DJMAX Respect – 沈黙を破り復活を果たした音ゲーの集大成

筆者の子供時代は音ゲーと共にありました。DDRブームの頃には家族で遊んでみたり、中学時代にはギタドラシリーズも遊んでいました。そんな中で自宅で特にハマっていたのがDJMAXでした。

DJMAXとは

かつて存在したゲームポータルサイト、ネットマーブルで2005年からサービスが行われていた音楽ゲームがDJMAXです。後に家庭用ゲーム機向けにシリーズ化されていったので、DJMAX Online(DMO)とも呼ばれています。

韓国のPENTAVISIONという会社が開発したゲームで、EZ2DJというアーケードゲームのスタッフが集まってPC向けにサービスしていました。

上から落ちてくるノートと呼ばれる物がラインに重なったときにキーを押していくタイプのゲームで、分かりやすく言えばBeatmaniaからターンテーブルを取り除いたようなゲームでした。

収録されている楽曲も、ハウスやトランスから、ジャズやヒップホップ等、幅広いジャンルの曲が揃っていました。バックグラウンドで流れるアニメーション(BGA)も様々なイラストレーターが集まって個性的なものが多いです。

しかし残念ながらDJMAX Onlineは2008年にサービスを終了しています。

PSPに進出しPortableシリーズとして展開。アーケードも

2006年にはPSP向けの新作としてDJMAX Portableが発売されます。


※動画はPortable 2のもの

DJMAX Onlineの楽曲を中心に、PSPでの操作に最適化されたシステムが好評を博し、韓国で大ヒットしました。翌年には続編が発売され、DMOのサービス終了後もPSPでいくつものシリーズが発売されていきました。

日本では2011年のPortable 3まで国内での発売はありませんでしたが、韓国版に日本語が収録されていたこともあり、輸入して遊ぶ人が多くいました。

システムを大幅に変更したDJMAX TECHNIKAも2008年にアーケードで稼働開始し、現在までに3作出ています。

しかし、2012年にPENTAVISIONは親会社のNeowizに合併され会社としての形態は消滅。モバイル向けの新作などもありましたが、更新が途絶え、しばらくの間DJMAXは表舞台から姿を消します。

DJMAX Respectの発表

しばらくの沈黙の後、2017年になりDJMAXシリーズの最新作がPS4向けにリリースされました。

DJMAX Respectと名付けられた新作は、新曲40曲に加えPortable 1およびPortable 2の楽曲合わせて140曲以上を収録。さらに、今後発売されるDLCで他のシリーズの楽曲を配信することも発表しています。

12月2日現在すでに2008年にリリースされたDJMAX TrilogyのDLCが配信されており、Trilogyの楽曲やスキン等が同梱されています。

従来のシリーズ同様に様々なモードを収録

基本となるアーケードモードは3曲プレイできます。3曲以上遊べるフリーモードもありますが、それと違うのは、解禁していない曲をプレイできるということです。解禁していない曲をプレイして、フリーモードで遊べるようにしていくのがアーケードの目的でしょうか。

複数の楽曲を様々な条件でプレイしていくミッションモードもやりごたえがあります。○○コンボ達成、BREAK(ミス)○○回以下といったクリア目的が各コースに設定されており、それらを達成していくモードです。ノートが流れてくるスピードやエフェクトなどが強制されるコースもあり、かなり奥が深いモードになっています。

また、プレイを進めていくことで、設定資料やイラスト、BGAなどをアンロックしていくこともできます。特に設定資料などはBGAのプロットや修正案などがみられることもあり非常に興味深いものとなっています。(韓国語ですが・・・)

他にも2人で同時に対戦ができるオンラインモードもあります。

難易度も幅広く揃っている

音ゲーの高難易度化もよく聞く話題ですが、DJMAX Respectは簡単な譜面から鬼のように難易度の高いものまで多く揃っています。

このゲームは4ボタン、5ボタン、6ボタン、8ボタンのモードに、3種類の難易度が用意されています。ボタン数が少ないほど難易度が低いと思いがちですが、意外と高難易度の譜面も用意されていたりします。

8ボタンになってくると親指だけでなく、人差し指を使ってL1、R1ボタンを押すことになるので、慣れていないとミスを連発しやすいです。

筆者は未確認ですが、ミッションモードには10ボタンの譜面があるとか・・・

見事復活を遂げたDJMAX、続編の計画も?

韓国・アジア地域で7月に、日本では11月に発売された本作ですが、久々のシリーズ新作ということもあってか、かなりヒットしているようです。韓国ではイベントが何度か行われており、大会やRespectのDLCの発表なども行われています。日本でもAmazonで限定版が売り切れたり、レビューでも高評価のものが目立ちます。

近年、音楽ゲームはアーケードやスマートフォン向けのものが主流となっており、家庭用ゲーム機向けの作品が少ない状態が続く中で登場した本作は、本格的な音ゲーマーの注目を集める結果となったのでしょう。

また、Respectのヒットを受けて、2019年に向けて新作の開発も決定したようです。どのような作品になるか分かりませんが、期待しながら待ちましょう。

DJMAX RespectはPS4向けに発売中です。

公式サイト