Transcend SSD370の32GBをSSD ScopeアプリでエスプリモのスリムタワーD550/AでHDDからSSDへクローンがうまくいかない事情について

TranscendのHDDからSSDへ移行する専用アプリSSDScopeの画面より

TranscendのHDDからSSDへ移行する専用アプリSSDScopeの画面より

追記あり!2016-4-26 非AFTハードディスクでトラブルが起きるケースについて

古いPCのHDDからSSDでクローンを作る際に古いハードディスクは512バイト単位でデータの単位をやり取りする非AFT規格の場合があります。

そして新しいハードディスクやSSDは、AFT対応として4096バイト単位で管理するために純粋にデータをクローンしただけではWindows updateなどが正常に行われないなどと一つ厄介なことが増えています。今までの作業環境を丸写しにできるクローンの作業ですが、まっさらのSSDにOSを入れなおしてバックアップしたデータのみ入れなおし、アプリをインストールしなおすことが方が近道なケースがあるようですね。

HDDのせいで遅いと思ったらSDDを購入、専用ソフトで楽ちんのはずでした

過去の特集でSSD付属のノートパソコンをあれほど持ち上げておきつつ、調子に乗っていた88ちゃんねるは今回のSSD換装では動揺しました。

ノートパソコンなどSSDへクローンを作れば簡単に旧型だろうと重たいパソコンが嘘のように速くなる。そのような認識をしていた編集部の中に一人や二人はいます。違うんだなぁというの今回の特集です。それもノートパソコン内蔵HDDからのSSD換装で同じサイズのSSDばかり選んでいたので前回のような早とちりが起きたわけです。(*1)

 

Cドライブのデータの利用状況よりもCドライブの大きさが肝心という図解

Cドライブが160GBのハードディスクなら256GBのSSDがある方がよほど簡単です。

4千円を切ったSSDが32GBという小さなボリュームとはいえ、手軽に買えると喜んでいた編集部員は作業を進めるうちに顔が険しくなっていきます。

富士通エスプリモD550/Aの様子、法人モデルだけありディスクの取り換え方においてメンテナンスしやすい様子

富士通エスプリモD550/Aの様子、法人モデルだけありメンテナンスが簡単です。

まず法人モデルのスリムタワーPCエスプリモD550/Aを分解画像です。

SATAケーブルは2本あります。青いケーブルがDVD-ROMドライブです。

分解してSeagateのハードディスクの160GBが見えた写真

分解してみるとSeagateのハードディスクの160GBがつけられています。

赤いケーブルには3.5インチのハードディスクが接続されています。

買って元のWindowsPCに頼みのTranscend SSD専用アプリ SSD Scopeをインストールし、実行します。

 

クローンも簡単という触れ込みに期待しつつ早速ダウンロードしてセットアップします。

OSパーティションのみのクローンを入れるとCドライブ以外に余りがでるようです。

拡張ディスクにもチェックを入れて進めること1時間もかかっていないでしょう。

SSD Scopeを実行流量した様子。

SSD Scopeを実行流量した様子。不具合は今のところ1個も検出はありません。

ただ、Transcendは海外にも販売しているため基本は英語です。そのためにSSD専用アプリの日本語版が文字化けしているのはちょっと困ります。

ただの文字化けなのかアプリが不完全なのか少し不安になります。

クローンソフトは多種あります。大切な保存先はソフトによって「ターゲット/target」という呼び方をします。

間違って空のデータを複写元にしないことはOKを押す前に必須です。

データの複写元はおなじみの「ソース/source」ですね。

SSDからの起動してそうそうWindowsの修復が必要という画面表示

SSDから起動そうそうWindowsの修復が必要とのことです。

Windowsの修復をかけても起動しないSSD上のWindows

さぁ、SSDから起動しようとした瞬間に上記の写真のようにWindowsが起動しないで修復が必要だと言います。

SSDのクローンが失敗した時にはWindowsの転写元になるHDDなどから起動して記憶域から確認している様子

SSDのクローンが失敗した時にはWindowsの転写元になるHDDなどから起動して記憶域から確認するといいでしょう。

隠し領域のあるハードディスクによるリカバリの領域のあるパソコンは一癖あります

ディスク0元のWindowsです。

160GBハードディスク内にリカバリー領域は次のようでした。

  • 回復パーティションが先頭に5GB近く
  • その後にWindows(C:)としてこのCドライブという区画いわゆるパーティションで区切られた部分
  • 正常(ブート、ページファイル、クラッシュダンプ、プライマリパーティション)

のように続いています。

ディスク1:SSD Scopeアプリでクローンを作成した様子です。

正常とありますが、ブート/Bootで起動という意味の項目がありません。

いくらクローンアプリをかけたとしてもこれでは失敗なのです。

SSDに詳しい人からすると初歩的な内容で物足りない方もお見えかもかもしれません。

SSDにチャレンジして困っている人に向けて今回の経験を残しておきたいと思います。

 

windowsに起動してとうとう中国語がでてしまいました。

Windowsに起動してとうとう中国語がでてしまいました。

いくらWindows修復をかけても起動に失敗します。

Master Boot Recordと呼ばれる修復をかけてもダメでした。Windowsの画面からアクセサリー>コマンド・プロンプトを呼び出します。

念のために管理者から実行でかけます。(コマンド・プロンプトを一旦右クリックメニューから選択ができます。)

そのコマンド・プロンプトでfix関連のおまじないをかけても結果は変わらず。

隠しパーティション(システム予約パーティション、PC の製造元が作成した隠しパーテ ィションなど)がある場合は、ウィザードのツールバーの [詳細] をクリックします。隠 しパーティションの場所とサイズは新しいディスクで同じにする必要があるため、それ らのパラメータを控えておいてください。

ここがSSDへの換装する際のクローンの難所でしょう。上記の引用はAcronis True Imageというバックアップソフトの取説より抜粋からです。(*2)

(ちなみにRAIDに対応していると取説に記載があります。)30日間の無料体験版があるのでお試ししてみてはと思います。

結論から言って、付属のSSD Scopeでは今回のエスプリモ D/550Aにおいて、複数のパーティションをまるごとコピーしてはもらえませんでした。

つまりここでいうと

  • ドライブの先端の「正常、回復パーティション、アクティブ」。
  • つづく「WindowsのCドライブ」

という2つのパーティションをそれぞれクローンしてもらえたらよかったのですが。

クローンされたSSDがブート領域がなくて困る場合にはWindowsのバックアップソフトからイメージをシステムごと取り、まっさらなSSDに対してそこからリストアすることで成功していると聞きます。

600万以上の個人ユーザーを持ち、最も人気な無料バックアップソフト!安全なバックアップ、ディスククローン、ディザスタリカバリソリューション、ワンクリックでシステム、ファイルおよびアプリケーションをバックアップできるフリー版アプリのダウンロード用画面

http://jp.easeus.com/backup-software/free.html より

(EaseUS Software社 ダウンロードサイト内より)

EaseUS Todo Backupダウンロードページ

こちらの場合は隠しパーティションも含めてクローンができるために無料版としては幅広い支持のあるフリーソフトです。

SATA規格の前のIDE時代の頃よりSSDのクローンでお世話になっている人もいるとかいないとか。かなりの老舗ソフトだと思います。

 

リスクを承知ならCドライブのサイズそのものを縮める方法も

また、パーティションを縮めて使おうとするSSDのサイズよりも小さなパーティション、あるいは同じサイズにパーティションのサイズを縮める方法もあります。

フリーウェアツールでG!PartedEaseUS Partition MasterなどCDに焼いて起動し、CドライブのサイズをSSDに合わせる手がその1例になります。

パーティションの移動はデータの安全から言ってかなりおすすめできません。やめろ!と叫ぶ人もいるかも…。

リスクを受け入れる場合やバックアップが万全な人はそのほうが手間を省けるのかもしれません。

無難にWindowsがインストールされているドライブと同じサイズだと後々ラクでしょう。

160GBのハードディスクなのに32GBを買って消耗した当ちゃんねる某部員よりも確実でスマートです。

 

パーティションの中のデータだけを吸い取り、より小さなパーティション(ここでは小さなCドライブへ)クローンすることはできないのです。

ですので現在お持ちのCドライブが一体いくつのパーティションで区切られているかご確認ください。

いくら使っているデータサイズがあり空き容量をカウントしないでSSDのサイズをケチってヒーヒー言っている編集部よりお伝えしました。

なお、このマシンはWindows10の無料アップグレード対象であったチャンスを活かし、直接Windows10をクリーンインストールしてなんとか利用可能です。

結局はWindows7のクローン作成に失敗に終わり、OSそのもの初期化をするしかなかったという苦い経験となってしまいました。

参考リンクなど

法人向けパソコンエスプリモにTranscend32GBのSSDを入れてみたイメージ

法人向けパソコンエスプリモにTranscend32GBのSSDを入れてみたイメージ

(*1)富士通エスプリモD550/AにTranscendのSSD370 32GBに換装して速度がハードディスクよりも遅い理由?!88ちゃんねるがSSDはハードディスク よりも速い例外に遭遇!?

(*2)ユーザーガイド:http://www.acronis.com/ja-jp/download/docs/ati2016/userguide/ によると

ほとんどの場合はバックアップと復元を使用することをお勧めします。この方法の 方が柔軟性に優れ、移行をより詳細に管理できます。

バックアップと復元を使用した SSD への環境の引っ越しが今の主流なのかもしれません。

これだとWindowsの標準のバックアップとリストア機能だけでなんとかSSDへの引っ越しのできる余地が見込めます。

Transcend SSD Scopeダウンロードページ 今回はうまく使いこなせなくて残念でした。SSDの健康状態やファームウェアの更新などTranscendのSSDを買ったら、ダウンロードしておいて損はありません。

また自作PCなどでリカバリ領域用の隠しパーティションがない場合はあっけなく成功しているケースが多々あります。