TS-5000Z:最新の味認識装置、九州大学の味覚・嗅覚センサ研究の実用化で味のあらゆる解析と再現技術、食品業界が注目するテクノロジー編

20140610taste甘い、辛い、酸っぱい、苦い、しょっぱい、うまい。人が物を食べている時にこれらの味が合わさって感じているのですが、とうとうデジタルで解析・再現できる時代がやってきました。

食品業界の注目するテクノロジーをシリーズとして今後ご紹介したいと思います。

トップとしてご紹介するのが最新の味認識装置「TS-5000Z」です。写真でみると割りと小さく写っていますが、寸法(W×D×H) 470 mm×530 mm×510 mmと実物はかなりの大きさになります。

20140607 味覚センサーTS5000Z

付属する味覚センサーの仕組みは僅かな電気の変化を読み取り、複雑に絡み合っている味を解析していきます。
九州大学の味覚・嗅覚センサ研究開発センター。

研究方法の白眉なところは味そのものの成分を分析するのではなく、舌にどう感じられるかに着目して、舌の感じる物質を軸に研究を進めたことにあるでしょう。研究方法としてとてもユニークであり、都甲教授の解説にあるように、例えば、コーヒーにミルクを入れるというだけでも味に関わる物質が無数に存在し、それを全部分析するのは現実的に不可能だという観点です。

人の味覚に関わる舌の感覚のやりとりに焦点を当て、モデル化し実証する成果が身を結んでいます。

香りを分析し、その香りとほぼ同じ香りを出す技術は何年か前に実は発表されていましたが、もう今度は味にまで可能となりました。インセントの開発した味の解析能力は注目に値するテクノロジーであり、身近な食品業界にも影響を多分に与えていることは否定できまいとまでいえるかもしれません。

人の味覚をデジタル化してそれを再現できる研究、技術が注目されています。

近年開発されている味覚センサーは日に日に進歩しています。

参考サイト