SUICAがiPhone7のApplePayでのおサイフケータイに早くも対応、伸び悩むモバイルSUICAへ今度こそ期待?


 SUICAについてのイメージ画像今後の海外からの出張や観光などでSUICAを活かす方向性について

Wikipedia及び、JR東日本のビューカードのApplePay対応のページより SUICAについてのイメージ画像

快適でも、コンビニでもスマートフォンをかざすという光景はそれほど広がることには至らないようでした。

快適でも、コンビニでもスマートフォンをかざすという光景はそれほど広がることには至らないようでした。
https://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2015-2016/jre_youran_group_p63_67.pdfより

iPhone7がモバイルSUICAへ与えるインパクト

おサイフケータイ機能や防水にはあまり興味のないようなiPhoneの新発売でした。今回のiPhone7は両方対応して驚く声もあります。

さらにApplePayにはSUICAがApplePayの機能から電子マネーの対応として一番乗りします。

他のJRと比較して、使う利用回数は圧倒的に多いJR東日本のSUICAは先手を打ちます。

毎日利用する交通機関として最も有利な電子マネーです。それでも、意外なことがわかってきました。なんでもスマホとは限らないんですから。

2011年7月23日より、㈱NTTドコモ、KDDI㈱、ソフ トバンク㈱が展開するおサイフケータイ®対応AndroidTM搭載 スマートフォンでも、「モバイルSuica」サービスを開始し、会 員数は2015年8月末時点で約363万人です。

電子マネー対応のSUICA4,800万枚と比較すると、363万人のユーザーしかいないモバイルSUICAの比率が少なくて寂しいですね。

従来のiPhone用のモバイルSUICAアプリは端末が最初から未対応ですからリリースしようがありません。

加わるのがiPhone7と後発となり、Windowsフォンでもアプリが使えるようにもしないとモバイルSUICAに課題は山積みなんですね。

モバイルSUICAとiPhone7で使うSUICAアプリケーションとは互換性がありません。 (2016年10月25日追記)

 

新型iPhone7よりいよいよおサイフケータイを搭載へ

SuicaがApple Payに対応します~iPhone 7、Apple Watch Series 2で簡単、安心、安全に 「Suica」をご利用いただけるようになります~
2016年10月より、頑なにおサイフケータイ(docomoの登録商標ですが)を拒みつづけたiPhone。新iPhone7よりSUICAは利用可能になります。
Apple Pay は、 iPhone 7、iPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2からSUICA支払いが可能になるそうです。
鉄道系の電子マネーでありながら、切符の代わりにもなりますし、買い物もできます。

Apple Pay では無記名式の Suica であっても、My Suica や Suica 定期券と同じようにチ ャージ残高が保証さます。

改札を通る場合に、アプリをその都度起動する手間が省けてタッチ・アンド・ゴーで快適です。

JR西日本ではSUICAとは呼ばないように、SUICAであってもJR東日本の指定エリアから別のエリアをまたがっての乗り継ぎ利用ができません。

Mobile_Suica_03

Apple Pay とSUICAの残高の安全性対策

端末を紛失して も Suica のチャージ残高は保証するシステムを用意しています。

安全性と個人情報の保護は、Apple Payの鍵になります。

iPhone や iPad、Apple Watch を紛失 した場合も「iPhone を探す」機能で紛失モードに設定できます。

そうすれば、簡単に Apple Pay のご利用を一時停止することができます。

さらに「リモートワイプ」(遠隔消去)も実行ができます。(最終手段に近い操作ですね。)

端末に保管される個人情報を全て消去 すれば悪用は止めることも未然に防ぐことができます。

iCloud. com経由でApple Pay の支払いを停止させることもできます。

Apple Pay を iPhone 等に設定する際にクレジットカード番号を登録する手順があります。

お客さまのクレジットカード番号が Apple のサーバーに残さずに、サーバーから顧客データが漏れる騒ぎにも先手を打っています。

端末には、固有のアカウント番号が発行されています。暗号化し安全に 端末内に残されます。

Apple Pay を使うことで、クレジットカード番号が加盟店に通知しないようにしています。

手帳型iPhone7ケースで磁気カードも入れられるもの

https://shop.gramas.jp/products/detail.php?product_id=143より GRAMAS FEMME “Colo” Flap Leather Case for iPhone 7 / iPhone 7 Plusより

 手帳型iPhoneケースでモバイルSUICAが伸び悩む

iPhone7でなくても、ApplePayに対応していなくてもケース毎いつも持ち歩いて、必要な時にだけSUICAの電子マネーカードを出す。

そのままiPhoneケースごと改札でタッチ・アンド・ゴーするスタイルが無理にiPhoneにおサイフケータイがなくても不便でもなくなりました。

モバイルSUICAのライバルは実はこのようなケースが流行するこそ普及へ伸び悩むを後押ししているようです。

¥4,500~5,500(税込)でSuica等のICカードが収納できるカードホルダー付きの写真にはSUICAのようなカードが見えています。

カードホルダーには独自開発のホルダー“RIPPLE”(リップル/坂本ラヂヲ株式会社が意匠登録済み)となっています。

縦横2点で押さえ、カードの脱け落ちを防ぎ、そのまま手帳型iPhoneケースを改札で出すだけです。
電波干渉防止シートをつけることで誤動作を防ぐことで、アプリとしてモバイルSUICAを使う大げさなことがありません。

ApplePayの手続きすら必要がないのも楽なんでしょうね。バッテリーが節約されますし。

iPhoneにおサイフケータイ!?それはPaSoRi(パソリ)RS-C390端末で。10月からアプリで使用可能に

小さなパソリ端末があればiPhone6、6sでもおサイフケータイ

3,000円程度の端末でアプリ経由でおサイフケータイが旧iPhoneの6などでも大丈夫です。

モノが増えること、充電が切れると使えないことからするとカードを使う方が確実なところがネックになります。

 

SUICAの利用推移を2015年3月まで

JR東日本2015年3月決算書より https://www.jreast.co.jp/investor/guide/pdf/201503guide1.pdfから

SUICAの決済総額はWAONには届かず

ICカード型の電子マネーSUICAは発行枚数も多いはずです。2015年8月31日において5,491万枚発行されているそうです。

少し前の2015年3月において電子マネー対応でフィルターをかけると約 4,849万枚と5000万を切ります。

1日最高で464万件と利用件数こそ圧倒的に多いのです。

切符とは直接関係のない消費・サービスでのWAONの年間利用金額≒決済総額は2012年においても1位です。

WAONの累計発行枚数は5,610万枚(2016年2月現在)という枚数はWAONにSUICAも追い抜かれている感じがします。

WAONの利用が普及し、全体のおよそ4割まで成長した様子

WAON躍進の様子
http://www.aeon.info/news/2016_1/pdf/160322R_2.pdfより

日本で一番多く使われる電子マネーはどこだ

かつての電子マネーのEdyかSUICAかというようなシンプルな時代は過ぎてしまいます。QUICPayさん無視しているわけじゃないんです。

「Suica」は、おかげさまで大変順調に伸びて~(中略)~私どもの売上高は、約2兆7000億円、内訳は7割が鉄道事 業(第一の事業)で、3割が生活サービス事業(第二の事 業)です。およそ、10年後にはこの割合を6対4にしたいと考 えています。 ~(中略)~また、電子マネー としての「Suica」は、今や、月間約3000万件の御利用があ り、日本で一番多く使われる電子マネーとなりました。 

(2008年12月におけるJR東日本の第三の事業 「IT・Suica事業」への挑戦 – ITU-AJより太字や強調色は筆者によります。)

WAONが年間利用金額で2兆を超えるような達成報告がニュースになった時期とは違います。

純粋に売上高だけで言えば今頃WAONが2兆円超えなのでしょうが、SUICAは2008年では達成しています。ただし、3割が生活サービス事業(第二の事 業)という内訳も見えてきます。

 

SUICA単独では前の特集のWAONと比べると5千万枚を下回る。https://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2015-2016/jre_youran_group_p63_67.pdfより

SUICA単独では前の特集のWAONと比べると5千万枚を下回る。https://www.jreast.co.jp/youran/pdf/2015-2016/jre_youran_group_p63_67.pdfより

WAONへSUICA他交通系電子マネーが張り合えるか

SUICAはWAONのライバル圏内それとも圏外ですか

交通系電子マネーの1ヶ月あたりのご利用件数が1億4千万件を初めて突破します。

全く同じ電子マネーではありません。相互利用が可能になるようにそれぞれの調整が必要です。

JR東日本のSuicaと私鉄系の電子マネーPASMOとは別々に個性により使い分けが必要になるのはほんの1例ですね。

地下鉄やバスの電子マネーが絡むともう大変です。

WAONなら全国どこでも同じ電子マネー1枚で利用できるのです。

全国共通交通系電子マネーとして1種類でOKということは実は銀行系のデイビッドカードに落ち着いたなんてオチにもなりかねません。
JR東日本のSUICAに限らず交通系電子マネーにはポイント付与が効かない管轄区域の壁が常にあります。
しかし、切符をWAONで購入できない壁で応戦する交通系電子マネーに独自の強みもあるのです。

 

ナビタイム/外国人観光客の動きを案内アプリから抽出ビックデータに!

SUICAを起点に出張や観光・宿泊で稼ぐ

iPhoneのApple Pay対応を起爆剤としてSUICAが海外から訪日される方へ使いやすい電子マネーとしてうまく連携できるだけの潜在能力が見込まれます。

ちなみにJR東日本システム株式会社を始め、運行状況のみならず利用客の移動状況などを例にいわゆるビックデータを扱う情報戦で有利のはずです。

日本への海外滞在客には地域の活性化イベント・日本の海外からの映画・アニメファン・東京五輪などビジネスチャンスに伸びしろがまだ多く残っているはずです。

富士・サムライ・スシ・芸者だけが日本の名所とは限らず、一番大きなスクランブル交差点などマニアックな観光スポットなど例を上げたらきりがないほどです。

ビジネスの出張や宿泊施設や観光へのノウハウなどではこれからが稼ぐための時期とも言えるでしょう。

iPhoneのApple Pay対応を起爆剤としてSUICAが海外から訪日される方へ使いやすい電子マネーとしてうまく連携できるだけの潜在能力が見込まれます。

ちなみにJR東日本システム株式会社を始め、運行状況のみならず利用客の移動状況などを例にいわゆるビックデータを扱う情報戦で有利のはずです。

日本への海外滞在客には地域の活性化イベント・日本の海外からの映画・アニメファン・東京五輪などビジネスチャンスに伸びしろがまだ多く残っているはずです。

富士・サムライ・スシ・芸者だけが日本の名所とは限らず、一番大きなスクランブル交差点などマニアックな観光スポットなど例を上げたらきりがないほどです。

 

地域ごとにばらつく交通系電子マネーの苦労

交通系電子マネーでは、地域の広がりが大きいため稼ぐシステムが異なるのはザラですね。

ペイできるまでは異なる企業が同じ規格をやりくりしながら大変な期間と投資が必要です。

およそシステムが固まると今度は強い商業インフラができることになります。

SUICAやPASMOなどが束になり逆襲が始まるかもしれません。

モバイル端末の電子マネーは機種交換の時わずらわしい

iPhone7以降なら7sというようにiPhone一筋ならまだしも機種交換の際にデータの引き継ぐのはちょっと不安があります。

ApplePayでどれほど洗練されたシステムなのかはこれからです。

これからあまり聞き慣れないApplePayにdocomoやauやSoftBankのショップ店員ほど詳しくなるのも大変です。

JR東日本から大手キャリア会社へモバイルSUICAを売り込むキャンペーンと同時に操作へのサポートの充実が鍵です。

モバイルSUICAのダウンロードやアプリのインストールが鉄道会社であったとしてもスマートフォンへの親切な説明ができるくらいに。

初心者に優しいガイダンスを準備してもらいたいところです。 ここは勝負どころでしょう。

機種交換した後のスマホ上でSUICA電子マネー付きの定期券の更新が30秒で終わるレベルに果たしてなるでしょうか?

SUICA他による交通系電子マネーの戦いはこれからが本領発揮するか試されるところです。

参考リンクなど

GRAMAS FEMME “Colo” Flap Leather Case for iPhone 7 / iPhone 7 Plus

SUICA単独のデータに意味がないとも

日本で一番使用頻度が高いといいつつ、SUICAのトータル売上高の発表には及び腰です。

2015年3月現在のSUICAの株主への説明資料≒IR情報を見る限りでは使用頻度のみPRするにとどまります。

  • 利用可能店舗数は約24万5,000店舗<<<約290,000店舗 SUICA圧勝
  • 累計発行枚数:約5,610万枚(2016年2月末現在)>>>約 4,849万枚 (交通系のみを含まない枚数)
  • 年間利用金額:約2兆592億円(2015年度)4割のシェアをWAONが発表。SUICAの単独の売上データはなぜか検索しても引っかかってきません。

SUICAの年間利用金額、決済総額としても公表していません。売上高として上記のような古めのデータが出てきます。

鉄道事業だけでも相互乗り入れなどもあります。連結決算データを出すよりもSUICA単独の貢献による売上高を出すのにふるい分けも大変そうです。

さらに鉄道事業と物品生活サービス事業との比率もおいそれとは出ない微妙なところもあると見えますね。

SUICAについてさらに詳しく知りたいオススメサイト

交通系電子マネーのご利用件数が最高記録を更新! JR西日本サイト 2016年7月6日より

モバイルSuicaは意外と少数派? 2020年を見据えたFeliCaの最新動向~その2:交通系カードとインバウンド需要:モバイル決済最前線 Engadget日本版2015-10-26 鈴木淳也(JUNYA SUZUKI)