「XPフォーエバー」は永久型のセキュリティソフトです。って本当なの?正しく使おうにもリスク承知でのファイルの読み書きの自由さが欲しい!(レビュー前編)

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先日紹介したXPフォーエバーですが、USBメモリとの相性が激しく悪く、接続したままのシャットダウンができなくて固まることが予めアナウンスされています。

CPUが不審な実行ファイルを回避する設計も有り難いところです。加えて、XPフォーエバーのセキュリティ対策の要とは、Windowsのインストールされているシステムファイルの固定化かと思われます。つまり、CD-ROMに記録されたデータを読みだすように、ハードディスクからはOSの読み出しに徹して、メモリの上をWindowsXPが動いているような状態です。説明を読めば読むほどに至極正論まっとうなお話ばかりで、そうだよなぁとうなづくばかりです。正論ばかりなのです。

例えばXPのハードディスクが概念的にいうと「CD-ROM化されて」いて、LinuxのライブCDのようにファイルの上書きができないようなものです。システムファイルの変更を伴う操作の際には、その都度アプリの固定化スイッチをオフにして書き込み、さらにそれを戻して通常の使用に戻る操作となります。 これであれば確かに実行ファイル型のウイルスがWindowsファイルを書き換えて任意の動作をすることに予防線を貼ることが可能です。

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しかし、例えばDropBoxなど任意に自分のドキュメントファイルなどの同期更新は現実的に難しくなります。 スイッチを一旦オフにして同期を取り、さらにそのスイッチをオンにする、この煩雑さこそがXPフォーエバーのセキュリティの強さの秘密なのではないでしょうか?

任意のダウンロードファイルのインストールでこれだけ用心して使うというのも安全性の面で担保されてはいるものの、これならXPのパソコンをLinuxにして今あるハードウェア環境を温存する選択肢の方がよほど現実的です。

コスト重視で将来的にChromebookのように1台3万以下のPCをネット環境前提で低コストで動かすことも選択肢の1つになるかもしれません。

これはXPフォーエバーでもlinuxへの移行なら尚更ですが「業務用ソフトの運用が難しい*1」と謳っています。

XPで構築されたシステムは新OSへの移行作業でそれなりのコストを覚悟しなければなりません。例えば、XPの環境を仮想環境の下でサーバーが複数のXPクライアントを用意し、総合的なセキュリティは仮想環境の外にもらさないという延命処置策もあります。

これに対しては、XPフォーエバーはXP単体での基本動作の現状維持以上の操作は見込めません。

ネットバンキングやインターネット通販はもうXPは諦めた方が得策です。新しいソフトをこれ以上増やさないのならXPフォーエバーも導入してもいいかなとは思います。安く済ませようとして長時間悩むストレスが心配されます。

XPフォーエバーで安心のセキュリティというのは実は慎重な操作の積み重ねの上に成立しているからです。

例えば、XPのメーラーにフィッシング詐欺のメールが受信されたとして何らかの実行ファイルを誤ってインストールされてしまうような際にはCPU保護とハードディスクの固定化が安全を維持しようと防御が期待できます。

実際にインストールしてみた感触はレビュー後編に続きます。

参考)

*1業務用ソフトでの運用は予め想定されていないと但し書きがあります。 ”暗号化ソフト、業務用ソフトとの併用禁止 XPフォーエバーとのコンセプトの違いがあるため、現在会社で特殊な業務用ソフトなどを使用している場合はフリクションしてしまう可能性が あります。できれば併用は避けてください。 もしくは業務用ソフトを提供している技術担当者、コンサルタントに一度XPフォーエバーの導入についてご相談ください。”

企業で複数のXPPCにインストールする前にまずはシステム管理者が利用状況を有限会社 電机本舗にコンタクトを取ることが堅実だと思います。ベンダー系のシステム開発企業に見積もりが取れるのならば相見積もりで。費用対効果を見極めましょう。