ガイアの夜明け/店舗改革で世界企業ユニクロが地域らしさを目指す?!

国内ユニクロ事業を 改革するために すべてを180度変え安定性にも目配りするユニクロを目指すプレゼン

http://www.c-hotline.net/docs/html/FARE4140/dl/fare140410_1.pdf より 極端に身をすり減らす仕事偏重の体質から脱却する様子?!

ガイアの夜明け(12月23日、2014年放送分)によれば、日本国内で新規開店する店舗と同時に閉店する店舗も多く、国内合計としての出店店舗数は頭打ちに近い*状態とも言えるグラフが示されました。

成功体験を捨てるユニクロの真骨頂、店舗改革始まる

海外でのユニクロの成長が著しいなか国内市場では伸び悩むグラフ

http://www.c-hotline.net/docs/html/FARE4140/dl/fare140410_1.pdf ページ5 より国内の伸びも鈍くなる中チェーン店経営からさらなる1歩を歩み出す

ユニクロのアパレル業界屈指のチェーン店としての知名度は今更言うまでもないでしょう。

国内外合わせおよそ2,800店舗・社員数3万人のグローバル企業として、またテニスの錦織選手のユニフォームでもその赤いロゴマークはおなじみです。

地域密着型ユニクロへの方針イメージ図

http://www.c-hotline.net/docs/html/FARE4140/dl/fare140410_1.pdf 17pより

それでも、これからは店舗スタッフを主役に個店経営する方針をユニクロのトップが示しました。これまでチェーン店で画一化が目立ち始めた弊害を払拭する試みです。

http://www.kichijoji-halloween.net/shop_recommend/uniqlo.html より ユニクロ吉祥寺店は街の商工会に加盟して周辺店舗を案内する地域と共にする成長を目指す

http://www.kichijoji-halloween.net/shop_recommend/uniqlo.html より ユニクロ吉祥寺店は街の商工会に加盟して周辺店舗を案内する地域と共にする成長を目指す

上の写真は、マッピンジョージと呼ばれるコーナーです。従来のユニクロにはない斬新な発想です。スタイリッシュに周辺店舗の案内図が設置されています。実際に地元の八百屋さんの案内図があり、ユニクロからの来店があったという声も聞かれました。

地元と協力するユニクロ吉祥寺店の福引企画!

他にも福引を企画し、商品として新しく開店したドーナツ屋さんのクーポンを貰って喜ぶお客さんの姿が映されていました。

吉祥寺はママコミュニティ色の強い地域を意識して

また、来店したこどもに好きな絵を書いてもらいます。そしてデザイナーの大久保淳子さん(ペーパーメッセージ吉祥寺店)に店長は協力を依頼します。絵の苦手なこどもさんでも大久保さんが絵の手助けをし、こどもたちは好きなように絵を完成させ、ユニクロはその場で巨大なプリンターでその場でTシャツを印刷します。

自分の絵がそのまま、世界で1枚だけのTシャツになった母親親子の表情は満足そうに映っていました。

ユニクロが吉祥寺に出店するにあたり、地元の商店街は大反対の様子でしたが、吉祥寺店若桑芳長店長は進んで地元の商工会に加盟するなど、地元ぐるみで吉祥寺らしさを発展させていく姿勢です。

若桑店長は様々なお店で経験を積みNY支店の副店長をした経歴のある実力派です。吉祥寺のママ層を意識させる、今までのユニクロでの原理原則を敢えて外した独自のお店づくりに力を入れます。

その一方で、営業本部の営業6部の片山部長は、店長に対してディスプレイに「吉祥寺らしさ」が出ていないと駄目だしする姿が見受けられました。

店長が説明を始めても、それが何の吉祥寺らしさの表れなのかと厳しく問われます。吉祥寺店が銀座のミニチュア版になってはいないか再検討させるのです。

 ユニクロの国内支店が地元の商工会に加盟する日が来るか?

社長の“Global is local, Local is global”の企業姿勢の表れ?

国内ユニクロ事業を改革するためにすべてを180度変える

この方針は全国の各ユニクロの支店にまで広げることができるでしょうか?

海外展開は順調に進み成長の幅も広く、ユニクロはますます世界で認知される方向にあります。

番組中で、フランスならフランスの企業にならなければ、日本の企業のままではうまくいかない。中国なら中国の企業の1つのようにならなければうまくいかない。そんな柳井 正代表取締役会長兼社長の言葉に心境の変化、そして世界の時代の変化を読み取ろうとすると何か見えてくるものがあるのかもしれません。

参考)

世界中どこでも「同じユニクロ」を目指す – 東洋経済オンライン(11月27日、2009年)より引用しましょう。

世界中どこに行っても同じユニクロにならないといけない。これを「グローバルワン」と言っています。最終的にはグループ会社、世界中どこに行っても同じFRグループの基準で経営していかないといけないと思います。

国内市場の画一化に飽きた消費者からの声を汲んだ代表取締役会長兼社長が5年の期間からどのように企業姿勢を変えてきたのか興味深いところです。

2014年9月1日~2015年8月31日の間に国内で開店した18店舗閉店した19店舗と閉店が上回る

http://www.fastretailing.com/jp/ir/monthly/shopinfo.html より国内ユニクロ出退店情報では閉店数が上回る!

日本国内の出店数に注目してみます。各都道府県にあるユニクロの店舗数が2011年から鈍っており、国内約800強の店舗数のうち、2014年9月1日~2015年8月31日の間では開店18、閉店19と逆に減っています。

真のグローバル企業をめざして(11月21日2014年)ファーストリテーリング トップメッセージ (太字や色の強調は引用者によります)

国内ユニクロ事業は、安定成長が続く見込みです。チェーンストア経営を超えた”店舗スタッフを主役とした個店経営”へと進化するステージに入りました。店舗スタッフ・店長がそれぞれの仕事の責任範囲を広げ、各個人が成長することで地域に根ざした店舗経営を行い、これまで以上に地域で愛されるユニクロになりたいと思っています。