ガイアの夜明け/無印良品エコバックのPRからアメリカ500店舗目指す!

アロマディフューザーの無印良品のヒット商品をアメリカの感謝祭用のイチオシアイテムとして販売する写真イメージ

http://www.muji.us/2014/11/06/muji-holiday-items/ ガイアの夜明けでは感謝祭シーズン用のイチオシアイテムとして登場する

無駄な包装を省く=安いが原点だった無印良品

無印良品というブランドは、もともとスーパー西友のPB商品が起点でした。1980年のことです。西友から独立したのが1989年のことです。株式会社良品計画が生まれます。

成長を続ける良品計画です。ガイアの夜明けでは、商品開発に携わるヒットメーカー嶋崎朝子氏(49才)がアメリカの良品計画の社長(現地法人 MUJI U.S.A)を任されるという経緯から始まります。

無印良品のニューヨークのタイムズ・スクエア内の地図

http://www.muji.us/store-info/内のGoogleMAPより

無印良品にとっては、まだまだ未開拓なアメリカ市場

2007年にアメリカ進出以来、出店数が9店舗と伸び悩んでいます。良品計画の金井政明社長より声がかかり、商品開発のヒットメーカーである嶋崎朝子氏がアメリカ進出促進の足がかりを作るべく、抜擢されます。(既にヨーロッパで60店舗の進出が!)

その嶋崎社長の実力、商品開発を手がけたアイテムの総数が4,500点という数字から示されるまでもなく、特にアロマディフューザーはヒット商品で4,900円の商品で160万個の売上となる記録や、年間150万本の化粧水を無印良品として送り出すキーパーソンです。

アメリカで認知されるために

ニューヨークのタイムズ・スクエア周辺でのMUJIブランドやお店の認知度はまだほぼないような状態です。

2014年の10月よりアメリカへ赴任し、嶋崎社長は街を歩く人がショップの紙袋を持って歩いていることに気が付きました。エコバックは日本では浸透性がアメリカとくらべて高いことに気が付きます。環境に配慮したライフスタイルを提案する無印良品らしさのアピールとしてわずか1$で来店を促すアイテムを企画します。

スタンプカードを兼ねるトートバック1$でリピーターを呼ぶ試み

そのアイテムとなるのはエコバック。工夫を凝らし、来店毎にスタンプをトート袋に直接押して、横の欄がいっぱいになるとその度に景品がもらえる考案をします。最後には何が当たるかわからないように来店者にさらに期待を用意します。

リピーター客を獲得するようにすると同時に、環境を意識したライフスタイルを提案するに至るのです。

 日本向商品をそのまま輸出してかかるプライスの高さ

アメリカで販売されている靴下などを見ると日本語表示で売られている表示のまま。3足980円の靴下が1足5.95$(およそ700円)してしまいます。

商品タグは日本で売られている表示そのまま、アメリカ向けにカスタマイズされた商品ではありません。現地用にタグ1つ変えるだけでもかなりのコストがかかることが予想されます。

金井社長によれば、アメリカで成功すれば、南米での生産が可能になるという発言があります。そうすると同じ商品をアメリカで卸してかかる日本との比較値1.5倍から2倍のプライスのまま販売する弱点を巻き返しできるきっかけになりそうです。

アメリカでもっとも商品が売れるシーズンに仕掛ける

アメリカの感謝祭は11月の第4木曜日から始まり国民的な消費シーズンとなります。

そして、ブラックフライデーという用語が頻出します。小売店にとって、その曜日の売上で一気に黒字になることから派生してできた用語です。

家電店で、Panasonicの大画面テレビVIERA50インチが現地で日本円にして2万5千円程度で限定販売して、爆発的に人が集まる光景が映されました。

嶋崎社長がかけるフック

エコを意識させるトートバックを1$で売る嶋崎社長はアロマディフューザーやファッションアイテムを50%オフの衣類にし、前面に出します。(以前は1年中シーツが置かれていたそうです。)改装しより街を歩く人の視線を引くように演出。来店者は感謝祭開始7人とふるわなかったものの、着実お客の足は途絶えることなくお店が賑わっていきます。

タイムズ・スクエア店で188枚のエコバックが売れアメリカ全体では635枚の売上があったようです。28日の売上は199,788$で約2,400万、前年比が129.3%と約30%UPの数字を出します。一息ついた嶋崎社長でした。

今後アメリカでMUJIブランドがさらに認知されるかますます気になります。

参考)

I love MUJI. It’s the best. I love the pens, highlighters, stationery, and plastic furniture. I once got a 3 tier organizer for $25 there.(ざっくり訳)MUJIって最高ね、愛してる。蛍光ペンやボールペン文房具やプラスチック製品達。以前3段の棚を25$出して買ったことがあるのよ)

無印良品MUJIのカナダトロントのトートバック1$の写真

https://thesfarm.wordpress.com /2014/12/01/store-opening-muji/ https://thesfarm.wordpress.com/2014/12 /01/store-opening-muji/より カナダトロントのお店でも話題のトートバック

  • 番組視聴後、無印良品の持つテイストがどこか似ていると何か気になっています。それはオリジナル手帳で多くの支持を持つほぼ日刊イトイ新聞のほぼ日ストアです。通販主体からやがて商品がロフトで手に取れるようになり、年々改良を重ね愛好家は増えるばかりです。
http://www.1101.com/store/techo/2015/all_about/original/about10.html より 毎年の進化に驚嘆するばかり。売れるはずです。

http://www.1101.com/store/techo/2015/all_about/original/about10.html より 2015年の改良だけで4点も。毎年の進化に驚嘆、売れるはずです。

糸井重里が西武百貨店で世間に知れ渡る名キャッチコピーを産みだした経緯。西武系列の西友。その派生としての無印良品。

2つの売り手は全く関係はない!とお叱りを受けそうですが、両者を重ね合わせると、何か啓発される部分や新しい発見ができるかもしれません。

PB商品は安いけれどどこかオシャレさに欠けるというのがだいたいの定番ですが、無印良品はもはやPBの次元にとどまりません。スタイリッシュで人と環境にやさしい確固としたブランドとして力があります。多少高かろうと買いたい人が多くいるのです。