WP-004発、キーボードパソコンをめぐる旅。現行の海外製品からASUS EeeKeyboard PCまで

2010年に究極のコンパクトさとして注目され液晶画面もあったEeeKeyboard PC EK1542の様子

http://shop.asus.co.jp/item/EeeKeyboard%20PC%20EK1542/より 2010年に究極のコンパクトさとして注目されました。液晶内蔵でした。

2011年国内発売、59,800円の伝説のキーボードパソコン ASUS EeeKeyboard PC EK1542

  • Atom N270
  • 1GBメモリー
  • 32GB SSD
  • マルチタッチ対応5.0型液晶

これらのスペックを全部スティック型パソコン仕様にして、メモリを4GBまで拡張でき、USB3.0端子とアナログディスプレイをかませた新型Atom搭載のキーボードPCに筆者は勝算があると予想しています。

425×10~24.4mm×145mmのサイズは多分許容範囲でしょう。軽さは1.1kgから700から800gほどに削られたなら筆者ならかなりの確率で買うと思います。

Windows10の8インチタブレットがおよそ3万ほどで製造できる技術を持ってすればASUS EeeKeyboard PCの液晶画面をタッチパッドに変更はさして難しくないでしょう。

そのようなキーボードPCの飛躍がASUSによるものなのかキングジムによってなされるのかはまだ未知数です。

スティック型パソコンがだんだん珍しくなってくればキーボードPCへの注目も期待できると思います。

 

WP-004よりもゆったりしたキーボード配列の様子

E-keyboard PC製品サイト内よりWP-004よりもゆったりしたキーボード配列の様子

タッチパッドを用意するなら無理に収めるよりもそのまま横付けした方がスマート

このようなゆとりのあるキーボード配列に改善されたら入力も快適でしょう。これはShenzhen Migoal Technology社のE-keyboard PC: All in one Media keyboard PC for windows 10 userの画像です。(*1 メーカー所在地の地図を用意)

やはりキーボード内にインターフェイスを多く内蔵しています。

  • アナログディスプレイ
  • 有線LAN
  • USB2.0端子
  • HDMI端子
  • microSDカード

キーボードだけで作業が完結できる点がWP-004の最大の売りだと思います。

E-keyboard PCのセット品の構成:135$ざっくり1万5千円ほどでしょうか。 やはりマウスを付属させて売ることを想定しています。

http://www.mgkeyboard.com/より
135$ざっくり1万5千円ほどでしょうか。
やはりマウスを付属させて売ることを想定しています。

マウスは別にして使うことを前提にしたモデルの方が文書作成やWindowsの操作で圧倒的に楽です。だからわざわざHDMIケーブルとワイヤレスマウスをセットにしたモデルも提供していると見えます。

 E-keyboard PCくらいが横幅ギリギリのサイズ

このキーボードパソコンは横幅が321mmと大きめです。カバンから手軽に出せるような演出が見られます。実際は割りと大変そうです。

(ちなみにA4の縦の長さは297mm)やはりこのキーボードパソコンも外付けマウスいらずをアピールしています。

どうやって左右のクリックを実現するのか不思議です。

それでも、右側にALT、CTRLキーが用意され、SHIFTキーが用意されているので文書作成にはありがたいところです。

カーソルキーも標準のキーサイズです。Enterキーがやや小さいですが理想的なキー配置です。できればJIS配列モデルの販売を期待したいです。

WP-004よりも横長であるがタッチパッドを右端に付けたモデルの画像

http://www.mgkeyboard.com/prod_view.aspx?TypeId=50046&Id=203&FId=t3:50046:3 より 多少大きくても良いので タッチパッドを付ける場合これくらいの余裕あればと思います。

Shenzhen Migoal Technology Co., Ltdという香港近くのIT企業はすでにハイブリッドOSで商品化

こちらのモデルはキーボード脇にご丁寧にもスピーカーもつけています。さらにAndroidも走りとWindows10も走るというハイブリッド仕様です。

ただ、あれこれと詰め過ぎている印象があり、安定した動作ができるのかは少し心配な点がありますね。

調べた範囲では国内でサポート付きでの販売を見つかりませんでした。

輸入代理店がしっかりした日本語サポートをしてくれれば、WP-004に続くキーボードパソコンとして話題になるかもしれません。

クラウドファインディングのhttps://www.indiegogo.comより実現したこの製品は2014年11月からスタートしています。

2016年初頭には量産体制し配送の段階に入ったようです。

wireless-touch-keyboard-k400-plusのキーボード配置の様子

wireless-touch-keyboard-k400-plusはファンクションキーさえ自分でカスタマイズすればほぼ満足できるキーボードパソコンができる可能性の高いモデル http://www.logicool.co.jp/ja-jp/product/wireless-touch-keyboard-k400-plus?crid=27より

タッチパッドにこだわるK400のように12~13インチクラスの標準的なキー配列のモデルがあったらいいのになぁと探してみたのがロジクールのK-400モデルでした。

タッチパッドの配置もよく、文字入力でもJIS配列も英語配列も用意ができるためにより優れたキーボードパソコンが実現できるはずです。

WP-004がバッファロー製モデルで作られたと考えるとロジクールにいきなりキーボードパソコンに協力を求めるのは難しいかもしれません。

とするならば、

バッファロー製のワイヤレスキーボードのおsrkb02のキー配置の様子

バッファロー製のワイヤレスキーボードのおsrkb02のキー配置の様子 バッファローの製品サイトより

バッファロー製のSRKB02の真横にタッチパッドを付けたWP-005が生産されたら楽しみですね。

標準的なキー配列を無理にやりくりしてコンパクトさにこだわるとしたら、限られたオフィス空間の中でプリンターサーバーとしてはファンレスですし、場所も取らず需要が見込めるかもしれません。

 

2005年モデルからレビューされたキーボードパソコンへのYoutube動画には愛情が込められていました。

蓋を開けると画面がないだけで中身は自作ノートパソコンの画面抜きといった風です。自作パーツがそのまま組み込まれている荒っぽさが逆に新鮮です。

コンパクトなキーボードパソコンはXP時代から存在していた

調べてみてびっくりしましたが、キーボードパソコンではなくALL IN ONE PCというカテゴリーとしてZPC-H5やZPC-H6が発売されています。どうやらカリフォルニア州コロラド公立図書館でパソコン業務で省スペースタイプの一体型パソコンが必要となり、Cybernet社がこれに対応したのもはずみになっているようです。(*2)

Cybernet and Coronado Public Library: Cleaning Up the Floor Plan

The Coronado Public Library is a small library with a large collection and lots of patrons. Its tower PCs often got in the way of patrons navigating their way through the shelves, checkout counter, and reference desk. They needed a space saving PC that would free up floor space and increase efficiency

WP-004のように超コンパクトキーボードでなければならないとも言えません。(無駄に?!かどうかはともかく)DVDドライブまでつけています。

確かにオールインワンという表現に誇張はないでしょうけれど、日本でいうオールインワンタイプパソコンという言うならば液晶一体型というのがしっくりきます。

省スペースにしたいならノートパソコンを買えば良いようにも思います。そこは突っ込まないお約束?

465mm x 195mm x 35mm (W x D x H)と指の大きなユーザーを意識したようです。

US 104標準キーボード仕様です。

zpc-h6の背面構成

zpc-h6の背面構成、http://www.cybernetman.com/en/Keyboard-pc/techspecsより

ちゃんとUSB3.0ポートもあります。光出力端子付きでスリムタイプのDVDドライブがあるということはサラウンドで音をだすことも想定しているようです。ご丁寧にもRS-232C端子も用意しています。確かにオールインワンに相応しいインターフェイスの用意です。テンキー付きでCore i3やi5を積んだマシンパワーのスペックのZPC-H6はエントリーモデルのノートパソコン以上の性能があります。ただし、テンキーをつけているためにタッチパッドを搭載しない仕様です。

横幅が出るのでテンキーレスの方が売れそうな気もしますが、筆者の調べている範囲でテンキーレスモデルは見つかりませんでした。

Atom系の廉価版のZPC-D5にはタッチパッドも用意されています。英語番組ではこのパソコンに価値はあるの?とややからかっていますね。

ここは軽薄短小の得意な日本の技術でタイピングに支障のないサイズでスリムに決めてほしいと思います。

何種類かのキーボードPCを見てきました。期待に応えられるようなモデルが見つかりましたでしょうか?

キーボードPCにはまだまだ良くなる可能性は高いと筆者は感じた次第です。

 

参考リンクなど

(*1)E-KeyboardPCのShenzhen Migoal Technologyの所在地は香港の近くにあります。

(*2) 創立1996年の歴史を持つCybernet社はキーボード一体型の「オールインワン型パソコン」製造技術についてのパイオニアの誇りを持つ会社です。

そのエピソードとしてカリフォルニア州コロラド公立図書館でパソコン業務で省スペースタイプの一体型パソコンが必要となり、Cybernet社がこれに答えたのがきっかけのようです。 

ちいさな公営図書館で必要なパソコンはタワー型で邪魔になっていたそうです。見知らぬ来館者は蹴ったりしてその度にパソコンが壊れるなどまだスリムタイプのパソコンがそれほど普及していなかった状況が改善される際にオールインワンタイプのパソコンが活躍したとあります。

Cybernet and Coronado Public Library: Cleaning Up the Floor Planより一部抜粋

The Coronado Public Library is a small library with a large collection and lots of patrons. Its tower PCs often got in the way of patrons navigating their way through the shelves, checkout counter, and reference desk. They needed a space saving PC that would free up floor space and increase efficiency