ASRock/DDR3メモリを流用できDDR4メモリへの移行も?!H170とB150MのComboマザーボードを比較する

ASRockのDDR3と4に対応するマザーボードのイメージ画像

http://www.asrock.com/mb/Intel/B150M%20Combo-G/より

ASRockへの期待の声に応えた「変態マザー」の形容に相応しいComboモデル

2015-12-12追記!もともと2日前に特集としたものです。読めるクオリティ?との意見を受け全面的に加筆修正しました。

せっかくお金をかけたメモリ全部売り払うのも惜しい人へ

今回の特集は約1万円以上を正規代理店で購入して永久保証付でDDR3メモリ使っているけれどまだ手放したくない自作PCファンの方にお役に立てると幸いです。

まだ使えるパーツを大切にしたい自作PCファンにASRockのマザーボードComboシリーズが際立っています。

  • MicroATXサイズでローエンドモデルのB-150M Combo-G 底値 12,000程度
  • ATXサイズのミッドレンジのH170 Comboです。 価格が15,000円程度

DDR3の8GB~16GBのメモリをそのまま使える上に、

まとまった予算でDDR4メモリをドカンと最大で16GBx2枚挿しSkylakeプラットフォームのPCライフを楽しむことができる貴重なマザーボードです。

ASRockという変態マザーの名前に恥じない(変態マザーと述べる態度にももちろん意図的に褒め言葉なのを知っていて書いています)シリーズを特集します。

図面より ATXのケースにMicroATXを組むむとどれくらい手軽か増える面積から想像する

http://www.formfactors.org/developer/specs/atx2_2.pdf より

図のようにMicro ATXはATXに比べると横幅が61mmコンパクトな規格です。

ATXのケースにMicroATXマザーを組むとどれくらい手軽に組めるかが画像から想像できます。ATXのケースにATXマザーボードを取り付ける際には、その拡張性能のために排熱について、配線の回し方についても工夫がより必要なケースが増えてくる傾向にあるのです。

MicroATXの場合、SATAポートが全てを埋まっていくのはやむをえないことです。Micro ATXは必要最小限という設計になりがちです。

ATXマザーボードは用意された機能に余裕が多く見られます。そして、ミッドレンジ以上を意識した設計の傾向にあると思います。あるものは全部使ってでもと割り切って使うユーザーの意識は高いのではないかと推察されます。

 

B150M Combo-G H170 Combo
Micro ATX ATX
モデル型番の頭文字のBはビジネスユースのB

同じDDR3とDDR4への対応マザーボードでもケースはATXとMicro ATXのどちらで組むのか

マザーボードのサイズをMicro ATXのB150M Combo-GからATXのプラットフォームのH170 Comboに変更するとすれば、最大32GBまでのメモリが4本のDDR3メモリで拡張することができます。

値段の差はおよそ3,000円ほどです。スペースを大きく取れば3,000円高くしても十分元がとれるH170 Comboです。元が取れるという意味は現在手持ちのDDR3メモリを流用するメリットを活かすという意味に他なりません。

パソコン用増設メモリCFD ELIXIRW3U1600HQパッケージ画像

http://www.cfd.co.jp/product/memory/desk-ddr3/w3u1600hq/ より

正規代理店から購入している場合、メモリには永久保証付という条件で販売されている製品は多くあります。それではいつまでも使おうという選択肢も当然あるはずです。ただし、その購入当時の性能を期間が経過した後どう評価するか悩まされることも多いはずです。家電でも古くても当時の高級クラスが新しいものが安く手に入るという流れは常にあります。

DDR3メモリスロットが2本で良いか4本欲しいのか

お手持ちのDDR3メモリを4本とも有効活用したい時H170 Comboはその進化を発揮します。

Ivyブリッジ隆盛時ごろ円高で自作PCファンの幸せな時代(*)メモリ2-4GBを4本ドカンと購入したユーザーは8-16GBのメモリを確保して最新Skylakeの世界を楽しむことができますね。

DDR3メモリの規格からDDR4への流れには逆らえません。

DDR3メモリは低電圧版のDDR3Lへと進化をしましたがいよいよスロットから互換性がないDDR4スロットへマザーボードの主流も移行するのはほぼ間違いないことです。

しかし、移行するスピードはゆるやかなものかもしれません。上の写真にみられるCFD販売からのW3U1600HQシリーズは価格.comでもBCNランキングのデータを見る限り国内トップランキングの製品です。

W3U1600HQはDDR3-1600(PC3-12800)という規格です。DDR3の転送スピードにいて

メモリウィキペディアを引用してみます。

チップ規格 モジュール規格 メモリクロック
(MHz)
バスクロック
(MHz)
転送速度
(GB/秒)
データ転送速度
(サイクル)
(MHz)
データ転送速度
(転送回数)
(MT/秒)
モジュールのデータ転送速度
(64ビットデータ=8バイト(B)(1バイト=8ビット))
DDR3-800 PC3-6400 100 400 6.400 800 800 800MHz x 8B = 6,400MB/秒 = 6.4GB/秒
DDR3-1600 PC3-12800 200 800 12.800 1,600 1,600 1,600MHz x 8B = 12,800MB/秒 = 12.8GB/秒

表より転送速度が向上していく過程が見えます。ですが、速度も高速なことは大切ですがマザーボードに搭載するメモリサイズが小さくてはほとんど意味がないとされています。

 

B150M Combo-G H170 Combo
DDR3/DDR3L-1866(オーバークロック)、1600、1333、1066(MHz)、nonECC DDR3/DDR3L-1866(オーバークロック)、1600、1333、1066(MHz)、nonECC
DDR4-2133(MHz)、nonECC DDR4-2133(MHz)、nonECC

DDRメモリの転送速度の規格DDR4-2133まででComboマザーボードは打ち止め

チップ規格 モジュール
規格
メモリクロック
(MHz)
バスクロック
(MHz)
転送速度
(GB/秒)
DDR4-3200 PC4-25600 200 1600 25.6
DDR4-4266 PC4-34100 266 2132 34.1

DDR4メモリの進歩についてのウィキペディアを見ると転送速度がDDR3-1600(PC3-12800)の倍速を実現しているのが分かります。DDR4-2133(MHz)という規格がASRockのComboマザーボードが対応する上限であることに一旦注意していください。

 

チップ規格 モジュール
規格
メモリクロック
(MHz)
バスクロック
(MHz)
転送速度
(GB/秒)
DDR4-1600 PC4-12800 100 800 12.8
DDR4-1866 PC4-14900 116 928 14.8
DDR4-2133 PC4-17000 133 1066 17.0

表のようにASRockの対応のメモリ規格はDDR4-2133です。転送速度は20GB/秒を超えるメモリが刺さるわけでもないのです。

 

メモリの速度と合計サイズを天秤に

新生代CPU・SkyLakeの高性能自作PCに挑戦した自作ファンにとって、CPUのソケットLGA1150から1151への転換もいよいよ本格化していきます。

何も自作PCのパーツをフルモデルチェンジするのもせっかく高い思いを出して買ったメモリを安く買い取るなどして処分するのも惜しいものです。

1年前の年末に3年ぐらいは走るマシンを目安に高性能をPCを組もうとしていた当時の自作PC雑誌を眺めつつ考えてみます。

8GBのDDR3メモリを(気張っていたかどうか確認のしようがありませんが、)4GBの2枚組セットで1万円ほど出した方がかなりの数でいらっしゃるとか。

まだまだ (2015-12-10現在)価格.comやBCNランキングに代表されるデータを調べるほどに、DDR4というよりはまだまだDDR3メモリが幅を利かしているように映ります。

今時2GBの2枚組で手持ちの4GBのDDR3メモリの温存ならわざわざDDR4メモリのComboマザーボードである必要はないかもしれません。

DDR3のみ対応の空きスロットのできる新たなLGA1151マザーボードでDDR3メモリを買い足したモデル選びにお得感もあります。

そうではなく、4GB×2で合計8GBもあれば十分という買い方で購入した方も多いのではないかと思います。

 

気になるDDR4メモリの16GBの今後の価格

B150M Combo-G H170 Combo
DDR3 DIMM×2 デュアルチャネル DDR3 DIMM×4 デュアルチャネル
DDR4 DIMM×2 デュアルチャネル DDR4 DIMM×2 デュアルチャネル
最大容量
DDR3/DDR3L:32GB DDR3/DDR3L:64GB
DDR4:32GB DDR4:32GB

B150M Combo-Gは最大32GBの搭載をサポートしています。この場合は16GBのメモリ2枚刺しが前提です。

DDR4であれ、DDR3であれ、可能です。

ところがDDR4メモリの16GBメモリ2枚組でいくらするでしょう?軽く3万はするはずです。

DDR3メモリで16GBとしておき、DDR4メモリでは32GBというような増設に有利です。

当分はDDR3メモリ4から8GBを現在のOSを流用します。

その後、アップグレードとして16GBから32GBのDDR4メモリへ増量にこれらのComboマザーボードの強みが発揮できそうです。

同じメモリ容量でDDR3~4へ切り替えるだけではComboのメリットがもったいないように感じますが、興味をお持ちの読み手の皆様にはどうお考えになりますか?

 

頭の型番Bはビジネス向きのB

コスパは高いけれど省かれる機能に見合ったロープライス。なるほどビジネス向け用途のマザーボードというネーミングが込められています。

本当はHの頭文字の付くマザーボードシリーズが欲しくても、自作に詳しい嫁さんにBのマザーで十分だと逆らえない自作ファンがの声が聞こえてきます。(いいじゃないですか夫婦で自作PCファンなんて微笑ましいです。)

12,000円程度RAID対応のB150M Combo-Gモデルの拡張を控えめにしつつ値段を抑えたシリーズです。

実際にDDR4とDDR3とのメモリのスロット数はそれぞれ2スロットしかありません。

非現実的かもしれませんが、DDR3メモリの2GB×2枚の4GBのをそのまま載せておき、B-150M Combo-GにへDDR4メモリへの移行に移る前にいずれグラフィック周りやCPUを固めて年末年始の趣味の時間で楽しむという方。

こんな方にはちょうどよいマザーボードかもしれません。

 

DDR3と4に対応するASRockのローエンドモデルのバックパネルの様子

http://www.asrock.com/mb/Intel/B150M%20Combo-G/よりバックパネル

B150M Combo-Gのバックパネル

トリプルモニター、4K解像度出力に対応するMicro ATXのB150M Combo-Gはアナログ出力を持ちながらマザーボード自力でマルチ画面をサポートするのです。

それだけにB150M Combo-Gではオンボードでやりくりするモデルといえばモデルとも受け取れます。オンボードで完結させたい人には嬉しいと思います。USB3.1のサポートはやはりありません。

CPUの内部のオンボードグラフィックの場合外付けグラフィックボードと違いメモリを消費します。

 

H170 Comboのバックパネル

H170G Comboのバックパネルの様子

http://www.asrock.com/MB/Intel/H170%20Combo/index.jp.aspより

USB3.1のサポートはないため高速ファイル転送や指す方向の両方対応でないことが画像で確認できると思います。

H170 Comboにはアナログ映像出力が省かれています。ディスプレイポートはありますから特に大きなデメリットとも言えません。不思議な事にグラフィック出力でデュアルモニター、4K解像度出力に対応とあります。

H170 ComboはRAIDにも対応しています。SSDなどを積極的に2枚差ししたり、M.2ソケット×1やUltra M.2ソケット×1を備え、USB3.0の端子の数も2つ増えます。お金を足したい方は受けて立ちますという姿勢を感じさせます。

もちろん外付けグラフィックボードによるスペックアップにも電源周りから比較してもB-150M Combo-Gよりも優位な設計でしょう。

電源フェーズ数はH170 ComboとB150 Combo較べて4つ多く備えています。

 

気になるエディションによって認識されるメモリの限界

MicrosoftのWebサイトにおいて、がめつい商売している雰囲気なのかなぁと感じましたが

Memory Limits for Windows and Windows Server Releases 

を調べると64ビットWindowsOSだからといって積んだだけ認識されるとは限らないことに驚きを隠せません。

Windows7  Home Premiumの64ビットバージョンでは、最大16GBしか認識されるメモリの壁があります。

Windows10でも16GBもあれば相当潰しがきくはずです。

Windows7 Home Basicでの64ビットバージョンですと、最大8GBしか認識されるメモリの壁が一段と高くなるのです。

8GBでは心もとないと不足感を感じるユーザーさんは悩ましいはずです。このまま7のHomeで大丈夫か気になるところでしょう。

Windows7ユーザーが新しいPCへバージョンアップする際の物欲とメモリの再利用する費用対効果とは

8GBを超える増設メモリを積む予定の方は今のうちにWindows10にバージョンアップしておくのも良いはず。

ただし、Windows10のハードウェアへの変更で元のWindowsOSからアップグレードの際のハードウェアの変更で

Microsoftが同じパソコンではなくなったと判断されるリスクが少し心配です。

 

参考リンクなど

ASRockの製品サイトよりも情報の豊富なマスターシード販売代理店の製品情報サイトリンク集

脚注(*)

ちなみにDDR3の史上最安値は、PC3-10600 8GB×2枚組が4,550円(2012年10~11月)、同4GB×2枚組が1,980円(2011年12月3日)である。DDR4の急落など恐るるに足らず。メモリが今日とは桁違いに安かった時代もあったのだ。

DDR4メモリの取扱店増加、特価でDDR4とDDR3の価格が一時逆転 2015/8/27 11:40 サハロフ佐藤(佐藤 純一)とAKIBA PC Hotline!編集部 より引用

B150M Combo-G H170 Combo
フォームファクター
Micro ATX ATX
対応CPU
LGA1151 LGA1151
第6世代インテル Coreプロセッサーシリーズ 第6世代インテル Coreプロセッサーシリーズ
チップセット
インテル B150チップセット インテル H170チップセット
メインメモリスロット数
DDR3 DIMM×2 デュアルチャネル DDR3 DIMM×4 デュアルチャネル
DDR4 DIMM×2 デュアルチャネル DDR4 DIMM×2 デュアルチャネル
DDR3/DDR3L-1866(オーバークロック)、1600、1333、1066(MHz)、nonECC DDR3/DDR3L-1866(オーバークロック)、1600、1333、1066(MHz)、nonECC
インテルXMP(Extreme Memory Profile)1.3/1.2対応 インテルXMP(Extreme Memory Profile)1.3/1.2対応
DDR4-2133(MHz)、nonECC DDR4-2133(MHz)、nonECC
インテルXMP(Extreme Memory Profile)2.0対応 インテルXMP(Extreme Memory Profile)2.0対応
最大容量
DDR3/DDR3L:32GB DDR3/DDR3L:64GB
DDR4:32GB DDR4:32GB
搭載グラフィック機能
インテル HD Graphics(CPUに依存) インテル HD Graphics(CPUに依存)
D-Sub×1(アナログ) アナログ出力なし
DVI-D×1(デジタル) DVI-D×1(デジタル)
HDMI×1(デジタル) HDMI×1(デジタル)
※トリプルモニター、4K解像度出力に対応 ※デュアルモニター、4K解像度出力に対応
ストレージコネクタ
SATA×6 SATA×6
SATA 6Gbps×6(チップセット) SATA 6Gbps×6(チップセット)
SATA Express×1 SATA Express×2
M.2ソケット×1
Ultra M.2ソケット×1
※SATA 6Gbps接続およびPCIe 3.0 x4接続(32Gb/s)に対応
RAID
SATA RAID(チップセット):0/1/5/10、インテルRST、インテルSRT対応
M2_1をSATA接続で使う場合、SATA3_0は利用できません。
拡張スロット
CPU寄りから順番に・・・ CPU寄りから順番に・・・
・ PCI Express 3.0(x16) ・ PCI Express 3.0(x1) ※エッジレス(Flexible PCIe)
・(空間) ・ PCI Express 3.0(x16)
・ PCI Express 3.0(x1) ※エッジレス(Flexible PCIe) ・(空間)←ここにUltra M.2ソケット
・ PCI Express 3.0(x16) ※x4動作 ・ PCI Express 3.0(x1) ※エッジレス(Flexible PCIe)
・ PCI Express 3.0(x16) ※x4動作
・ PCI
・ PCI
※PCIスロットについて、サブトラクティブデコードが必要なPCIカードはサポートしません。
PS2端子が1ポート PS2端子が1ポート
オーディオ
8ch HDオーディオ 8ch HDオーディオ
Realtek ALC887 Realtek ALC892
ELNA製オーディオコンデンサー ELNA製オーディオコンデンサー
LAN
ギガビットLAN(インテルI219V) ギガビットLAN(インテルI219V)
USBポート
3.0×6(リア×4/フロント×2、チップセット) 3.0×8(リア×6/フロント×2、チップセット)
2.0×6(リア×2/フロント×4) 2.0×4(リア×0/フロント×4)
付属品
ドライバディスク ドライバディスク
マニュアル マニュアル
I/Oシールド I/Oシールド
SATAケーブル×2 SATAケーブル×2
M.2カード取り付け用ネジ×1
備考
CrossFireブリッジは付属しない。 CrossFireブリッジは付属しない。
ゲーミングシリーズではないため、ゲーミングシリーズ独自の機能(Fatal1ty Mouse PortやKey Masterなど)は搭載しない。
メーカーサポートOS
Microsoft Windows 10(64bit)、8.1(64bit)、7(32/64bit) Microsoft Windows 10(64bit)、8.1(64bit)、7(32/64bit)