OECDによる世界調査「成人力」とは?「ITを活用した問題解決能力とは?」日本は、IT分野では平均レベルでも、総合は世界一に。

複数の音楽ファイルを容量内に収めるにはという問題。分かる人には簡単すぎるかも。

複数の音楽ファイルを容量内に収めるにはという問題。分かる人には簡単すぎるかも。

OECDとは正式には「Organisation for Economic Co-operation and Development」:経済協力開発機構」の略語です。本部はフランスのパリにあります。
そこで、行われたのが国際成人力調査(PIAAC:ピアック)で、2013年の今年の10月8日に結果が発表されました。総合世界一に輝いた日本ですが、IT分野では残念ながら世界一を取ることはできませんでした。

IT分野とはどんなモンダイ?

さて、例としてどんな問題だったいいますと。複数のリンクから無料の求人検索を探す、メールソフトで出席者と欠席者の仕分けをする、音楽プレーヤーで限られた容量に収めるためにソートをかけて選択するといった問題が出されていました。

問題例を実際の画面で確認したい場合は、以下のリンクをご活用下さい。国立教育政策研究所による国際成人力調査の報告からどうぞ。
http://www.nier.go.jp/piaac/#i_1

この調査ではOECD加盟国24カ国及び地域が参加

年齢は16歳から65歳の男女個人を対象としています。この調査では、「読解力」「数的思考力」「ITを活用した問題解決能力」の3つの分野について調査されました。

調査方法は、審査員に回答する面接ですので、結構緊張したことでしょう。調査の対象者は、調査員の持参したパソコンに回答を入力することで次へ進んでいきます。パソコンでののみ回答では世界一位を取っています。ですが、パソコンで回答するのが困難な人のために筆記で回答することも可能でした。

難易度をレベル1未満~レベル3までの4段階に分けられた「ITを活用した問題解決能力」では日本が筆記回答が多かったため、レベル2とレベル3の上位者の割合が35%にしか届かず、OECDの平均の成績34%とほぼ同レベルでした。

ですが、救いだったのは、パソコン回答者で比較した平均点では日本が最上位だったそうです。

参考用語 「国際成人力調査」PIAAC:(Programme for the International Assessment of Adult Competences)