されています。
(https://cookpad.com/kitchen/15206113)
著者も漫画を参考にいくつか実際に作った料理があります。

・生ハムサンド
・たまごふわふわ(江戸時代のセレブな卵料理、現在静岡県袋井市のB級グルメ)
・夜食のスープ
・みぞれ鍋

こんな感じでしょうか。
共通しているのはどの料理も「お手軽」です。
レシピもシンプルだし、野郎がなんとなくで作れるのがポイントが高いです。
ただし楽ではないです。主に手にきます。
卵をひたすらかき混ぜたり、大根おろしは重労働デス。
個人的にはみぞれ鍋は大当たりでした。
最初に作ったときは、「沢庵臭」が充満して大変でしたけど・・・
(一度絞って水にさらして硫黄成分を抜くと良いですよ!)

 

便利な調理器具がイイ

 

料理担当あやりの趣味は調理器具を集めることです。
彼女の部屋には様々なコレクションが保存されています。
まだ詳しく描かれていませんが、彼女の過去に何か関係があるようで・・・
話を戻して作中に登場するガジェットを幾つか紹介しましょう、
まずはその見た目と用途でインパクトがあったコレ。
「エッグシェルカッター」です。
その名の通り、卵の殻を割る道具です。

(引用http://daioh.dengeki.com/special/futarigohan/)
見た目がなかなかオシャレさんです。
作者曰く、卵のブランドによって殻の硬さが違って力加減が難しいとの事。
次は何かと応用が利きそうな「ガスバーナー」。
著者的には寿司屋とかで炙りサーモンとか炙りシメサバとかのイメージですが、
作中ではクレームブリュレとかオシャレなスイーツを作っています。
スイーツと言えば、「アイスクリームメーカー」と「アイスディッシャー」なる道具も登場します。
前者はその名の通り、家庭でアイスクリームを作る機械です。
後者はアイスクリーム屋なんかでアイスを盛り付けるときに使うアレです。
ガスバーナーとかは家に有ってもいいかなとは思いますが、
アイスクリームメーカーは、コンビニに行った方が楽だし種類もありそうですし。
エッグシェルカッターに至っては・・・
とまぁ日常生活では恐らく使わないというか、
存在を認知されない調理器具たちを知ることもまた一興かと。
作中であやりも言っていますが、物によっては絶対に必要な訳では無いけど、
あると便利だったり変わったものが作れるのは面白いですよね。
これから年末年始で人が集まりますし何かしら探してみるのも良いかもしれません。

 

迷ったら読んでみろ!食ってみろ!

 

もう既にお気づきかと思いますがこの漫画は深夜に読むのは危険です。
非常に「飯テロ」成分濃厚デス。
さて本作は、単行本4冊が現在発売されています。(続きはよ!)
また下記サイトにて、一部試し読みができるので興味が出てのなら気軽にチェックできます。
(http://seiga.nicovideo.jp/comic/18981)
(https://comic.pixiv.net/works/3287)
気軽と言えば、生ハムの原木に代表されるように、
ネット通販などで簡単に入手できる食材を吟味して、
リアルで食べてみることを激しくオススメします。
サチやあやり達が食べている物をリアルで食べるのは何か感慨深いものがありませんか?
各話の間には「料理漫画研究家」とか言う謎の肩書を持つ杉村啓氏によるコラムも収録されています。
独自の視点と言いつつも、結構面白くて役に立つ知識が披露されています。
登場人物は少ないですが、どのキャラクターも活き活きと描かれています。
特に食べる担当サチは、本当にコロコロ表情が変わって可愛い。
露骨な萌えとは違った萌えデスw
主要キャラクターが全て女性であり、
女の娘同士が料理を通じて盛り上がっていく様子は「イイモノ」です。
今後とも仲良く美味しい料理を食べて欲しいものです。

(引用https://www.amazon.co.jp/gp/product/4048927167/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048927167&linkCode=as2&tag=dengekicomic-22)
姉妹の過去話も気になりますがどうなんでしょうね。
読んでいてほっこりと温かくなり、
そしてお腹が空くそんな作品の紹介でした。

 

製品情報

タイトル   新米姉妹のふたりごはん

作者     柊ゆたか

出版社    アスキー・メディアワークス

掲載誌    月間コミック電撃大王