ダ・ヴィンチ2.0A Duoで複数の物を同時に3Dプリンティングする方法とそのメリットとデメリット


0.1mmの層で標準で4個同時に3Dプリンティングした様子。

0.1mmの層で標準で4個同時に3Dプリンティングした様子。

急がば回れ!

1個1個ちまちま同じ3Dプリンティングでモノを作るのもじれったい。

今回の特集では、1度に複数のオブジェクトを一気にまとめて作ることに挑戦です。

ところが…それは後で大変なことに。

上の画像ののように実に雑な作りになっています。

  • バリだらけになり、ひどいものです。(1個造形した時ではこのようなバリも出ていません。)
  • 急いで時間を惜しんだためその報いを受けるかのように無数の亀裂が入ります。
  • スキマだらけです。きちんとレイヤー(層)が滑らかに積み上がるはずでした。

亀裂のことを*クラックともいいます。歯医者さんが歯に亀裂が入っていることクラックがあるということなど、Wikipediaなどを参考のほど。)

ラフトも随分と広くなります。

ラフトも随分と広くなります。

ラフトもまとめて3Dプリンティングするために巨大に広くなります

ラフトがあることでキレイに造形終了後にペロンと剥がすと仕上がりを早くすることができます。

4個まとめて3Dプリンティングする際のアプリでのスライス後のイメージ3wファイル形式

4個まとめて3Dプリンティングする際のアプリでのスライス後のイメージ3wファイル形式

青いアミアミのように見える部分がラフトです。

(*ラフト/Raftとは建築用語でいう基礎のようなもので、土台という言葉で使ってもよろしいかと。)

15h時間とあるように非常に待ち時間がかかるため、きちんと動作できる保証がないとリスクも高いです。

15h時間とあるように非常に待ち時間がかかるため、きちんと動作できる保証がないとリスクも高いです。

一気に多数3Dプリンティングすると寝る間の動作音は厄介

果報は寝て待てとはよく言ったものですね。

もし仮に大量の印刷を家庭の中でやろうとしましょう。

インクジェットプリンターなど1000枚片付けようとすると寝ている間地獄です。

静かなサイレントモードの最新プリンターであれ、歯車と歯車とベルトなどで紙を送り出すことからは逃げられません。

3Dプリンターでも連続印刷は負担が大きいしうるさい

フィラメントを高音で溶かすためには歯車が必要です。

エクストルーダーに送るためにギアが噛み合わせ、少しずつ少しずつフィラメントを押し出しすのです。

エクストルーダーからノズルが行ったり来たり、ベルトを通じて動かすためのひっきりなしに動きます。

(エスカレーターでは人を静かに運ために騒音対策は行き届くのでしょうか。)

 

1個仕上げ、2個目に造形を移行するのではなく、全部一気に仕上げに行きます。

1個仕上げ、2個目に造形を移行するのではなく、全部一気に仕上げに行きます。

MRIやCTの画像が重ねられるかのような3Dプリンティング

紙の縮小2ページ分1ページにまとめるプリンターはオブジェクトは小さくなる

紙のプリンターでしたら完成品として1枚刷って、別の紙へ進むような感じです。

一方で、STLファイル形式のデータで作った素材を複数コピーしプラットフォーム上に複数置くことができます。

3枚の紙を1枚にまとめると、印刷範囲は変わらず印刷する対象が小さくなるだけです。

つまり、インクの量は変わりません。

3Dプリンターはオブジェクトがカズだけ、増えた分使うフィラメントの量は比例して増える

3Dプリンターの場合はオブジェクトをプラットフォームに合わせて小さくしているわけではありませんでした。

今気づくのもどうかしていると思います。

オブジェクトをプラットフォーム上に増やして並べるとすれば、紙で言うと印刷する紙の数を増やしているようなものです。

(プラットフォームとは紙でいうところのA4最大のプリンターのように造形の規模の限界値のようなものです。)

 

これは仕事が早くなるようで、未熟な我が3Dプリンター部が挑むには手強い課題です。

冒頭でご紹介したように、多数のオブジェクトを一気に作ると、

  • できたレイヤー/層さえ亀裂が入ります。
  • バリが多くなりやすくなります。
  • ラフトも必要以上に使う疑問もわきます。

 

3Dプリンターはできるだけ小さく動かす

よりも、狭く絞り込むようにデザインするのがよろしいかと

実際に3Dプリンティングされたもの、左から右にかけて3Dプリンティングに改良を重ねました。

実際に3Dプリンティングされたもの、左から右にかけて3Dプリンティングに改良を重ねました。

 

1個ずつ作る方が、単品の仕上がりは美しいのですね。

パーティション Ver2x6個単位

パーティション Ver2x6個単位

STL形式でXYZアプリにより出力のイメージを目で確認します。

この段階では1つ1つの出力の集まりです。

 

アプリでのスライス後のイメージ3wファイル形式

6個まとめて3Dプリンティングする際のアプリでのスライス後のイメージ3wファイル形式

いったん、スライスをして3Dプリンティングするためにダ・ヴィンチでは3wというファイル形式に変換します。

もう、複数のオブジェクトではなく単体のオブジェクトです。

 

これからラフトやバリをとり野品の準備をしましょう。

これからラフトやバリをとり野品の準備をしましょう。

仕上げ前につき、納品レベルまでどこまでバリを取って磨く

納品先のお得意様は3Dプリンターで作るものが面白いと思ってくださる大らかなクライアント様でして。

これから88ch内の3Dプリンター部は仕上げにはいります。(一気に仕上げまでできる格安ダ・ヴィンチX.0はいつの日でしょうか…。)

 寒い冬の3Dプリンターには

部屋の温度管理で3Dプリンターの質が変わる

ドライヤーで本体を温めておく下準備をするユーザーがお見えになると聞きます。

3Dプリンティング中に、暖房やらパソコンやら、3Dプリンターやら、照明やらで停電が起きました。

(*ドライヤーのコードを痛ませるような巻き方をして火事になるケースが国民生活センター等報告がされています。)

あれ?3DプリンターってUPSの規定W数入れられたっけ?

などと考えているとつい電気の使いすぎからブレーカーが落ちるリスクが夏だけでなく冬もあるようです。

そこで温めるメリハリをつける意味でも、細やかに部屋の温度を知っておくと節約にもシステムダウンにも有効ではないでしょうか。

寒さに負けないためにも1つの温度計だけに頼らないアナログな温度計の提案

+d サーモメーター リーフには温度計なのに数字がない?!温度が色で分かる葉をモチーフにした熊谷英之氏の作品に世界からも注目

8枚でおよそ900円弱で入手ができそうです。

100円均一で1枚だけというわけにはいきません。(貧乏な編集部…)

編集長が自腹を切る覚悟を決め兼ねています。