WPSで互いに押すだけ簡単。AOSS2規格は更にiPhone等アプリ不要で接続

ルーターとボタンを押すだけでスマートフォンが接続できる機能AOSS2

無線LANルーターはバッファローが独自の規格AOSSで業界をリードし、共通規格WPSが登場する。AOSSはAOSS2に進化する。http://buffalo.jp/aoss2/より

無線LANルーターとつながらない時、SSIDを選び暗号化キーを直接入力

の前回の記事で紹介したようにWi-Fi接続する際にはワンタッチで出来ない場合も時にはあるでしょう。必ずしもどの無線LANルーター/アクセスポイントやつなげる端末にそのような機能が両方対応されているとも限りません。やはり手入力で暗号化キーを入力するのに手間が折れます。さらに、どのSSIDか選択するのも紛らわしいSSIDの中から接続したい場合にどれを選ぶか迷ってしまうかもしれません。

始めからルーター側のボタンと接続したい製品にWPSボタンやAOSSボタンなどがあれば、そんな面倒を一気に解消してくれます。

WPS規格のロゴデザイン図

【1】AOSSが先発、次いでWPS搭載製品が登場

(1)2003年に発表されたBUFFALOのAOSS規格の先進性

無線LANルーターで簡単に接続できる規格ないしボタンによる接続方法は、2003年に発表されたBUFFALOのAOSS規格が先駆けでした。無線LANルーターと接続先のAOSSボタンを同時に押すことで互いに情報が交換されて簡単に暗号化キーを設定し接続されます。

AOSS(AirStation One-Touch Secure System)はBUFFALO独自の製品エアーステーション製品に付随する規格だったために、BUFFALOが対応していないWi-Fi端末との互換性の問題がいずれ生じてくるのも時間の問題でした。

いわばBUFFALO公認の製品でなければ利用できないというようでは、無理が生じます。次々と新製品が発売されていく中で、様々なメーカー全ての製品にBUFFALOがお墨付きを与えるわけにもいきません。

他には、BUFFALO以外にも、NECのラクラク無線スタートの規格も多くの製品に採用されています。現在のところどちらも互換性のために、AOSS/ラクラク無線LANスタートボタンはWPSボタンと兼用できるような設計が見られます。

(2)共通規格がいよいよ登場した2007年のWPS規格

そこで登場したのが2007年に登場したWPS規格です。Wi-Fi Protected Setupの略称で、この規格に対応した製品であれば、メーカーの壁を超えてWi-Fi接続することが可能になります。

親側と子ども側を接続モードにして、あとは両方のWPSボタンを押すだけです。セキュリティのついたWi-Fi接続があっという間に終わります。

例えば、パソコンやAndroid端末、携帯ゲーム機を無線LANでワイヤレスにWi-Fiにし、電波の届く範囲ならば好きな場所での利用が可能です。

プリンターもWPSボタンに対応していれば、パソコンやタブレットなどからワイヤレスでプリントアウトでき、置き場所に困りません。テレビやHDDレコーダー、NAS、PCオーディオ機器ともケーブルレスでつながることで配線で悩みません。スパゲッティというような有り様がよく言われますが、ケーブルが絡まる煩わしさから解放されるメリットは大きく快適です。

【2】バッファローのAOSS2は更にiPhone/iPadのWi-Fiモデルに強い!

(1)WPSボタンに対応しないiPhoneやiPad、iPod touchなど

WPSボタンにも欠点がないわけではありません。WPSボタンを使った接続方法でiOSデバイスは未対応の状態が続いているのです。iPhoneやiPadにはWPSボタンのような無線LANの簡易設定をするのに、QRコードを読み取って接続させるような迂回路もあるにはあります。しかし、そのアプリを取ってくる際に3G回線などから取るようなことになるでしょう。

しかし、iPadのWi-FiモデルやiPod touchなどWi-FiにつなげるのにWi-Fiからアプリを取らなくてはならないようでは矛盾になります。

手入力が面倒でなければ、「iPhone/iPod touch(iOS 5)の無線LAN設定 (1/3)」
(http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1008/18/news103.html)

などが参考にして接続を試すのもいいでしょう。そんな中、BUFFALOはAOSS規格からAOSS2へ新規格を発表するに至ります。

(2)AOSSからAOSS2への規格の進化。iOS端末がより手軽に簡単に


2012年6月から登場したBUFFALOの新規格のAOSS2はそれまでの面倒さを一新します。パソコンなしで、スマートフォンのAndroidやiPhoneやiPadやiPod touchなどのiOS端末が特別なアプリを用意する必要がなくなりました。QRコードの利用も要りません。まったくの自己完結型で接続できるようになったのです。

WindowsやMacOS Xにも利用が可能です。(惜しくもGoogle Playが標準対応でないAndroid端末は例外となっているようです。)

参考)
BUFFALOの新規格AOSS2の特設サイト:
http://buffalo.jp/aoss2/