ダヴィンチ2.0 A Duoをレビュー!3Dプリンター初心者でも簡単に設置(1

88ちゃんねる内にダヴィンチ2.0A Duo届く♪

OAチェアの梱包を思わせる箱の大きさ

3Dプリンターダヴィンチ2.0A Duoの外箱。届くまでは電子レンジのサイズかと思いきやOAチェアの梱包箱サイズとは…

過去に88ちゃんねるのカテゴリーを設け3Dプリンターの特集をいくつか特集を重ねてきました。実際の3Dプリンターを触りながら、より詳しく踏み込んだ特集を始めます。今回はその記念すべき初のレビューです。

まずは、今回88ちゃんねるがレビューした機種です。XYZプリンティングジャパンから発売されている「ダヴィンチ2.0 A Duo」というモデルです。初回に当たる今回は、3Dプリンターのスペック比較を一旦棚上げしてお、「そもそも3Dプリンターの設置の方法はどんなものなのか」88ちゃんねるを通して体験して頂けるように工夫してみました。

3Dプリンターも、個人で買うよりもデータを3Dプリンター製作代行サイトへ送信して完成品の到着を待つ方が安いような時代から変化しつつあるようです。

もはや個人用3Dプリンターの価格がとうとう10万円台を切ってしったくらいです。なんと5万を切った3Dプリンターさえも続々登場しています。今最も勢いのあるガジェットの1つですね。

上の写真のようにA4サイズの紙と重ねるとその大きさや迫力からダヴィンチ2.0A Duoへの期待が大きく膨らみます。フィラメントといわれる3Dプリント用の材料の入ったカートリッジを抜いて重さが約23kgもあります!

筆者の3Dに対する理解のレベルといえば「任天堂3DSやアバターが3Dで見える、ポリゴンで動くバーチャァイター」程度です。そんな筆者がダヴィンチ2.0A Duoを使いこなせるようになるまで(社命が出ました!)特集は続きます。乞うご期待です!

ダヴィンチ2.0A Duoを箱から開封する

まずは設置前に付属品の確認から

ダヴィンチ 2.0A Duo付属品/確認イラスト付き

ダヴィンチ 2.0A Duoの付属品をイラストを見ながら確認しましょう。

ダヴィンチ2.0A DuOの実際の付属品たち

実際に付いてくるダヴィンチ2.0A DuO付属品の写真です。以下一覧としてまとめておきます。

  • ユーザークイックガイド
  • スティックのり(使いきった場合はトンボのシワなしPiTSなので手軽に追加購入可能!)、フィラメントカートリッジx2
  • 固定クリップ
  • スクレイパー(お好み焼きのコテのような形状)、銅ブラシ、クリーニングワイヤーx5(SIMカードのイジェクトピンに似ています)
  • USBケーブル(タイプA-Bフルサイズ)、電源ケーブル、ソフトウェア・ディスク、サイドカバー(楕円のような紺色のカバー)

付属品が確認できるように図解を見ながらチェックし、欠品していたらすぐに販売店へ連絡を!

(写真右)台座のこびりつきを剥がすスクレイパー、CD-ROM、電源コード、USBコード、クリーニングワイヤー(ピン状)、スティックのり、楕円の形をした紺色透明のサイドカバー2つ

 

 置き場選び

事務所によくあるファイルキャビネットを台座として利用することにします。

事務所によくあるファイルキャビネットを台座として利用することにしました。

 

88ちゃんねるでは設置場所を選ぶにあたり、外からの光で色のムラができる心配や、印刷環境の湿度対策を取るために(愛しいパソコン達の墓場?!)ドラマ「ショムニ」でよく見かけるような少し薄暗い備品庫を選びました。最適な温度は15度から32度とあります。

 

裏側から配線できるように

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背面部にはUSB接続用端子、電源ボタンと電源コードの接続端子があります。

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背面のカバーを外した様子です。後ろから回して接続する形状ですのでUSBと電源ケーブルは付けっぱなしというスタイルになっていくのではないでしょうか?電源を落とす際に後ろへ手を回しこむのは辛いかもしれません。

置いた3Dプリンターの透明カバーを外すために一度持ちあげながら取る

せっかく3Dプリンター横向きに置いてはみたものの、全体を覆う透明のシートを外すために底部分の透明カバーから外そうと再度持ち上げなくてはいけませんでした。

せっかく設置しても電源コードが届かない場合や、パソコンに接続できない危険性もあります。そこで背面端子の置き場所をキャビネットから真正面に設置するのではなく、キャビネット正面からみて横に置いて背面を窓側、壁側にならないようにしました。これなら壁裏でコードがつながらないと苦しむことは避けられそうです。

背面をどこに置くか検討してから設置します。

 

仮止めテープ全て剥がし確実な設置を

台座の固定されているドアを開けたところ

ドアを開けるとしっかりと台座が固定されているのが分かります。まず台座を包む左右に並ぶ発泡スチロールのカバー取りました。

 

 

台座のネジは必ず外し、カバーも忘れずに

台座のネジは必ず外し、カバーも忘れずに取り外します。

 

左右の軸についているフックを外す際、少し力が必要

左右の軸についているフックを外す際には、少し強く力を入れないとフックは外れてくれません。

 

オレンジ色の仮止めテープと軸の固定用フック、台座用のカバーの抜け殻

オレンジ色の仮止めテープと軸の固定用フック、台座用のカバーを取った残骸達です。

 

結束ケーブルも忘れずに切ります。

取説のイラストではハサミのマークが。実際のハサミではとてもとても。

取説のイラストではハサミのマークがありました。市販の普通のハサミではとても切れそうにありません。

 

カッターナイフで切断、先の細いニッパなどで楽に切れる

今回はカッターナイフで切りました。先の細いニッパなどでも良いと思います。

 

フィラメントカートリッジを装着

フィラメントカートリッジのキャップを回しながら外す

フィラメントのカートリッジについて

インクジェットプリンターでいうカラーインクに当たるフィラメントカートリッジには樹脂がたっぷりと詰まっています。これを本体に取り付けます。キャップは両指で挟んで回しながら外します。

 

フィラメントカートリッジを一度付いていた固定クリップ(キャップ)外しておき再度を押さえる

到着時には予め付いていた固定クリップ(キャップ)外しておきます。フィラメントカートリッジをセットした後で、その上にさっきの固定クリップ(キャップ)をパチっとはめて安定させます。

材料ワイヤーは完全に仮止めテープを取ること

材料ワイヤーの仮止めテープは完全に剥がす、剥がせなければ、テープの少し根本で切った上で伸ばすことができます。

材料ワイヤーの仮止めテープは完全に剥がす、剥がせなければ、テープの少し根本で切った上で伸ばすことができます。

 

材料ワイヤーは45度角に切るとガイドに入りやすいです。

材料ワイヤーは45度角に切ると後の作業がスムーズに進むと取説に書いてありました。

 

フィラメントカートリッジから材料ワイヤーを通して3Dプリントのための材料が供給されます。

写真にあるようにフィラメントカートリッジには豆電球の赤いリード線のような材料ワイヤーが覗いています。(=以下フィラメントの管と表記します。)

なお、このフィラメントの管に巻き付いている仮止めテープをきちんと剥がさないと誤動作の原因になるので、きちんと剥がすか仮止めテープの根本から切って伸ばしてみてください。

 

いよいよフィラメントからフィラメントの管をダヴィンチ2.0A Duoに差し込みます。

背面からみた材料ワイヤー(フィラメントの線)がガイドと呼ばれるパイプを通る様子

写真A 背面からみた材料ワイヤー(フィラメントの線)がガイドと呼ばれるパイプを通る様子で、内側から見ると白いパイプが見えます。

 

ヘッド部分にあるガイドに材料ワイヤーと呼ばれるフィラメントの線が通る

写真B ヘッド部分にあるガイドに材料ワイヤーと呼ばれるフィラメントの管をそれぞれ色別に分けて通します。

 

フィラメントのカートリッジからガイドと呼ばれるパイプに通らないのはNG!

フィラメントのカートリッジからガイドと呼ばれる白いパイプに通らないのはNG!です。上の写真ではスキマからフィラメントの管を内側へ入れただけになってしまっています。

ガイドと呼ばれる白いパイプを2箇所あります。そこへフィラメントの管を通します。

1番目のガイドを通したら本体のプリンターヘッド部分につながる2番目のガイドへフィラメントの管を差し込むだけ(写真A,B参照)です。

 

最後に緑色のツマミで材料ワイヤーを固定

指の左側に見えるバネでフィラメントのチューブを固定します。バネが離れるとフィラメントは固定される仕組みです。

写真の親指の左側に見える緑色のツマミバネ状)は洗濯バサミのような構造です。ツマミを離すとフィラメントからの材料ワイヤーは固定されます。

 

いよいよフィラメントは充填完了♪

台座はフィラメントを受けるように上の位置にある

熱せられて液状になったフィラメントを台座で受けます。台座が上の位置に昇っているのが分かります。

 

スティックのりは造形物を固定し、完成した際台座を汚さずに離すために塗る

  1. 3Dプリントの完成品を固定するため
  2. 完成品ができる過程でフィラメントの液体で台座が汚れないようにする
  3. 完成品を台座から綺麗に離すため

これらの目的のためにスティックのりが予め用意されています。

 

テフロン加工したフライパンのようにツルツルしていて光沢がある

台座はテフロン加工したフライパンのようにツルツルしていて光沢があります。

 

普通のインクジェットプリンターならインクをセットして紙をセットすれば印刷できます。それに対し3Dプリンターは完成品が平面でないだけに独自の特徴を持ちます。印刷してインクを乾かすように、3Dプリンターは熱して形成をし、冷却して固めて完成品となります。

 

最初は熱い液体固まると個体のフィラメント

フィラメントは100度は軽く超えて溶かされ現在182度の表示

3Dプリンターでは熱でフィラメントと呼ばれる樹脂が温められ液状にします。フィラメントは100度は軽く超えて溶かされ画面からは182度のフィラメントの温度の表示を確認することができました。

よく熱した樹脂を垂らし3Dプリントしながら上に上に積み重ねていきます。そのようなフィラメントをダヴィンチ2.0A DuOが台座で受けることができるように位置が上がっているのです。やがて時間をかけて冷やされ完全な固体となり完成します。

3Dプリントするものを固定するために台座の面全体をスティックのりで丁寧に塗り広げます。後で剥がせるように下地づくりが大切です。

少し厚みがでるくらいに台座をまんべんなく塗り広げると良いようです。

 

 フィラメントカートリッジの片方をセットしただけではデモは先に進みません!

 

パソコンを接続してからデザイン済の完成データを送らずに、3Dプリンターのダヴィンチ2.0A Duo内部データを使用してデモモードによる3Dプリント試みました。

メニュー画面から「ロードフィラメント」を選択してOKを押すと、「カートリッジ1がありません。再インストールしてください」と表示が出てしまいました。

片方を確実にセットしたはずなのに、なぜにフィラメントカートリッジがないと表示されたのでしょうか?…初歩的な誤解で慌てました。

単色でもプリントアウトが始まると思いきや、エラーが出続けたため気がつくことができました。

ダヴィンチ2.0A DuOとあるように、2色に対応するDuoという名前のように3Dプリントをするのですから、それぞれの色のフィラメントカートリッジがセットされていな ければなりません。残りのフィラメントカートリッジもセットし終わるとダヴィンチ2.0A Duoは2色のデモデータを元に3Dプリントを進めます。

ダヴィンチ2.0A Duo内部データのデモをして作ってみる際に片方のフィラメントカートリッジでも3Dプリント作成できると思い込み、両方が入っていない時になるエラー音が続き少し戸惑いました。

例えば、3色のインクジェットプリンターで、1色欠けた状態で印刷できるプリンターはまず考えられません。そう考えるとすっと納得が行きました。

フィラメントカートリッジが両方ともセットされている必要があります。

フィラメントは100度は軽く超えて溶かされた状態です。フィラメントカートリッジ1,2の両方が十分温められた後、無事3Dプリンターは動き始めました。少しだけホッとします。さぁ何が完成するのでしょう?

 

  いよいよデモモードを試してみます

フィラメントの容量は120分間分使えますという?ややこしい表示の謎

120mlではなく120Minつまり120分3Dプリント用に使えるというわかりにくい表記

カートリッジ1について、画面表示では残り120m、容量120m 白色と確認ができています。

120mlではなく120Minつまり120分3Dプリント用に使えるというわかりにくい表記は、おそらく樹脂の種類によって、ml表記で統一しても樹脂の特性によりボリュームがどの程度あるのか表現するのが難しいために3Dプリンターのx分間分だけフィラメントが充填されていますという表記なのかもしれません。

 

 3Dプリントが56分で完成予定に

デモが始まりだす画面

3Dプリントの始まりに出る画面表示ですが、慣れにくく感じました。

予想で56分の仕上がり時間という画面に見えます。何ができるのかは全く想像がつかないし、分からないことも一杯です。実際に樹脂を溶かして3Dプリントする”3分という時間で示される単位量”を消費するという表記なのかな?と筆者には感じられました。

 

 ダヴィンチ 2.0A Duoデモモードも無事に作成成功!

3Dプリントされたデモ品

設置して初めての3Dプリントして作成できた完成品です。(横から撮影しています)

 

横からみたデモ品 透明な糸くずはご愛嬌

横からみたデモ品 透明な糸くずはご愛嬌ということでお願いします。

 

ダヴィンチ2.0A DUOで始めてデモモードで作られた立体成型品

ダヴィンチ2.0A DUOで始めてデモモードで作られた立体成型品(正面から撮影しています)

造形物に絡まる透明な釣り糸のテグスのような絡まった樹脂は最初だけで、2回目の3Dプリントでは目立つほど出ていません。

絡んだ糸のような造形物が何度も出るようならばキャリブレーションが悪い可能性があります。XYZプリンティングジャパンへ電話をしつつ、位置の補正を試みることをおすすめします。

 

3万クラスの紙を印刷するプリンターくらいならば、セットアップした筆者も経験はあります。ですがこんな高価な3Dプリンターを設置して使えるようにしてくれと頼まれて正直、壊れて使いものにならないようになったら自腹で…なんて心配しました。

大きさはホテルのミニ冷蔵庫クラスくらいはあります。1人では両手で抱えても苦しいため、最低二人で作業したいものです。

事前にパソコンとの接続が取れるか、電源コードの長さが届くかを意識して設置のやり直しとならないように重たい思いは1度で済ませたいですね。

ダヴィンチ2.0A DuOへの期待感

今回はパソコンからのデータ入稿、3Dプリンターの立体成型までは至りませんでした。

梱包を解いて、仮止めテープや、フックを外し、フィラメントカートリッジを入れ、そこから細いチューブを通して固定しただけで、上記の写真のような立体成型が可能になりました。この3Dプリンターの造形物は15cmクラスだそうです。

ダヴィンチ 2.0A Duoをこれから使い倒すのがが楽しみです!ワクワクしています。

 

最後にダヴィンチ 2.0A Duoのデモ品のクオリティ・迫力をご覧あれ!

左側がデモモードの基本3Dプリントアウト、右側が星形小物いれ

左側がデモモードの基本3Dプリントアウトした完成品、右側が星形の小物入れです!台座をボックスティッシュにして大きさをわかりやすくしてみました。

 

左からデモモードの純粋なデモ品、真ん中が星形の小物いれ(蓋が取れ鉛筆たてにもなる)

左からデモモードの完成品、真ん中が星形の小物入れと500mlサイズの紙パック飲料との大きさの比較画像です。

 

星形小物いれは中にモノが入る

星形の小物入れは中が空洞になっていてい物が入るようになっています。

 

ペン立てとしてボールペンを入れてみた

ペン立てとしてボールペンを入れてみたところです。

 

 参考リンクなど

ダヴィンチ 2.0A Duo製品メーカーサイト

さて、XYZプリンティングジャパンというメーカーをご存知ですか?

価格.comの注目度ランキングではなんと1位から第3位まで上位を独占し、満足度ランキング第1位の製品も出す強力なメーカーです。今後さらに知名度を上げていくものと思われます。(2015年6月17日現在)

ABSとか、PLA対応などダヴィンチ2.0A DuoについてのレビューについてはEngadget日本版より以下のサイトが参考になります。

ABS・PLA両対応の2色印刷3Dプリンタ「ダヴィンチ2.0A Duo」発売、8万9800円

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