コンセントからの充電を自動で止めるアプリ/ノートパソコンのバッテリーはコンセントをさしたままでも長持ちできる?!/富士通、東芝、VAIO編


富士通のバッテリー充電を80%で停止させる設定の様子

https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?rid=5&PID=7307-4244より

フル充電はここぞの時に!通常80%で充電で長持ちさせる

バッテリがあっても0%が使用可能です。バッテリを交換してください。

コンセントをさしたままのノートパソコンの末路です。

バッテリーをメインに使い、充電するだけのためにコンセントにつないでいれば、次のような表示がでるのはもっと先だったはずです。

Windows7でバッテリーメーターで交換を促される様子

Windows7でバッテリーメーターで交換を促される様子

これを踏まえて前回のコンセントからの充電を自動で止めるアプリ/ノートパソコンのバッテリーはコンセントをさしたままでも長持ちできる?!/Panasonic、NEC、レノボ編の特集を組みました。今回は富士通、東芝、VAIOを中心にノートパソコンのバッテリーを長持ちさせる80%充電のためのアプリについての特集です。

前回で軽く紹介したシフトピークについても取り上げたいと思います。

富士通のバッテリーユーティリティ

富士通のバッテリーユーティリティの画像 https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?rid=5&PID=7307-4244より

FUJITSU バッテリーユーティリティ

(*1)FMVなら、「バッテリーユーティリティ」を活用することで、バッテリー劣化の対策ができます。この機能では、「充電モード」の設定を変更し、「満充電」の状態を80%に設定することで、満充電保存による劣化を防げます。

富士通FMVの場合はバッテリーユーティリティという名称のアプリを利用することができます。機種によりバッテリー満充電量をクリックすることで「80%充電モード」の設定が選べるものあります。多数のモデルによりバラツキがあります。お手持ちのFMVを触ってみてください。

富士通がワープロを出している時代からノートパソコンを愛用しているというのにメーカー側でこんな配慮(*1)をしていたと気がついたのつい最近のこと。

富士通では、2008年春モデル以降で、バッテリーの設定機能付きのバッテリーユーティリティが用意されていたとは…。取説など見ないで使うのが当たり前のようなユーザー(=筆者)にとってパソコンの使い方はだいたい知っているつもりと高をくくっていたと今更のように気がつくわけです。

バッテリーは劣化する!ムダな劣化を防ぐ4つのポイント(2/2)

 

昼間はコンセントよりもバッテリー駆動を優先させたり、充電時間帯を指定できるシフトピーク機能の説明イメージ

https://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=9809-1611 より シフトピークのイメージ

夜間電力の有効活用により、パソコンの消費電力総量を抑えることができます。

メリットとして、設定した時間帯は充電を行わず、電力消費が少ない夜間に充電を行うことができます。

設定した時間帯を例えば午前0時まではコンセント利用で充電をオフにしておき朝の6時からシフトピークを始めたとするとコンセント運用で充電なしの時間が多めに取れます。

80%までの充電にかかる時間が逆算できない場合はこの技は難しいです。また、外出先にモバイルノートとしてバッテリーを酷使して帰宅する場合と、休日の場合で満充電時間にばらつきが出ます。ホームモバイルとしていざというときにバッテリーだけで動かせるようにしておくような万年床ならぬコンセントの挿しっぱなしノートではうまく活用できる可能性がありそうです。

本格的なモバイルやカジュアルなホームモバイルも対応できるとする東芝独自技術の「長寿命化充電制御」と80%充電と両方の充電方式を採用しているとある様子

https://dynabook.com/pc/catalog/dynabook/katsuyo14sp/comfort.htm より 東芝独自技術の「長寿命化充電制御」と80%充電と両方の充電方式を採用しているとある

「eco充電モード」に切り替えた時は、一度ACアダプターをはずした状態で50%程度までバッテリーの放電を行なってください。放電しない場合、モード切替が行なわれず、バッテリーの寿命を延ばすことができませんのでご注意ください。

これは調べていて東芝のノートパソコンで初めて見られた表示です。eco充電とバッテリーのみの駆動による放電の推奨は東芝のecoユーティリティとしてユニークでした。

本特集で重要視したのがコンセントにつないだままでもバッテリーが長持ちさせる工夫です。東芝の上の画像のようにPC据え置きでのノートパソコンを使う場合にeco充電がふさわしいとはっきりとアピールしています。初期設定では100%充電となっていますのでユーザー判断でeco充電を選ぶかどうかは任されています。

東芝のecoユーティリティの起動の様子

http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata2/015573.htm より 東芝のecoユーティリティの起動の様子 Windows8.1の場合

東芝ecoユーティリティ

 

東芝のサポートで80%までしか充電できないのを100%にまで充電したいという回答が連なっています。これは逆にeco充電モードを解除すれば良いとあるのです。

東芝では、80%充電に制御することでバッテリーを長持ちさせる「eco充電」を搭載していましたが、新たに東芝独自技術の長寿命化充電制御を搭載。100%充電を繰り返しても、バッテリーを長持ちさせることを実現

東芝のピークシフトのイメージ

東芝のピークシフトのイメージ
http://dynabook.com/pc/env/eco-pc/eco/note/pc/index_j.htmlより

東芝のピークシフトの充電イメージ

東芝のピークシフトの設定画面の様子

http://dynabook.com/assistpc/faq/pcdata2/017093.htmより ピークシフトの設定画面の様子

ピークシフトを難しいと感じる方も多いはずです、調べるまで筆者にも複雑に見えます。携帯でいくつもアラームがかけられる機能は便利です。

それと同じように、平日には朝6時に目覚まし、土日は朝8時まで目覚ましの時間を遅らせるぐらいに考えておけばいいように筆者は感じました。

同サイトより、バッテリーを10%まで使い、その後コンセントで駆動し、充電開始のタイミングを後ろへそらす様子

同サイトより、バッテリーを10%まで使い、その後コンセントで駆動し、充電開始のタイミングを後ろへそらす様子

上の東芝の設定を読むと7月から9月末日までは、13時からバッテリーでノートパソコンを動かします。

バッテリーの10%まで使ったら後はコンセントだけで動かし、22時になるまで充電するのを我慢させる設定と読めます。

VAIOは80%と50%の充電制限をかけられるいたわり充電アプリが活用可能

https://support.vaio.com/beginner/tips/tips02.htmlより
VAIOは80%と50%の充電制限をかけられるいたわり充電アプリが活用可能

VAIOのいたわり充電

はじめてのVAIO Tips – 2.「いたわり充電モード」でバッテリー寿命を長持ち 

 

  • いたわり充電モード(80%)
  • いたわり充電モード(50%)/超いたわり充電モード

を参考にしましょう。アプリの起動は「VAIOの設定」から起動します。

VAIOのいたわり充電についてWindows7の場合の様子

http://www.sony.jp/support/vaio/beginner/howto/040/ VAIOのいたわり充電について SONY時代のVAIOでWindows7から起動する様子

詳細設定から選択が可能です。

バッテリーが50%以上、または80%以上充電できなくなりました。フルに充電したい場合はこうしましょうという案内がVAIOのサポートページにもあります。

バッテリーは長くもたせたいから設定を行ったけれど100%までバッテリーを充電させたいという矛盾が現れています。

いつも屋内やオフィスでコンセントにつなぐ場合は50%がバッテリーに適しているという案内

http://www.sony.jp/support/vaio/beginner/howto/040/より いつも屋内やオフィスでコンセントにつなぐ場合は50%がバッテリーに適しているという案内

上のSONY時代のVAIOのページからは、コンセントでの利用では50%充電がバッテリー寿命に優しいと推奨しています。

ここで、東芝のeco充電の際にバッテリーだけで50%ほどまで充電されている量を落とすという不思議な理由がなんとなく分かります。

VAIOではシフトピークの機能は筆者の探す限り見つかりませんでした。ビジネスマンが出張でバリバリ持ち運ぶ場合には、いたわり充電でも80%を設定したり、時には100%充電を選んで用意する必要がありそうです。

まとめ

今回の特集で取り上げたバッテリーの寿命を長くするアプリは、コンセントにつなげたままの「抑えた充電」はフル充電と比べて駆動時間が短くなるデメリットがあります。

コンセントが取れない場所へ長時間使う場合には「前もって」フル充電してお出かけをおすすめします。

参考リンクなど