ダヴィンチ2.0A DuOキャリブレーションや台座の糊のメンテナンス法(5

da Vinci 2.0 Duo 重要な注意事項よりフィラメントの糸が絡まるイメージ画像

http://jp.xyzprinting.com/jp_ja/Product/da-Vinci-2.0A 内より
da Vinci 2.0 Duo 重要な注意事項 (ダウンロードには登録が必要のようです)

インクジェットプリンターで省きがちな調整不足が3D印刷を狂わせる

デモモードやダウンロードサイトからの3D印刷の成功でいい気分でダヴィンチ2.0A DuOの魅力に夢中になっていた筆者に冷や水を被せられたような悲惨な結果が起きました。一番上の青いフィラメントの写真の様になるなんてキャリブレーションが甘いからなんだよと筆者は天狗でした。とても短い間でしたが。。。

やはり3Dプリンター:ダヴィンチ2.0A DuOの3D印刷の際に、自分も例外に漏れずキャリブレーションが甘かったんです。

上司が印刷面の歪みを指摘したアルファベットのAの3D印刷の様子。左に行けば行くほど凹んでいる。

上司が印刷面の歪みを指摘したアルファベットのAの3D印刷の様子。左に行けば行くほど凹んでいる。

上司に完成品を見せると、これは完成品としてクオリティが低いと指摘を受けました。確かにアルファベットのAの頂点に行けば行くほど尖っており、厚みに均一性が出ていません。

アルファベットのAの側面から撮影。太さが均一でなく頭の方に行けば行くほど細くなっている。

アルファベットのAの側面から撮影。太さが均一でなく頭の方に行けば行くほど細くなっている。

先が尖っている原因を突き止めなさいと上司からお達しが降りました。筆者はキャリブレーションだけはしっかりして台座も綺麗に拭き取ります。(XYZプリンティングでは台座をプラットフォームと呼びます。)

3D印刷する際にはキャリブレーションを必ず成功まで繰り返すことで3D印刷には何の問題もないと思っていたのです。

台座を水を含んだ布で拭き取りをかけてみて、キャリブレーションをかけると以前よりも成功になるまでかかる回数が多く必要になってきました。

デモモードでうまく印刷できて調子に乗ったツケが回ってきた

3D印刷は水平で安定したスポンジケーキにケーキのチョコペンで文字などを描くようなイメージで!

https://twitter.com/george_10g より じょーじさんのカプチーノアート

https://twitter.com/george_10g より じょーじさんのカプチーノアート

えーと、今までの説明で読者の皆さんが難しく考えないように筆者なりに例えてみますね。

表面の揺れているカプチーノのような揺れる泡の上にアートとして文字や絵を描く達人がいらっしゃいます。これは達人だからできることです。

しっかり固定されたスポンジケーキにあたる3Dプリンターの台座部分

つまり、しっかりと底が密着されて、垂直面から見ても凸凹していない台座となっているスポンジケーキの上からチョコペンで描くのと、ふわふわ浮かんでいるカプチーノの上から描くアート作品のような難易度を比較して想像してみてください。

だからキャリブレーションが大切!

台座がいびつな角度だと上からのフィラメントのドリップが正しく3D印刷できないからひも状のぐしゃぐしゃ状態が起こる

上司の指摘したアルファベットのAが左の写真。筆者がやり直して逆にフィラメントが絡んでしまって印刷を止めた右側の写真。

上司の指摘したアルファベットのAが左の写真。筆者がやり直して逆にフィラメントが絡んでしまって印刷を止めた右側の写真。

キャリブレーションは、事前に何度も成功させているので、今度もうまく3D印刷ができますよと高をくくっていた筆者に天罰が下ったようです。キャリブレーションくらいなんて態度がすでに思い上がりもいいところです。

一度3D印刷した後は濡れた布で糊を取ります。そこで台座は上下左右にも揺れてしまい、垂直や水平のバランスも崩れがちです。

その後で、キャリブレーションを何度も何度も繰り返しているのにも関わらず「セイコウ」の表示は出てくれません。そこで、筆者は一度販売店に相談をしてみました。シッパイの表示ばかり続いて困っていますよと。

XYZの軸の値は90から110の間にあるように、ダヴィンチ2.0A DuOのネジを直接回すこともできる、要販売店と相談です。

XYZの軸の値は90から110の間にあるように、ダヴィンチ2.0A DuOのネジを直接回すこともできる、販売店と要相談です。

上の画像の場合は、Xが96、Yが104、Zが128ですので、Z軸のネジを軽く100に近づけるように微調整します。

XYZ軸の3点を計測する部分が汚れやすいようで、キャリブレーション前にきちんとピカピカにしておく。

XYZ軸の3点を計測する部分が汚れやすいようで、キャリブレーション前にきちんとピカピカにしておく。

キャリブレーション成功が出るまで3Dプリンターに任せるのも無難といえば無難ですが。X=Y=Zの数値が理想的なのはここまでの説明でなんとなく伝えられていますでしょうか?

分かりやすく解説されているhttp://www.weekend-makers-lab.com/ :

(ウィークエンドメイカーズは3Dプリンターや3Dモデルのためのコミュニティサイトです。)

 「3Dプリンターのオートキャリブレーションの仕組って?」2014年8月30日投稿者: 氏から以下引用します。

ダヴィンチ3Dプリンタなんかだと調整自体は手動ですが、ノズルと台座の距離を赤外線で計る

のだそうです。手動なのが泣けるんです。筆者は泣いてばかりです。デジタルで数字を入力すればいいとばかり思っていましたが、最後はネジを回すのです。マニュアルなんです。オートキャリブレーションはマニュアルである幅まで適正なところにまで持って行き初めてオートキャリブレーションが効果を出します。

  • 適正値90-110とありますがあくまでも目安であり、購入当初の数値この範囲を超えてもキャリブレーションの成功との表示が出ていれば気にする必要がないそうです。
  • さらに言えば、3D印刷の造形に問題がない場合は、その後から台座を水拭きするなどして糊を落としたり、乾いた布で拭き取ることをした後であってもそのまま3D印刷を開始してもよいとの情報があります。

なぜ糊をプラットホームに塗る必要があるのか?

基準のテスト印刷のフィラメントの線が最初から反っている

基準のテスト印刷のフィラメントの線が最初から反っている

 ただの汚れ防止ではなかった糊の下地

筆者はフィラメントのドリップされた3D印刷でできる層のようなものが台座に貼り付いてしまうのを防ぐために、いわば汚れ防止のための機能と勘違いをしていました。

基準のテスト印刷のフィラメントの線が最初から反っている

最初のアルファベットのAの枠線だけが貼り付いている様子

上記の画像のようにきちんと糊を塗らないと台座にフィラメントが固定されてくれません。

最初の枠のAの輪郭以外は途中で浮き上がり慌てて印刷をキャンセルした様子。

最初の枠のAの輪郭以外は途中で浮き上がり慌てて印刷をキャンセルした様子。

おそらく台座には画用紙くらいから1mmくらいの厚みの糊を盛ってあげることで、きちんとドリップされるフィラメントを固定できるのではないかと思います。2015年7月10日補足情報を参考にしてみてください。

スティック糊を8mmくらい予め出しておき使い切る程に、台座へ薄く広げて印刷に成功したデモモードの写真。

スティック糊を8mmくらい予め出しておき台座へ薄く広げて使い切ることで印刷に成功したらしきデモモードの写真。

このデータはダヴィンチ2.0A DuOのプリンター内部にあるスターキーホルダーというデモデータを3D印刷したものです。

糊を塗るにも技術あり

2015年7月10日補足情報あり!

付属品として付いてくる糊の使用する量をケチって3mm程度しか塗らないと思わぬ悲劇が待っています。最初から8mm前後出しておきプラットフォーム(台座)へ薄く伸ばすくらいでちょうどよいのかもしれません。

今日も筆者は上司の納得の行く3D印刷を目指しましたが、糊をケチケチしていたことを猛烈に反省をしているところです。

記述に上から目線のあるような(気のせいです)本日の特集ですが、現在失敗の連続だらけの後日の(6に続く予定です。

どうぞ、3Dプリンターを使いこなせない無様さにもご期待下さい。取説の注意を言うは易く行うは難しです。あれこれダヴィンチ2.0A DuOをいじってはいるのですが、下準備で完璧な状態で3Dプリントアウトできたのが「3Dプリンターの本体内蔵データのデモモード印刷だけ」というのは実にもどかしく悔しい筆者なのでありました。

参考リンクなど

http://jp.xyzprinting.com/jp_ja/Product/da-Vinci-2.0A 内より
da Vinci 2.0 Duo 重要な注意事項 (ダウンロードには登録が必要のよう)

海外でも話題の日本人が作る立体ラテアート! 3Dカプチーノ制作のポイントを教えてもらっちゃったよ♪ 2013年5月24日