音楽、コミック、お笑いの情報サイト「ナタリー」KDDIによる資本提携により連結子会社化

20140826 ナターシャweb

音楽、コミック、お笑いと3つのメニューを、提供側の目線でなく「受け手側の視点」を重点に情報を更新し続けてきました。サブカルチャー的な独特な世界観をナタリーのサイトに入るとどっぷりと浸かることができ、かゆいところに手が届くサイトであり続けています。そんなサイト「ナタリー」:http://natalie.mu/

は通信会社の大手KDDIと2014年8月22日に資本提携を結びました。

そのナタリーの母体は2005年12月設立の有限会社ナターシャから出発します。ナタリーを作る会社だから「ナター社」でナターシャというわけです。株式会社となり現在のおいて資本金1億6,550万円の巨大企業として大勢のユーザーから利用されその数は600万人を超えると言われています。2014年の8月の月間PV数はおよそ3,100万をヒットする優良人気サイト。

社長の大山卓也氏は1971年北海道生まれ。大学卒業後には日本マクドナルドに就職し、ゲーム雑誌の電撃オンライン編集を経て音楽ニュースサイト「ナタリー」の編集長を務めるなどして、現在は株式会社ナターシャの代表取締役として活躍されています。

当時のWindowsメッセンジャーの受信音がナタリー♪と聞こえたところに名前の由来があるようです。

今はもちろん違う状況でしょう。ナタリーは軌道に乗るまで2008年8月の時点で社員全員に給料が支払えるようになったとか。最初はナタリーのために別の仕事を請け負って運営を継続させていた状況だったそうです。ほとんど儲からなくてもマイペースを貫いています。

第4のおやつナタリーは2011年に作って同じく2011年売れずに3ヶ月でサービスをやめています。この柔軟すぎる経営体質のユニークさが醍醐味かもしれません。

2008年08月 本社を東京都世田谷区北沢2-28-7に移転
2008年12月 マンガのニュースサイト「コミックナタリー」サービス開始
2009年08月 お笑いのニュースサイト「お笑いナタリー」サービス開始
2010年04月 Ustreamコンテンツ「ナタリーTV」サービス開始
2011年05月 おやつニュースサイト「おやつナタリー」サービス開始
2011年08月 おやつニュースサイト「おやつナタリー」サービス終了
2012年08月 ウェブショップ「ナタリーストア」サービス開始
2012年12月 本社を東京都世田谷区北沢2-4-5に移転

いわゆるマーケティング系の売り手目線によるような情報発信に「色が」移ってしまうような危惧があるわけですが、ナターシャのプレスリリースでは以下のようにコメントしています。

今後も当社の編集方針に変化はなく、代表取締役である大山卓也は引き続き代表取締役社長として当社経営に従事します。

情報が早すぎてきもい、ファン目線すぎてきもい、ストーカー

そんなコメントがつく程の濃い情報を流してくれるナタリー。ナタリーはインディーズアーティストからレーベル専属のアーティストになるのだという様子なのだそうです。今後のさらなる躍進を応援したいですね。

 

参考)

  • ナターシャのプレスリリース:http://www.natasha.co.jp/press/20140822.html
  • 同じくKDDIのプレスリリース:
  • http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2014/08/22/603.html
  • もちろん、KDDIはもともとメディアを意識した携帯端末に強い会社です。LISMO!などエンタメに力を入れた若年層に人気のあるような企業かもしれません。iTunes Storeには負けていますが。
  • auのスマートパスのテコ入れ等に期待しているようです。ですが、ある意味で良心的な老舗出版社のようなナターシャ株式の90%を取得したというのは若干ショックなファンもいるかもしれません。