CLIDE W10AとMCJの同価格帯10インチタブレットMT-WN1001と違いを比較してみた

USBメモリの抜き差しや有線マウスなどでは左側側面よりも右側側面の方がノートパソコンのような使い方では有り難いという画像

USBメモリの抜き差しや有線マウスなどでは左側側面よりも右側側面の方がノートパソコンのような使い方では有り難いところかも http://www.tekwind.co.jp/file.php?id=51より

10インチWindowsタブレット:CLIDE W10AとMT-WN1001の二択だったらどちらになるか

いよいよ貸出機を手に触れながらのCLIDE W10Aの特集もいったんフィナーレです。 トータルで全6回ものボリュームに膨らみました。最後はいつもの88ちゃんねるらしく比較レビューでまとめをしたいと思います。さて、

人気タブレットのWN891/MCJの完売後の価格は?Windows10対応の後継機種へ高い期待! 2015-11-5

反応も良かったので、CLIDE W10Aとの競合モデルとして今回Windows10タブレットで同じ画面サイズ10.1インチのマウスコンピューターのMT-WN1001と比較した特集を試みようと思います。

マウスコンピューターの10インチWindows10採用タブレットWN-10001外観画像

http://www.mouse-jp.co.jp/luvpad/wn1001/より

2015年11月に発表されたマウスコンピューターのWN-1001は価格帯がCLDIE W10Aに数千円の高い割にスペックの共通点の多さが見られます。特徴的なのがCPUをZ3735Fと比較して1つ世代の新しいx5-Z8300の採用です。グラフィックを始め処理性能向上を盛り込みます。WN-1001の税込み価格の底値は38,000円弱とCLIDE W10Aの底値を数千円ほど値段差がついています。ではCLIDE W10Aが同等のCPUをもし搭載していたらこの値段差は解消されていたでしょうか?

CLIDE W10AとMT-WN1001の類似点

RAMもストレージも画面サイズもほぼおなじです。マウスコンピューターはMT-WN1001について、写真や動画を見る時のみずみずしさを演出する良さからグレア液晶をアピールしています。 CLIDE W10Aの液晶についてはハッキリと表記はないもののツヤツヤした画面です。(電源オフ時にも鏡のような映り込みがありますし) ただし、CLIDE W10Aの画面解像度は1920×1200ドットであるのに対し、MT-WN1001は1,280×800ドットと粗めのスペックです。 数千円の値段安くなっていると分かりやすいです。 それでもなお、CLIDE W10Aの方がいくぶんお手頃な値段となっています。

モデル CLIDEW10A-W10HBK MT-WN1001
CPU インテル Atom Z3735F インテルAtom x5-Z8300
RAM 2GB(DDR3L) 2GB (PC3-12800 DDR3L SDRAM)
記憶域 eMMC 64GB /4.5 HS200 同64GB/eMMC 5.0ならスゴイ?!
画面 10.1インチ 10点タッチ 静電容量方式 10.1型マルチタッチ対応
液晶 IPS液晶 LEDバックライト IPSグレア液晶
解像度 1920×1200ドット 1,280×800ドット

1世代前のCPUでなかったら背面操作ができるというWindowsタブレットの新しい使い方へのアピールがもっと注目を集めることができたかもしれません。

ノートパソコンとして使う際の側面の端子部の配置について

CLIDE W10Aの側面インターフェイス部

キーボード兼用カバーを本体に取り付けて分かったことはタッチパッドでなく、USBマウスを使う際に端子部が右側の方が断然使いやすいことです。(ワイヤレスタイプならそのような悩みは出ませません…。) これはレビューする者の利き手が右利きだからそう感じるワガママであって、左利きのユーザーにはむしろ使いやすい配置なのかもしれません。

USB端子やカードリーダー、電源端子など本体左側面にある端子の様子

本体側面にある端子部 Microsdのフタに薄くて心もとない

画像の左端より

  • MicroSDカードリーダー #カバーがちょっと薄くてデリケートなので丁寧に開け閉めをした方がいいでしょう
  • MicroUSB端子 #非常時以外は危険性が高いためにメーカーの保証が受けられない上で通電できる可能性があるかもしれない
  • miniHDMI出力端子
  • TypeAのUSB端子 #スマホの充電に使うのは少し苦しい様子
  • 5VDC入力のアダプター端子
  • ヘッドフォン
  • マイク用の空洞があります。

マウスコンピューターのMT-WN1001のインターフェイス部

Windows10の10インチタブレットも拡張端子は左側に揃っている様子

マウスコンピューターのWindows10の10インチタブレットも拡張端子は左側に揃っている

マウスコンピューターの写真ギャラリーを拡大してみたもの。本体上部にボリュームボタンと電源ボタンが確認できます。 操作画面から見てやはりインターフェイスが左端に集まっています。

  • マイク
  • ヘッドフォン
  • USB3.0/TypeA
  • HDMI
  • MicroUSB
  • 電源端子
  • MicroSDカード

という配置です。USBフルサイズ端子は高速なUSB3.0規格に対応している点が2.0規格のCLIDE W10Aより一歩上です。

マグネットで張り付く外付けキーボードは共にすぐに利用可能

マグネット加工された付属キーボードはワンタッチでタブレット本体のスタンドとして折り込まれて固定されるところが快適です。 有線USB接続のマウスを挿してすぐに認識にかかる時間にくらべて瞬時に利用できます。

マウスコンピューターのキーボードタッチパッド兼用カバー

MT-WN1001のキーボードが丸みを帯びアイソレーション型で若干キーの幅にアレンジがある。

キーボードは丸みを帯びているアイソレーション型、若干キーの大きさにアレンジがある。

マウスコンピューターは上の画像ようにALTキーと無変換、変換キーとの幅へ変化を付けていいます。

  • ¥マークは最上部にあります。
  • 丸みがあり右にSHIFTキーとCTRLキーが付いています。
  • ひらがなの「ろ」と書いてある「_アンダーバー」を打つキーの幅がキー2つ分の長さです。
  • 右クリックのキーも見えます。

CLIDE W10Aのキーボード配列

CLIDE W10Aの場合、上部のファンクションキーの幅は若干狭めにまとめ、それ以外のキーには統一感のあるサイズにまとめた配列にデザインです。

  • ¥キーは最下部に配置があるなど位置に変化が見られます。基本キーとキーとの間隔が揃っています。
  • 見た目にもスッキリとした配列です。その代わりに 右クリックキーを省略しています。
  • SHIFTキー+F10のキーとの組み合わせで代用することが可能です。

CLIDEW10AにあってMT-WN1001にはないところ

無線LAN IEEE 802.11 a(5GHz帯)/b/g/n IEEE 802.11 b/g/n
センサー 加速度センサー(3軸)、GPS 不明
カードリーダー microSD、microSDHC、microSDXC (最大128GB) microSD、microSDHC、microSDXC (認識最大値不明)

例えば無線LANに5GHz帯対応という点です。802.11aに対応しているために混雑しがちな無線通信の2.4GHz帯を避けられるのは法人ユースに寄り添う設計思想を感じさせます。 センサーが加速度センサーとGPS機能をハッキリとアピールしています。これがあるとないとではモバイルで活用できるシーンに大きな差が生じるはずです。 どちらも64GBのeMMCストレージに違いはありません。CLIDE W10AはMicroSDカードリーダーが最大128GBまで認識できるとハッキリとアピールします。

付属するACアダプターと取り扱い説明書とMicrosoftのWindows10セットアップ用パンフレットの画像

CLIDE W10Aの付属品 +タッチパッド、キーボード兼用カバーがついてきます。

付属品について

画像のように98cmより若干短いくらいのACアダプター、CLIDEラベルの製品マニュアル、Microsoftのチラシ、専用日本語キーボードが付属します。 市販のノートパソコンのケーブルの長さからすると98cmの長さは若干短めです。床下から机の上まで引っ張る時には少しゆとりのある延長コードがあると安心です。 MT-WN1001は、micro USB – USB変換ケーブルが1つ付属します。

1年間のOffice 365サービスが付属するMT-WN1001

MT-WN1001は、Office Mobile(Word/Excel/PowerPoint/Office 365 サービス 1年間有効) というアピールしています。2年目は費用が発生しますが強みになります。 CLIDEW10Aにもセットアップ後Office Mobileがタイルに登場します。WordにExcelにPowerPointと揃っています。 一般的な利用したいと思う場合にはMicrosoftアカウントを作成する必要があります。 アカウントなしでOfficeMobileを触ると閲覧専用ですよと良からぬ表示が出て仕方なくMicrosoftアカウントを作らざるを得ないユーザーさん多いのではないかと想像します。 Officeの互換性のあるソフトも手軽に入手可能な昨今です。 Microsoft純正にこだわりの強いユーザーはMicrosoftアカウントを作り、さらにOffice365を入手することでOffice Mobileの編集範囲を広げることができます。(*1) ただし、登録して1年経過後さらに追加料金が発生します。Microsoft商魂の証です。

CLIDE W10A 外箱パッケージデザイン画像

CLIDE W10A 外箱パッケージデザイン

CLIDE W10Aの後継機に期待したいこと

キーボードスタンドを取り付けてACアダプターを付けた本体裏側の様子

キーボードスタンドを取り付けてACアダプターを付けた本体裏側より

画像のようにACアダプターの金属端子部分がハミ出しがあります。装着時すっぽり入るように工夫することでしっかりと本体と固定するように感じました。惜しまれる点です。 ACアダプターで利用してノートパソコンとして長時間使う際には、ACアダプターの電源端子とUSBなどのインターフェイス部は、別側に分けて配置してもらえたらと思います。 するとACアダプターを刺した状態からUSBメモリを抜き差しするときに干渉しないと感じています。

CLIDE W10Aのマイナーチェンジモデルに期待

マウスコンピューターの比較モデルとも本体キーボードを付けた1kgを切る軽さは共通しています。

  • RAM4GBへ増量するオプションは法人対応してもらえるのだとしたらユーザーの満足度を上げる余地があるかもしれません。
  • 面操作については本体の背面のタッチパッドの有効範囲がわかるようにケースに刻みをつける
  • 背面操作を縦画面にしても背面タッチパッドがそれに連動するような信号をWindowOSに送るようなパッチを当てる

テックウィンド株式会社はCLIDE W10AよりWindowsタブレットで初めて背面操作する提案をしました。パソコンとキーボードが一体化したキーボード型デバイス「キーボードPC WP004」を2015年12月15日に発表しています。これらようなにユニークな発想を持ったパソコンメーカーとしてさらに注目したいところです。 調べて一番印象的だったのがストレージで採用する64GBの大きさのeMMCのスピードが4.5 HS200モードで動作していることです。 MMC 5.0 HS400モードでは、動作しeMMC 4.5のHS200の規格の倍速400MB/secの転送速度を叩き出します。 そのようなeMMCの搭載はおそらく高価であり、エントリークラスのモデルにおいてコスト的に導入なかなか難しい事情があると想像されます。 CPUが例えZ3735FでもeMMCの転送速度が上がることでWindowsタブレットの総合性能を底上げする牽引材料として検討してもらえたらと期待する次第です。 最後に、 テックウィンド株式会社より実機の貸出しを受けることができ、実際に触れるチャンスがもらえました。6回の特集に渡りWindows10搭載背面操作を先取りしたタブレット端末の特集を組むことができたことに改めてお礼を申し上げます。

参考リンクなど

CLIDEW10A ハンズオン特集一覧

それぞれメーカーからのニュースリリース

(*1)

“つまり、Office Mobileの編集機能は、ユーザーやデバイスに応じて(1)全く編集できない、(2)基本的な編集機能を利用できる(10.1インチ以下のデバイス、Microsoftアカウントでサインイン)、(3)全機能を利用できる(Office 365契約者)、という3段階があるわけだ。”  本当にややこしい「Office 2016」のライセンス 日経トレンディネット 2015年10月16日より

CLIDEW10A-W10HBKとMT-WN1001スペック比較表

メーカーテックウィンドマウスコンピューター
モデルCLIDEW10A-W10HBKMT-WN1001
価格帯参考価格底値35,369円/税込参考価格底値37,678円/税込
OSWindows 10 Home 32ビット同左
CPUインテル Atom Z3735Fインテル Atom x5-Z8300
RAM2GB(DDR3L)2GB (PC3-12800 DDR3L SDRAM)
記憶域64GB/4.5 HS200モード64GB /規格は未確認です
画面10.1インチ カラータッチスクリーン10.1型
液晶IPS液晶 LEDバックライトIPS方式液晶ノングレア方式
解像度1920×1200 ドット1,280 × 800 ドット
無線LANあり(IEEE 802.11a /b/g/n準拠)IEEE 802.11b/g/n 対応
Bluetooth4.0 Class2V4.0+ LE 準拠
センサー加速度センサー(3軸)、GPSN/A
フロントカメラ2Mピクセル192万画素
 背面カメラ2Mピクセル192万画素
カードリーダーmicroSD、microSDHC、microSDXC (最大128GB)microSD、microSDHC、microSDXC
USBmicroUSB2.0 ×1 / フルサイズUSB2.0×1(Type A)USB3.0(左側面×1)、micro USB(左側面×1)
オーディオマイクロホン / ヘッドフォン・3.5mm 4極コンボジャック ×1ヘッドフォン出力 (左側面×1)ステレオスピーカー/モノラルマイク
HDMIminiHDMI出力×1mini HDMI(左側面×1)
その他充電用DCポートN/A
消費電力10W(最大)10W(最大)
バッテリー容量6,000mAhN/A
素材リチウムイオンN/A
充電時間約5時間30分約3.7時間
駆動時間約4時間(HD動画再生)約6.7時間
本体重量約610g約598g
タブレット本体サイズ257mm(幅) × 171mm(高さ) × 7.5mm (厚み)259.5×174×10
梱包サイズ308mm(幅) × 220mm(高さ)x 75 mm(厚み)N/A
付属ソフトWindows10タブレット用のOffice Mobileはバンドル、その他の特別なOfficeなしOffice Mobile(Word/Excel/PowerPoint/Office 365サービス 1年間有効)
付属品ACアダプター、製品マニュアル、専用日本語キーボード液晶保護シート(本体貼付済み)ACアダプターUSB接続/マグネット着脱式86キー日本語キーボード/タッチパッド(本体カバー兼用スタンド一体型)、micro USB-USB変換ケーブル、(Word/Excel/PowerPoint/Office 365 サービス 1年間有効) ファーストステップガイド(保証書)OfficeMobile