ACE COMBAT・シリーズ -超本格的ヒコーキごっこゲーム-

ACE COMBAT・シリーズ -超本格的ヒコーキごっこゲーム-

ヒトは遥か昔から空を飛ぶことが1つの夢でした。
イカロスに代表される様々な神話。
ダヴィンチに代表される羽ばたき飛行機などなど。
そして1903年のライト兄弟による世界初の有人飛行。
その後、私たちが知っているように様々な飛行機が開発され続けています。
旅客機や貨物機を始め現代社会に無くてはならない飛行機ですが、
その歴史は戦争とも大きく関わっています。
戦争に勝つ為に様々な飛行機が製作・改良され、
運用思想や技術革新によって洗練された形体であり、
ある種の美しさやカッコよさがあります。
今回紹介するゲームはそんな軍用機を操作するゲームです。

ACE COMBATシリーズとは?

 

ACE COMBAT(以下エース)は、ゲームのジャンルで言うと「フライトシューティング」になります。
飛行機を操縦して3D空間を自由に飛んで、敵を撃破したりするゲームです。
操作方法や挙動はやはり飛行機なのでクセがありますが、
現実ではあり得ないミサイルの積載だとか、燃料やGを気にしなくてもいいなど、
手軽にヒコーキごっこが楽しめるようになっています。
モチロン地面や海面に接触すればダメージを受け、下手すれば墜落します。
ステージによっては離着陸(空母からの離着陸もアリ)や空中給油なども体験できます。


作品によって多少異なりますが、現用の実在機が多数存在します。
例えば航空自衛隊への導入で話題になったF-35や、
同じく自衛隊に配備されているF-4やF-15、
F-117やF-22と言ったステルス機の代名詞なんかも。
飛行機以外にも艦船なんかも名称こそ違えど、実在艦そのものです。
そしてエースシリーズ恒例の架空機などなど。


エースの原型は1993年登場のアーケードゲームであり、
シリーズ1作目は1995年発売と歴史あるタイトルになっています。
ほとんどが名作で、特にPS2で販売された3作品はかなりオススメします。
しかしアーカイブなどで未だ配信されていないので、プレイするには少し制約がありますが・・・
PS4等でのナンバリング新作も絶賛開発中であり、PVは必見です。

 

エースの魅力その1-数多くの軍用機-

 

エースシリーズには古今東西の軍用機が登場します。
登場機体は基本的に、第2世代から第5世代のジェット戦闘機で構成されています。
実戦配備された機体はモチロン、研究機や試験機などの性能がよくわからない物。
インパクト絶大な見た目と性能な架空機などなど。
04以降は航空メーカーとの契約によって「イーグル」や「ラプター」と言った愛称で誤魔化さず、
「F-15」や「F-22」と言った本来の名称が使用できるようになりました。


また作品によっては、ゼロ戦やスピットファイアと言った大戦時のレシプロ機も操作できます。
空戦がメインでありながらも、艦隊戦や地上施設攻略などのステージ目標によって機体を選ぶのも重要です。
序盤や1週目は難しいですが、ロシア機縛りとか欧州機しばりと言った楽しみかたも良いでしょう。
コクピット視点でプレイすればより深い臨場感を味わえるでしょう。


爆撃機・電子戦機・練習機・旅客機などの変わり種も条件や作品次第で操作できるのもまた面白い所。
実在機だけでも登場機は60機以上に及びます。
カラーリングも幾つか用意されており、
痛車ならぬ「痛戦闘機」はイロイロと物議を醸しました。

ちなみにエースの架空機の一部や痛戦闘機はプラモデル化しています。

 

エースの魅力その2 -誰もがACEになれる-

 

プレイヤーはどの作品でも規格外なACEに成長します。
作品によって戦う理由や所属する組織は異なりますが、
共通するのは、誰もが戦争終結に直結する一騎当千の働きをすることです。
国家間の大きな戦争状態の中で、一人のパイロットとして様々な形で関わっていきます。
戦況に応じて様々な作戦任務が与えられます。
敵軍の要塞攻略や工廠破壊など攻撃的なものから、
領空侵犯や奇襲に対してのスクランブル、
輸送機護衛やレーダー網を掻い潜っての偵察、
変わり種では毒ガス中和作業や展示飛行、
陰謀によってスパイ扱いされてしまい逃亡すると言ったものなんかも。


その1つ1つが繋がっていて、
きちんと意味があるストーリーになっているのです。
実際にプレイすることでシナリオは理解できますが、
ステージの間に挟まれるムービーやブリーフィング等で戦況や状勢説明の補完が行われます。
戦闘時の無線もまた状況判断に重要であり、
ACEな気分に浸らせてくれるのに一役買っています。
これは敵味方問わず多くの無線が混線しており、
プレイするのに必要な情報や現場の雰囲気を伝えてくれます。
これによって、本当の戦場に参加しているような臨場感が得られます。
敵をロックオンすれば《くそ、敵に狙われてる!》と敵の台詞が流れたり、
自機がミサイルで攻撃されると《ミサイルだ!急旋回しろ!》と味方から警告されたりする。


兵士以外にも医療班の新人やテロに対応する警察、
宇宙船発射施設での発射シークエンスの読み上げや、
民兵ゲリラとのやり取りなどバリエーション豊か。
ストーリーが進んでACEの名が知れ渡ると、
味方からは《上にメビウス1が来ているぞ、あれだ!》《メビウス1が来ていると言っとけ!嘘でもいい!》
などと持ち上げられ、
敵からは《リボン付きの飛行機だ。あいつは死神だ》《あいつの下じゃ、戦車も鉄の棺桶だ》
などとブーイングをもらいます。
こんな感じで敵味方問わずよいしょしてきて、かなり気持ちがいいデス。
ちなみにメビウス1とは04の主人公のこと。


メビウスの輪を模したエンブレムをもじって「リボン付き」の二つ名を持つエースパイロット筆頭です。
また言語設定や字幕設定をいじることで、
ハリウッド映画のような演出を楽しむことができます。

 

エースの魅力その3 -リアルな音響と幅広いBGM-

 

離陸時やタキシング時・重火器の音響は、
04以降、航空自衛隊や米軍等の協力を受けています。
公式サイトでは、収録時の様子や裏話なんかも公開されています。
BGMも珠玉ぞろいです。
作品によって大まかな傾向が異なりますが、
とにかく熱く壮大でやたらカッコいい曲が多数存在します。
なかでも有名で人気がある「ZERO」は、
オーケストラとフラメンコギターを組み合わせた神曲です。


ニコニコ動画などでよく「エースコンバットMADシリーズ」で使用されているから耳にしたことはきっと多いはず。
「嫁の飯がマズイ」や「父親達の幼稚園」なんかで検索検索!

 

エースの魅力その4 -様々な伝統あるヘンタイ達-

 

エースシリーズには様々な兵器が登場します。
実際に存在しそうな物や、構想は有るけど現実ではまだ未完成技術などなど。
例えば戦術レーザー兵器・レールガンやマイクロ波兵器・荷電粒子兵器、光学迷彩などの実際にありそうなもの。


空中空母や潜水空母、大気機動宇宙船なんて言う浪漫兵器も。

最近の作品ではリアルでもよく取り上げられる、
UAV(無人戦闘機・通称ドローン)がフューチャーされる機会が多くなっています。
こういったヘンタイ兵器がゲームを彩りますが、
大概、敵の切り札や最後の足掻きとして使用してプレーヤーを苦しめます。
ゲーム的にはインパクトが大きく、良く言えば挑戦しがいがある。
悪く言えば、メンドクサイ伝統。
伝統と言えば「エース必修科目」と言う皮肉ともとれる言葉があります。

・トンネルミッション
・高度制限飛行
・峡谷飛行

トンネルはシリーズ定番で、大抵はトンネルの先の目標を破壊するもの。(脱出するまでが任務です。)
高度制限飛行はレーダー網を潜り抜けたり、戦術兵器の射程から逃げる際に指定される。
峡谷飛行は、峡谷を低空で飛び抜けるもの。
低空故に地面とキスしやすく、左右の幅が狭いのでまともに旋回ができない。
大抵は高度制限が課せられているので、より緊張感が生まれます。
これら三科目が敵のびっくりどっきりメカと組み合わさりことも多数存在し、
非常に難易度の高い(メンドクサイ)状況を結構頻繁に作ってきます。
ただクリアした際のなんとも言えない疲労と達成感はエースならでは。
ちなみにエースでは結構いろいろな場所が飛行可能であり、
橋下や建造物の隙間なんかを主目的で飛行する変態飛行士、
通称「スキマニア・クグロフ」の存在も各作品で確認されています。
これも1つの伝統です。奇跡とミラクルが起こると・・・

 

今から過去作を始めるのは、ハードの問題などで少し難易度が高いかもしれません。
また友人に勧めた際に帰ってきた言葉は、
「3D酔いでまともにプレイできなかった。」
とかハードルが比較的高い部類になってしまうかもしれません。
しかし来年にはナンバリングの新作発売も控えており、
PSVRにも一部対応など盛り上がりを見せています。


新たなACEが生まれる日も近い!?