3Dプリンターのノズルをクリーニングしたら?ダヴィンチ 2.0A DuO編(2

da Vinci 2.0 Duo ユーザーガイド P21 よりノズルをクリーニングする

da Vinci 2.0 Duo
ユーザーガイド P21
http://support.xyzprinting.com/jp_ja/Support/document より

一度の3Dプリントですぐ汚れる印刷ノズルをクリーニングする

前回デモモードから設置して2つの作品を製作してみました。インクジェットプリンターならばノズルがインクづまりをしないように予めインクインクを吹き飛ばしつつ固まらないように定期的なクリーニングを行います。(もちろん、その分だけインクは減ってしまい替えインクのコストの大きさについて嘆く声も大きいわけです。)

フィラメントの出口のきれいな銅の表面には何か焦げ目のような跡がみえる

(写真A)フィラメントの出口のきれいな銅の表面には何か焦げ目のような跡がみえる

ダヴィンチ2.0A DuOについては、印刷ノズルに当たる部分が汚れたら銅の金属ブラシでこすってあげないと目詰りの元になります。望み通りの3Dプリントをしたければ印刷ノイズのクリーニングが大切です。

写真Aの右側のヘッドにはニョロリとフィラメントが抽出されて出かかったような白い細い線を見ることができます。黄金色のプリンターのヘッドには焦げ付いた汚れが見えます。この詰まりをこそぎ落とすために銅の金属ブラシが予め付属品として用意されているのです。

錆びた自転車のワイヤーを金属のブラシでサビを落としているかのよう

(写真B)錆びた自転車のワイヤーを金属のブラシでサビを落としているかのよう

その都度メンテナンスした方が3Dプリンターも安心して使える

手探りで銅のブラシでこそぎ落としてみたところ

(写真C)手探りで銅のブラシでこそぎ落としてみたところ

写真Cがブラシをかけた後の様子です。丁寧にブラシをかけたつもりでも実際にはまだピカピカには磨ききれていはいません。

キャリブレーションを合わない!まさかの故障?!

測定ポイントも位置を調節する大切な部分、汚れていくので清潔に保ちたい、キャリブレーションに影響する部分

測定ポイントも位置を調節する大切な部分、汚れていくので清潔に保ちたい、キャリブレーションに影響する部分

キャリブレーションというのは、適切な計測値を正しくつかむために誤差を調整する動作を言います。

キャリブレーションの失敗画面の表示

キャリブレーションの失敗画面の表示

筆者は、この表示が出た瞬間、3Dプリンターを壊してしまったとかなり焦ってしまいました。(始末書確定?!)

キャリブレーションとは一体何のこと?

適切かどうかあやふやかもしれません。筆者の「キャリブレーションについて」のイメージです。

画像データと紙に印刷したデータの色とでは違いが出るのはよくあることです。そのために「色の補正」をかけます。つまり、パソコンで作られた元データの画像の色にキャリブレーションをかけることで実際に印刷した色とパソコンのデータから画面に映る色との誤差を縮めることができます

同様に3Dプリンターのキャリブレーションをかける(=補正する)とここではXYZ座標の位置について元データから実際に3Dプリントした完成品との誤差を適切に調整すると考えました。

3Dというくらいですから印刷は2次元のXY座標だけではありません。厚みや高さのZ座標も含めた3次元データが正しく3Dプリントされるためには正しく位置が調整されていないとおかしな完成品ができてしまうような気がしませんか?

ユーザーマニュアルより プラットフォームの自己調整は避けろという表示

ユーザーマニュアルよりネジを回して直接 プラットフォームの自己調整は避けましょうという注意喚起

ユーザーマニュアルを読む限り余程のことがない限りネジを回すことでプラットフォームについての自己調整は一旦XYZプリンティングに電話をして相談してからにしましょうと注意喚起しています。

取り扱い説明書には極赤のラインで強調し販売店に相談の上で電話サポートを受けつつ行って下さいと大きく強調されています。

しかし、今回キャリブレーションをかけることとは違うと筆者は恐る恐るキャリブレーションをかけます。合計2度も失敗しました。筆者は諦めずにキャリブレーション3回目に挑みます。

キャリブレーション成功、この後も慎重にもう1度キャリブレーションをかけてみて成功を確認できた。

キャリブレーション成功、この後用心のため、もう1度キャリブレーションをかけてみても成功を確認できた。

無事キャリブレーションが成功できました。ほっと胸を撫で下ろした筆者です!

 

前回の星形小物いれ完成後の台座に残骸あり!

初回の特集で作った星形小物いれの底の部分がまだ付着している様子

初回の特集で作った星形小物いれの底の部分がまだ付着している様子

そこで、(お好み焼き返しに似てる)スクレイパーがこそぎ落とす

フライ返しのようなスクレイパーでこすると固まっていた部分が粉状になってこそげ落とされます。

フライ返しのようなスクレイパーでこすると固まっていた部分が粉状になってこそげ落とされます。

印刷の座台に当たるプラットフォームに残っているフィラメントの跡も軽く濡らした布で一度円を描くように拭きとります。

それでも残るフィラメント達は水分でプラットフォームから浮くような状態になります。それをスクレイパーでこそげ落とすのです。

 

プラットフォームに傷がついてしまわないか筆者はとても心もとない気持ちになりましたが、丁寧にコーティングされたプラットフォームは特に傷ついている様子は見られませんでした。

完全に乾いたら今度は乾いた布で拭き取ることで、次のプラットフォームはツルツルテカテカの気持ちの良いコンディションで次の印刷の準備ができました。

 

参考

前回の特集
ダヴィンチ2.0 A Duoをレビュー!3Dプリンター初心者でも簡単に設置(1
6月 17, 2015

ドリップボックのクリーニングのために取り外し確認してみると空っぽのまま

ドリップボックスのクリーニングのために取り外し確認してみると空っぽのままでした

筆者は初めて知ったのですが、3Dプリントするプロセスで上から下へ垂らしてカタチが作られていく過程をドリップという表現をしています。コーヒー豆の詰まったドリッパーに上から熱いお湯を注いで、コーヒーを抽出する時確かにドリップという用語を使います。

小難しく考えずに3Dプリンターでドリップして完成品を作るという際ドリップという用語は慣れると簡単そうです。いくつかの作品を3Dプリントするとこのドリップボックスも一杯になって掃除が必要になりそうです。