アリアケジャパン(食の「インテル」とまで呼ばれる東証一部上場企業)は、業務用ラーメンスープ!も販売している。ガイアの夜明けにも登場。味にまつわるテクノロジー編


20140612 ariakejapan

食品業界にとって味覚を数字化するというテクノロジーは必須と言っても過言ではない段階に既に入っています。

そんな中、2014年6月5日のカンブリア宮殿で特集された「アリアケジャパン株式会社」の企業力には目を見張るものがあります。

創業は1966年(昭和42年)。資本金50万から有明特殊水産販売株式会社として始まります。

創業当初、天然だしの製造にかかわる小さな会社からスタートしたアリアケジャパンは、インスタント麺の需要の波に乗って成長していきます。

しかし、当時の天然だしを煮詰める作業の労働条件の苛酷さは生半可なものではありませんでした。それを改善しようとした現岡田会長は、1998年に売上のほとんどに当たる額のハイテク工場を建設します。

ここでも味の数値化による商品開発が鍵を握っているのです。

2002年3月には 東京証券取引所市場1部上場企業を果たした巨大企業にまで成長しました。

村上龍氏に「独壇場だと思う。こんなんことをやっている企業は他はない」とまで言わせています。

業界初となる天然調味料のオートメーション化を実現するのです。やがて、
「畜産系調味料」の専業メーカーとしては国内トップのシェアを築くまでに至ります。

ちいさな企業がもはや世界企業としてベルギー、フランス、アメリカ、中国、台湾と工場を建設し、原料を適切な風土から調達することが可能としました。

直接食品を作るのではなく、そのプロセスに参加している企業だけに認知度がまだまだ低いとの会長のコメントがあります。

しかし、ユーザーニーズを製品化するべくスープを定量分析し、「旨み、甘み、苦味、酸味、塩味」の5大要素をそれぞれ数値化し正確に味を再現、分析が行える研究施設を動かしながら新しい製品開発に余念がありません。

現在に至っては、セブンイレブンのプライベートブランド商品PBの金のビーフシチューという最終製品づくりにも参加を始めています。
しかし、この企業は認知度を超えた実力のある企業と断言できるほどの実力を秘めているような気がしてなりません。

これらの躍進ぶりを味の素や国産だしつゆのメーカーが指を加えて待っているはずもありません。いずれまたご紹介できたらと思います。

参考サイトなど

味の味覚センサーの特集を今までに2度今まで取り組んでご紹介してきました。

TS-5000Z:最新の味認識装置、九州大学の味覚・嗅覚センサ研究の実用化で味のあらゆる解析と再現技術、食品業界が注目するテクノロジー
(2014/06/10公開)

食べる前に中身の状態も味も成熟度までもチェック! ヒトの欲する味覚に近づいた食材の提供というテクノロジー(果樹果実編)
(2014/06/11公開)