富士フィルム:LTO Ultriumが累計1億巻突破。今や磁気テープは最先端メディア!

富士フィルム:LTO Ultriumが累計1億巻突破。今や磁気テープは最先端メディア!

富士フィルムLTOテープ
音楽をカセットテープに録音していた時代がありました。ビデオデッキに録画していた時代がありました。これはアナログ信号を記録していたものです。

時代を先取りしたDAT(デジタルオーディオテープ)は残念ながら普及しませんでした。しかし、録音媒体にMDが登場し、DVカセットから直接DVDやHDDに録画できるようになり、磁気テープの存在感は日に日に薄くなっていきますが、実は磁気テープはデジタルの世界で欠かせない重要な役割を担い、需要は高まる一方なのです。

3.5インチHDDより少し小さなサイズのカートリッジに846mものテープが巻かれています。世界一のシェアを誇る富士フィルムを始め磁気テープの特徴についていここで紹介してみましょう。

第6世代LTOテープ

富士フイルムは2014年1月6日、バックアップやアーカイブ用の磁気テープ「LTO Ultrium」の販売が累計1億巻の突破を発表しました。富士フィルムは、2000年にLTO規格の磁気テープの販売を始め、(記録容量は100ギガバイトだとか)LTO規格の磁気テープでは、富士フイルムが世界シェア1位だそうです。

LTO規格は、現在が第6世代で、記録容量は2.5テラバイト(圧縮時は最大6.25テラバイト)である。容量の増大に実現し、データ記録用の磁気テープに注目が集まっています。最近では米Googleがクラウドサービス「Gmail」などのバックアップに、磁気テープが使われているそうです。

また、ストリートビューなどの記録にも磁気テープが使われているようです。(下の写真)

磁気テープ Googleストリートビュー

2010年に、酸化物質を含む「BaFe(バリウムフェライト)磁性体」を富士フィルムが開発採用することによって、磁気テープが酸化による劣化してしまう弱点に対応します。

簡単な仕様は、以下の様なものです。
カートリッジ寸法(幅×高さ×厚さ) 105.4×102.0×21.5(mm)
最大記憶容量(2倍圧縮時) 2.5TB(6.25)
転送レート(2倍圧縮時)160MB/秒(400)

このカセットに例えば、

磁気テープドライブ

↑の写真のようなデバイスでデータのやりとりをするわけですね。

例えば人口14万地方自治体が災害時のデータのバックアップに磁気テープに保存したデータを遠島に送っておき、非常時にはそこからリカバリをかける準備をしてあるそうです。
将来1巻で35TBまで容量が上がる見込みがあり、近いうちにHDDのアクセスを超える超高速アクセスの技術開発が進められています。テープなんて過去の技術とはもはや言えない時代に入っているのです。

とうとうというかやはりというかデータはペタバイト単位で考える時代に相応しいデバイスが来たという感じですね。

例えばデータベース用のテープライブラリーでは1万本近いカートリッジを収納し最大容量が25ペタバイト(25テラバイトの1000倍)のデータのやりとりをする機械があるというのには驚きです。

参考サイト)