MONSTER HUNTER: WORLD -βテストレポート-

MONSTER HUNTER: WORLD -βテストレポート-

2018年1月26日発売予定のMONSTER HUNTER: WORLD(以下MHW)。
そのβテストが12月10日から12月13日まで実施された。
PlayStation Plusに加入していれば、誰でもプレイ可能との事で著者もどっぷりと参加してきました。
今回はそのプレイから、感じたことや気になったことを書いていこうと思います。

コレはやはりモンハンです

 

著者は無印モンハンを除くすべてのナンバリング及びポータブルシリーズ、フロンティアを遊んでいます。
前情報や公開動画などで、様々な点が新しくなっているMHW。
初のダメージ表記やシームレス移動などの新要素は果たしてどの様なものなのか。そしてPVを見て謎が深まるストーリー。
期待と不安を抱いてフィールドに降り立ってまず思ったのは、グラフィックスの進化です。


想像以上に雰囲気が良くて迫力もありました。
今までは携帯機でのプレイが主だったので、
PCのディスプレイモニターでのプレイは、かなり繊細に描写され綺麗でした。
生肉こと皆勤賞モンスターのアプトノスを見たときは、リアルで「おぉ~」と声がでました。
そんな生肉相手に大剣を振り回したり、
薬草などを採集したり、釣りをして堪能していました。
あーやっぱモンハンだなと思っていると、
狩猟対象であり新モンスターのドスジャグラスが生肉を捕食しているのに遭遇。
いよいよ新大陸での狩猟が始まります。

どの武器種も操作性良好

 

MHWでは武器の操作やアクションに様々な変更が施されています。
大剣のタックルやランス・ガンランスの前方ステップなど、
かなり使い勝手が良かった印象です。


使い勝手と言うとガンナー系統の操作方法は、
もう従来の操作方法は無理と思わせるくらい良い変更でした。


トレーニングエリアも用意され、
今まで操作方法が解らず使用を躊躇っていた武器種でも手が出しやすいのではないでしょうか。
ダメージが設定で表示できるようになり、
今まで以上に弱点を意識した立ち回りが可能になったのも1つ大きなポイントです。
スリンガー等の新装備や移動しながら回復薬を使えるなど、
今まで以上に戦術の幅が広がっていて、より個性が出るのではないでしょうか?

 

 

個人的イチ押し要素!

 

プレイヤーは、新大陸古龍調査団の一員です。
モンスターを狩猟するのが主な目的だと推測できますが、
新大陸にはモンスター意外にも様々な生き物が独自の生態系を築いています。
MHWでは従来の作品以上にそういった描写が上手にできています。

・モンスターのフンを転がしているフンコロガシ

・大型モンスターが近寄ると発光する虫

・よく解らない不思議生物

他にも数多くのユニークな環境生物が登場します。
そしてこれらはネットを使うことにより捕獲が可能であり、
マイハウスで放し飼いにできると言う情報もあります。
正直このシステムは、個人的にかなり面白いです。
近づくだけで逃げてしまう生物に気づかれないように忍び寄る。
そして始まる投網漁。


このネットは無限に使用でき、水中にいる魚なども対象にできるのも大きな特徴。
βテスト最終日は採集日でもありました。
ハンターと言うより密猟者って感じデスケド・・・


発売まで時間がまだありますが、
この発売前のドキドキと、徐々に公開されていく新情報のワクワクは堪りません。
発売延期にならないことを祈りつつ、
引き継ぎ体験版とは言わないから、
キャラクターメイキング版は出してほしいと思う今日この頃デス。

ACE COMBAT・シリーズ -超本格的ヒコーキごっこゲーム-

ACE COMBAT・シリーズ -超本格的ヒコーキごっこゲーム-

ヒトは遥か昔から空を飛ぶことが1つの夢でした。
イカロスに代表される様々な神話。
ダヴィンチに代表される羽ばたき飛行機などなど。
そして1903年のライト兄弟による世界初の有人飛行。
その後、私たちが知っているように様々な飛行機が開発され続けています。
旅客機や貨物機を始め現代社会に無くてはならない飛行機ですが、
その歴史は戦争とも大きく関わっています。
戦争に勝つ為に様々な飛行機が製作・改良され、
運用思想や技術革新によって洗練された形体であり、
ある種の美しさやカッコよさがあります。
今回紹介するゲームはそんな軍用機を操作するゲームです。

ACE COMBATシリーズとは?

 

ACE COMBAT(以下エース)は、ゲームのジャンルで言うと「フライトシューティング」になります。
飛行機を操縦して3D空間を自由に飛んで、敵を撃破したりするゲームです。
操作方法や挙動はやはり飛行機なのでクセがありますが、
現実ではあり得ないミサイルの積載だとか、燃料やGを気にしなくてもいいなど、
手軽にヒコーキごっこが楽しめるようになっています。
モチロン地面や海面に接触すればダメージを受け、下手すれば墜落します。
ステージによっては離着陸(空母からの離着陸もアリ)や空中給油なども体験できます。


作品によって多少異なりますが、現用の実在機が多数存在します。
例えば航空自衛隊への導入で話題になったF-35や、
同じく自衛隊に配備されているF-4やF-15、
F-117やF-22と言ったステルス機の代名詞なんかも。
飛行機以外にも艦船なんかも名称こそ違えど、実在艦そのものです。
そしてエースシリーズ恒例の架空機などなど。


エースの原型は1993年登場のアーケードゲームであり、
シリーズ1作目は1995年発売と歴史あるタイトルになっています。
ほとんどが名作で、特にPS2で販売された3作品はかなりオススメします。
しかしアーカイブなどで未だ配信されていないので、プレイするには少し制約がありますが・・・
PS4等でのナンバリング新作も絶賛開発中であり、PVは必見です。

 

エースの魅力その1-数多くの軍用機-

 

エースシリーズには古今東西の軍用機が登場します。
登場機体は基本的に、第2世代から第5世代のジェット戦闘機で構成されています。
実戦配備された機体はモチロン、研究機や試験機などの性能がよくわからない物。
インパクト絶大な見た目と性能な架空機などなど。
04以降は航空メーカーとの契約によって「イーグル」や「ラプター」と言った愛称で誤魔化さず、
「F-15」や「F-22」と言った本来の名称が使用できるようになりました。


また作品によっては、ゼロ戦やスピットファイアと言った大戦時のレシプロ機も操作できます。
空戦がメインでありながらも、艦隊戦や地上施設攻略などのステージ目標によって機体を選ぶのも重要です。
序盤や1週目は難しいですが、ロシア機縛りとか欧州機しばりと言った楽しみかたも良いでしょう。
コクピット視点でプレイすればより深い臨場感を味わえるでしょう。


爆撃機・電子戦機・練習機・旅客機などの変わり種も条件や作品次第で操作できるのもまた面白い所。
実在機だけでも登場機は60機以上に及びます。
カラーリングも幾つか用意されており、
痛車ならぬ「痛戦闘機」はイロイロと物議を醸しました。

ちなみにエースの架空機の一部や痛戦闘機はプラモデル化しています。

 

エースの魅力その2 -誰もがACEになれる-

 

プレイヤーはどの作品でも規格外なACEに成長します。
作品によって戦う理由や所属する組織は異なりますが、
共通するのは、誰もが戦争終結に直結する一騎当千の働きをすることです。
国家間の大きな戦争状態の中で、一人のパイロットとして様々な形で関わっていきます。
戦況に応じて様々な作戦任務が与えられます。
敵軍の要塞攻略や工廠破壊など攻撃的なものから、
領空侵犯や奇襲に対してのスクランブル、
輸送機護衛やレーダー網を掻い潜っての偵察、
変わり種では毒ガス中和作業や展示飛行、
陰謀によってスパイ扱いされてしまい逃亡すると言ったものなんかも。


その1つ1つが繋がっていて、
きちんと意味があるストーリーになっているのです。
実際にプレイすることでシナリオは理解できますが、
ステージの間に挟まれるムービーやブリーフィング等で戦況や状勢説明の補完が行われます。
戦闘時の無線もまた状況判断に重要であり、
ACEな気分に浸らせてくれるのに一役買っています。
これは敵味方問わず多くの無線が混線しており、
プレイするのに必要な情報や現場の雰囲気を伝えてくれます。
これによって、本当の戦場に参加しているような臨場感が得られます。
敵をロックオンすれば《くそ、敵に狙われてる!》と敵の台詞が流れたり、
自機がミサイルで攻撃されると《ミサイルだ!急旋回しろ!》と味方から警告されたりする。


兵士以外にも医療班の新人やテロに対応する警察、
宇宙船発射施設での発射シークエンスの読み上げや、
民兵ゲリラとのやり取りなどバリエーション豊か。
ストーリーが進んでACEの名が知れ渡ると、
味方からは《上にメビウス1が来ているぞ、あれだ!》《メビウス1が来ていると言っとけ!嘘でもいい!》
などと持ち上げられ、
敵からは《リボン付きの飛行機だ。あいつは死神だ》《あいつの下じゃ、戦車も鉄の棺桶だ》
などとブーイングをもらいます。
こんな感じで敵味方問わずよいしょしてきて、かなり気持ちがいいデス。
ちなみにメビウス1とは04の主人公のこと。


メビウスの輪を模したエンブレムをもじって「リボン付き」の二つ名を持つエースパイロット筆頭です。
また言語設定や字幕設定をいじることで、
ハリウッド映画のような演出を楽しむことができます。

 

エースの魅力その3 -リアルな音響と幅広いBGM-

 

離陸時やタキシング時・重火器の音響は、
04以降、航空自衛隊や米軍等の協力を受けています。
公式サイトでは、収録時の様子や裏話なんかも公開されています。
BGMも珠玉ぞろいです。
作品によって大まかな傾向が異なりますが、
とにかく熱く壮大でやたらカッコいい曲が多数存在します。
なかでも有名で人気がある「ZERO」は、
オーケストラとフラメンコギターを組み合わせた神曲です。


ニコニコ動画などでよく「エースコンバットMADシリーズ」で使用されているから耳にしたことはきっと多いはず。
「嫁の飯がマズイ」や「父親達の幼稚園」なんかで検索検索!

 

エースの魅力その4 -様々な伝統あるヘンタイ達-

 

エースシリーズには様々な兵器が登場します。
実際に存在しそうな物や、構想は有るけど現実ではまだ未完成技術などなど。
例えば戦術レーザー兵器・レールガンやマイクロ波兵器・荷電粒子兵器、光学迷彩などの実際にありそうなもの。


空中空母や潜水空母、大気機動宇宙船なんて言う浪漫兵器も。

最近の作品ではリアルでもよく取り上げられる、
UAV(無人戦闘機・通称ドローン)がフューチャーされる機会が多くなっています。
こういったヘンタイ兵器がゲームを彩りますが、
大概、敵の切り札や最後の足掻きとして使用してプレーヤーを苦しめます。
ゲーム的にはインパクトが大きく、良く言えば挑戦しがいがある。
悪く言えば、メンドクサイ伝統。
伝統と言えば「エース必修科目」と言う皮肉ともとれる言葉があります。

・トンネルミッション
・高度制限飛行
・峡谷飛行

トンネルはシリーズ定番で、大抵はトンネルの先の目標を破壊するもの。(脱出するまでが任務です。)
高度制限飛行はレーダー網を潜り抜けたり、戦術兵器の射程から逃げる際に指定される。
峡谷飛行は、峡谷を低空で飛び抜けるもの。
低空故に地面とキスしやすく、左右の幅が狭いのでまともに旋回ができない。
大抵は高度制限が課せられているので、より緊張感が生まれます。
これら三科目が敵のびっくりどっきりメカと組み合わさりことも多数存在し、
非常に難易度の高い(メンドクサイ)状況を結構頻繁に作ってきます。
ただクリアした際のなんとも言えない疲労と達成感はエースならでは。
ちなみにエースでは結構いろいろな場所が飛行可能であり、
橋下や建造物の隙間なんかを主目的で飛行する変態飛行士、
通称「スキマニア・クグロフ」の存在も各作品で確認されています。
これも1つの伝統です。奇跡とミラクルが起こると・・・

 

今から過去作を始めるのは、ハードの問題などで少し難易度が高いかもしれません。
また友人に勧めた際に帰ってきた言葉は、
「3D酔いでまともにプレイできなかった。」
とかハードルが比較的高い部類になってしまうかもしれません。
しかし来年にはナンバリングの新作発売も控えており、
PSVRにも一部対応など盛り上がりを見せています。


新たなACEが生まれる日も近い!?

モンスターハンターXX -新大陸へ渡る前の一狩りを!-

モンスターハンターXX -新大陸へ渡る前の一狩りを!-

以前取り上げたモンハンシリーズ。
新作モンスターハンターワールド(以下MHW)発売も近づき、
12月10日にはオンラインベータテストも行われる予定です。
今回紹介するのは2017年3月18日発売した「モンスターハンター XX 」(以下MHXX)。
前作モンスターハンター X(以下MHX)の続編であり、
MHXXを購入すればMHXの内容も網羅している。
新拠点や新ステージ、武器や防具などが追加されるのはモチロン、
狩猟対象となる中型以上のモンスター数94種。                  小型モンスターを含めると130種類にもなる。
仕様変更やシステム面の調整も行われており、
対応ハードも3DSやSwitchなど幅広く、
過去作以上に遊びやすくなっている本作の魅力に迫っていきます。

 

お祭り的モンハンの集大成

 

モンハンシリーズはもともと全クリなんて概念が無く、
遊ぼうと思えばいつまでも遊べます。
MHXXはモンハンシリーズの中でも屈指のボリュームを誇ります。
前作MHXでは四天王と呼ばれる4匹の看板モンスターが登場していましたが、
今作ではそれに加えてさらに双璧と呼ばれるメインモンスターが登場する。
もちろんその他追加モンスターも多数登場し、
前述の通り130種類のモンスターがハンターを待ち受けます。
新フィールドも解禁となったのは当然、
過去作からのリメイクフィールドも多数存在します。
新フィールドを調査するために主人公らが利用するのが新たな拠点「龍識船」です。
簡単に言ってしまえば大型飛行船団。

モンハンの世界観では飛行船技術はシリーズを重ねる度に発達しています。
しかし、制作会社であるカプコンに登場する航空機はほぼ確実に墜ちると言う有名なジンクスがあることがゲーマーの間ではかなり有名なのですが・・・
MHXで物議を醸した狩猟スタイルや狩技も更にパワーアップしている。
狩猟スタイルは新たに2種類追加され、狩技は武器種毎に1つ追加された。
もちろん既存の物にも調整が加えられている他、
SP狩技と言う要素も加えられ、より個性が出る遊び方ができるようになった。


MHXで登場した画期的なニャンターモードも強化されているのも見逃せない。
過去作で登場したキャラクターもあの手この手のクエストを持ち込み登場するのも本作の魅力の1つです。
村クエのエンディングは必見です!

 

カユイ所に手が届くシステム

 

MHXXで最大の功労は「防具合成」と言うシステムでしょう。
その名の通り、防具の性能はそのままで見た目を変更できるという代物。


このシステムを利用するには幾つかの条件があるのだが、
歴代のモンハンシリーズで代々継承されてきた「呪い」から遂に解放された時である。
発売当初はコラボ装備は基本的に対象外だったが、
後のアップデートで解禁されより自由度が増した。
またこのシステムはオトモアイルーにも当然対応している。
面白いシステムと言えば、クエスト出発前に申請を出しておけば、
クエスト中に条件を満たせば申請したアイテムセットがロケット輸送されるものがある。
クエスト関連ではリアル1日2回、追加報酬がもらえる「本日の調査対象」なるシステムがある。
指定されたモンスターをどのランクでどのクエストでもいいので狩猟すればいいので知らずに達成することも。
その他にも結構な数の地味でなんで今まで放置してきたのだと言いたい変更が数多く施されている。

 

今から始めても大丈夫?

 

モンハンシリーズは、ハッキリ言って人選びます。
著者も日々布教活動していますが、定着率はイチローの打率くらいかな?
また、息が長く有名であるが故に評価も厳しく批判も多い作品です。
著者は間違いなくモンハンシリーズ大好き人間ですが、
MHX、MHXXは少し微妙な評価です。
伝統は確かに継承されているのですが、悪い所もしっかりと伝承しなくてもと言う感じですかね。
死にスキルは当たり前、モンスターハンター4から地形に変化を持たせたのは面白いのですが、
何というかもうちょい何とかならないのかって感じも変わらず。
一番許せないのはモンスターの生態描写ですよ!
ハンター大全と言う設定資料集を販売するほど作り込まれ、
モンスターハンター3ではそれをウリにしていて下地はあるのにも関わらず、

・絶対お前ここ生息場所じゃないだろと突っ込みたくなる場所に出てくるモンスター。
・どうしてこんな場所まで辿り着いたと突っ込みたくなる場所に出てくるモンスター。
・レベル制でチケット制。イロイロ荒らぶる二つ名モンスター。倉庫圧迫要因1。
・痛い!タフい!疲れない!すぐ怒る!原因不明!獰猛化モンスター。倉庫圧迫要因2。

とぱっと思いついただけでもこんな具合に出てきます。お前本当に生き物なのっていうのツッコミはもうナシです。(ハンターもモンスターもw)


しかしながら前述の通り、登場モンスターや新たな仕様やシステムは正に進化と呼ぶに相応しいのではないでしょか。
MHWの発売を前に期待と興奮がそろそろ高くなってくる時期ですし、
3DSベストプライス版なら、税別3990円とお手頃です。いまなら年末商戦なんかでもっとお得になんてことも。
そして地味ですが、いまだにDLCは新しいクエストや特典が配信されています。
マルチプレイは人口が大分減って過疎が進んでいますが、
まだ募集はしているし、動画配信なんかもしてますね。
遊び方もただモンスターを狩猟する、武具をコレクションする以外にも、
レア素材のビンゴをする(公式でやってました)とか、風景探索(Switchがおススメ)、
各種縛りプレイなどいろいろ遊びのポテンシャルはかなり高い作品です。ゲーム内外問わず、幅広いコラボも魅力の1つです。例えば、

・キングダム
・名探偵コナン
・ハンター×ハンター
・ゼルダの伝説
・セーラームーン
・ドリフターズ
と言った有名どこから、
・魔界村
・逆転裁判
・ストライダー飛竜
などの自社コラボ、
・ファミ通
・電撃
・ジャンプ
と言った雑誌、
・銀だこ
・バーミヤン
・ステーキガスト
と言った飲食店、
・ユニバーサルスタジオジャパン
・快活CLUB
・リアル脱出ゲーム
・TSUTAYA

などなどかなり手広くやっていて、USJに至ってはかなり力を全力で注いだリアルイベントを毎年やっています。
これはMHXXに限らずモンハンシリーズ共通ですが、意識すれば、どこかで何かしら目にします。
流石は大阪の会社ですねー、商魂逞しい。


wikiを始め各種攻略サイト、まとめサイトやブログランキングでも専用板もありますし、
動画やSNS等で日々様々な情報やイラストが飛び交っています。
攻略や効率に特化した物、世界観補完や妄想に溢れた物、ネタに走った物etc…
ソロプレイでも楽しめますが、マルチプレイで気の合う狩友との時間は本当に楽しいですヨ!狩りの世界はアナタを待っています!

 

 

 

Home Sweet Home -恐怖はバンコク共通!タイ産ホラーゲーム-

Home Sweet Home -恐怖はバンコク共通!タイ産ホラーゲーム-

著者はビビりです。お化けとか幽霊なんかの心霊現象が大の苦手です。
小学生の頃に行ったお化け屋敷は良いトラウマ。
大学時代の肝試しは本当に切実に精神が削り取られました・・・
友人や先輩にはいつもからかわれています。
今回紹介する「ホラー」ゲームは、
そんなビビりな著者に誕生日プレゼントとしてギフトテロされた作品デス。

 

どんなゲームなの?

タイのインディーデベロッパー「YggGame」が製作した、
一人称視点のホラーアドベンチャーです。
主人公ティムは、妻が謎の失踪をしてしまい自棄になり自堕落な生活を送っていました。
泥酔状態から目を覚ますと見知らぬ場所にいます。何故こんな場所にいるのか解らないまま、周囲を探っていると女性の人影が横切ります。

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)
事情を聴こうと追い掛けるもなかなか追い付かず、さらに周囲の様子も・・・
と言った感じで進んでいきます。

 

物語の舞台は「タイ」

著者はタイに行ったことはありませんので教科書的イメージに加え、
やたらクーデターが起こるとか、前国王の圧倒的カリスマくらいしか思いつきません。
あとサガットw
しかし、なんとなくの東南アジア特有の雰囲気を上手く醸し出しています。
寂れた木造家屋や、至る所にある怪しげな祭壇や神具。

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)
突然流れ出すラジオとか、過去の新聞などの小物が物語の謎と恐怖を煽ります。
作品の根本となるアイディアは、タイの信仰や神話だそうで、
作中にも「餓鬼」と呼ばれる存在がティムを追い込む場面があります。
餓鬼と言うのは仏教世界観で、生前の悪行の報いで飢えと渇きに苦しむ亡者の事です。
テロリストな友人曰く、日本とタイの文化や風習はどこか近いところがあるらしく、
コテコテの洋物ホラーゲームより想像しやすく、恐いと思うとのこと。
正直そんな気の使い方は要らない・・・

 

ホラー要素あれやこれ

ビビりな著者でも動画配信サイトなどで稀にホラーゲーム実況などを視聴することはあります。
物が突然落ちるとか、急に音が鳴り出すとか、敵が通路を横切るetc…

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)
そういったセオリーは押さえていたつもりですが、
やっぱり怖いです。予期せぬタイミングで急に来るのはもうホント心臓に悪い・・・
そしてやっぱり暗闇って言うのは恐怖を煽ります。

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)

また、主人公ティムさんはかなり虚弱体質です。
敵に攻撃されようなら即昇天です。
なので様々な要素を的確に使って身を隠しながら進むステルスゲームでもあります。
一方的にやられる恐さは結構きます。
そして個人的に一番嫌だと思ったのは、
気が付くとマップの構造が変化します。
霊力や呪術的な演出か、はたまた誰かの精神世界なのか?
廃墟的な怖さや、温かい家庭なのに人が居ない怖さ、
振り返れば来た道が無くなっている怖さなどetc…

 

その他の要素あれやこれ

本作は結構謎解き要素があります。

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)
数字関連はちょっといい頭の体操になりました。
ゲーム内容以外ではキーコンフィグはできないですが、フルコントローラーサポートです。
また対応言語もそこそこ多く、日本語インターフェイスと字幕に対応しています。
そしてこの字幕。
か・な・り!面白いです!
鋭角に斜め上行く翻訳です。
狙っているのか、はたまた機械翻訳だからか解りませんが少し意味不明系なもの、
思わずクスっとしてしまうフレーズ系、
そして極めつけはティムの「オネエ言葉」。
いやまぁタイって確かにそう言ったイメージあるけど。
雰囲気を一気にぶち壊してきます。
個人的には怖いのが苦手なので、気を紛らわすのにとても良かったですけど。
これって他の言語でもオネエ言葉的なローカライズされているんでしょうか?

 

まとめや注意など

今更ですが本作は、かなり怖いです。
怖いのが嫌いな人種のゲーマーに誕生日にギフトテロしていいセームではありません。
他のホラーゲームやホラー映画などを嗜まないので基準は解りませんが、
steamでのレビューをチラッと見た感じでも結構怖いと評価されているようですしね。
そして本作はまだ完結していません。
エピソード1的な扱いみたいだそうです。
開発側もエピソード2をリリースすると語っており、
コンソールバージョンのリリースプランもあるそうです。
無料体験版もsteamで配信されているので、
興味を持ったのなら是非プレイしてみてはいかがだろうか。

(引用元https://www.homesweethomegame.com/)

 

【製品情報】


タイトル       Home Sweet Home
ジャンル       ホラー・アドベンチャー
対応機種       PC(steam配信)
開発元        YGGDRAZIL GROUP CO.,LTD
販売元        YGGDRAZIL GROUP CO.,LTD
プレイ人数      シングルプレイヤー
対応言語       英語・日本語・フランス語・ドイツ語・スペイン語                 ・ブラジルポルトガル語・ロシア語・中国語(簡体字)タイ語
(英語及びタイ語では吹き替え音声アリ)
リリース日      2017年9月27日
販売価格       1680円
公式サイト      https://www.homesweethomegame.com/

DJMAX Respect – 沈黙を破り復活を果たした音ゲーの集大成

DJMAX Respect – 沈黙を破り復活を果たした音ゲーの集大成

筆者の子供時代は音ゲーと共にありました。DDRブームの頃には家族で遊んでみたり、中学時代にはギタドラシリーズも遊んでいました。そんな中で自宅で特にハマっていたのがDJMAXでした。

DJMAXとは

かつて存在したゲームポータルサイト、ネットマーブルで2005年からサービスが行われていた音楽ゲームがDJMAXです。後に家庭用ゲーム機向けにシリーズ化されていったので、DJMAX Online(DMO)とも呼ばれています。

韓国のPENTAVISIONという会社が開発したゲームで、EZ2DJというアーケードゲームのスタッフが集まってPC向けにサービスしていました。

上から落ちてくるノートと呼ばれる物がラインに重なったときにキーを押していくタイプのゲームで、分かりやすく言えばBeatmaniaからターンテーブルを取り除いたようなゲームでした。

収録されている楽曲も、ハウスやトランスから、ジャズやヒップホップ等、幅広いジャンルの曲が揃っていました。バックグラウンドで流れるアニメーション(BGA)も様々なイラストレーターが集まって個性的なものが多いです。

しかし残念ながらDJMAX Onlineは2008年にサービスを終了しています。

PSPに進出しPortableシリーズとして展開。アーケードも

2006年にはPSP向けの新作としてDJMAX Portableが発売されます。


※動画はPortable 2のもの

DJMAX Onlineの楽曲を中心に、PSPでの操作に最適化されたシステムが好評を博し、韓国で大ヒットしました。翌年には続編が発売され、DMOのサービス終了後もPSPでいくつものシリーズが発売されていきました。

日本では2011年のPortable 3まで国内での発売はありませんでしたが、韓国版に日本語が収録されていたこともあり、輸入して遊ぶ人が多くいました。

システムを大幅に変更したDJMAX TECHNIKAも2008年にアーケードで稼働開始し、現在までに3作出ています。

しかし、2012年にPENTAVISIONは親会社のNeowizに合併され会社としての形態は消滅。モバイル向けの新作などもありましたが、更新が途絶え、しばらくの間DJMAXは表舞台から姿を消します。

DJMAX Respectの発表

しばらくの沈黙の後、2017年になりDJMAXシリーズの最新作がPS4向けにリリースされました。

DJMAX Respectと名付けられた新作は、新曲40曲に加えPortable 1およびPortable 2の楽曲合わせて140曲以上を収録。さらに、今後発売されるDLCで他のシリーズの楽曲を配信することも発表しています。

12月2日現在すでに2008年にリリースされたDJMAX TrilogyのDLCが配信されており、Trilogyの楽曲やスキン等が同梱されています。

従来のシリーズ同様に様々なモードを収録

基本となるアーケードモードは3曲プレイできます。3曲以上遊べるフリーモードもありますが、それと違うのは、解禁していない曲をプレイできるということです。解禁していない曲をプレイして、フリーモードで遊べるようにしていくのがアーケードの目的でしょうか。

複数の楽曲を様々な条件でプレイしていくミッションモードもやりごたえがあります。○○コンボ達成、BREAK(ミス)○○回以下といったクリア目的が各コースに設定されており、それらを達成していくモードです。ノートが流れてくるスピードやエフェクトなどが強制されるコースもあり、かなり奥が深いモードになっています。

また、プレイを進めていくことで、設定資料やイラスト、BGAなどをアンロックしていくこともできます。特に設定資料などはBGAのプロットや修正案などがみられることもあり非常に興味深いものとなっています。(韓国語ですが・・・)

他にも2人で同時に対戦ができるオンラインモードもあります。

難易度も幅広く揃っている

音ゲーの高難易度化もよく聞く話題ですが、DJMAX Respectは簡単な譜面から鬼のように難易度の高いものまで多く揃っています。

このゲームは4ボタン、5ボタン、6ボタン、8ボタンのモードに、3種類の難易度が用意されています。ボタン数が少ないほど難易度が低いと思いがちですが、意外と高難易度の譜面も用意されていたりします。

8ボタンになってくると親指だけでなく、人差し指を使ってL1、R1ボタンを押すことになるので、慣れていないとミスを連発しやすいです。

筆者は未確認ですが、ミッションモードには10ボタンの譜面があるとか・・・

見事復活を遂げたDJMAX、続編の計画も?

韓国・アジア地域で7月に、日本では11月に発売された本作ですが、久々のシリーズ新作ということもあってか、かなりヒットしているようです。韓国ではイベントが何度か行われており、大会やRespectのDLCの発表なども行われています。日本でもAmazonで限定版が売り切れたり、レビューでも高評価のものが目立ちます。

近年、音楽ゲームはアーケードやスマートフォン向けのものが主流となっており、家庭用ゲーム機向けの作品が少ない状態が続く中で登場した本作は、本格的な音ゲーマーの注目を集める結果となったのでしょう。

また、Respectのヒットを受けて、2019年に向けて新作の開発も決定したようです。どのような作品になるか分かりませんが、期待しながら待ちましょう。

DJMAX RespectはPS4向けに発売中です。

公式サイト

新米姉妹のふたりごはん -実際に作って食べてみる系漫画-

新米姉妹のふたりごはん -実際に作って食べてみる系漫画-

著者はオタクであると同時に、「食べる」ことも大好きです。
グルメ漫画や料理漫画も最近は増えてきて、
国内外問わず変わった料理や食材、地方でしか消費されないような珍味、
果ては異世界独自のゲテモノまでとヒトは様々なモノを味わいます。
今回紹介する漫画は、作者が実際に調理してみて、
美味しかった料理だけを描くというそんな作品です。

 

あらすじ

 

両親の再婚により、突然姉妹となったサチとあやり。
言葉数が少なく目つきの鋭いあやりに対し、サチは物怖じし、
これからの同居生活に大きな不安を感じてしまう。
そんな時、海外出張中の父親から届いたのは生ハムの原木で──。
料理を通じて絆を深めていく新米姉妹から目が目が離せない!
幸せな笑顔はおいしい料理から生まれる、新鮮クッキングストーリー!
(公式サイトより抜粋 http://daioh.dengeki.com/special/futarigohan/)

 

浪漫溢れる料理がイイ

 

この漫画の魅力は「特別感があり且つネット通販などで購入可能な食材や器具」です。
あらすじにもあり、第一話の「生ハムの原木」からして非常に浪漫に溢れます。

コンビニなんかに行けばスライスされた物が購入できますが、
元々は豚の脚なので相当デカイです。

(引用https://www.amazon.co.jp/gp/product/4048656538?ie=UTF8&tag=dengekidaioh-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048656538)

これは第一巻の表紙なのですが如何にデカイかが伝わります。
ちなみに品種・熟成期間やその他条件次第ですが後脚で8kgほど3~4万ほど、
前脚なら4kgほどで1万円台です。
最初に購入する際は、台とナイフ付きの物を選ぶと良いでしょう。
って作中のコラムで紹介されていてホイホイされました。
浪漫と言えば「ラクレットチーズ」。表紙の左下の方の丸い物体です。
これを適当に切り分けてチーズの切り口を温め、
皮が香ばしく中がトロリとなったところを削いで、
茹でたジャガイモやパンにのせていただきます。
アルプスの少女ハイジに出てきたアレです。
いやもうほんと浪漫の塊です。
姉妹の両親が海外出張で世界を旅している恩恵で、
色々なものが送られてくるのも漫画ならでは。
とあるお話ではあやりのおばさんが登場します。
彼女は猟師を営んでおり、
最近何かと話題のジビエ料理なんて言うのも登場です。
そのお話では鹿肉のロティと言う料理を作っていました。
鹿肉をネットで検索したら、思ったよりも安く品数も豊富に販売していました。
イメージ的には、山間部の道の駅なんかでしか売ってないと思っていたので以外でした。
ほんと便利な時代になったものですねー。

 

お手軽?料理イイ

 

料理は食べるのもイイけど、作るのもまた楽しいものです。
最近は様々なwebサイトでレシピが公開されています。
cookpadで公式アカウント「新米姉妹レシピ」が公開されています。
(https://cookpad.com/kitchen/15206113)
著者も漫画を参考にいくつか実際に作った料理があります。

・生ハムサンド
・たまごふわふわ(江戸時代のセレブな卵料理、現在静岡県袋井市のB級グルメ)
・夜食のスープ
・みぞれ鍋

こんな感じでしょうか。
共通しているのはどの料理も「お手軽」です。
レシピもシンプルだし、野郎がなんとなくで作れるのがポイントが高いです。
ただし楽ではないです。主に手にきます。
卵をひたすらかき混ぜたり、大根おろしは重労働デス。
個人的にはみぞれ鍋は大当たりでした。
最初に作ったときは、「沢庵臭」が充満して大変でしたけど・・・
(一度絞って水にさらして硫黄成分を抜くと良いですよ!)

 

便利な調理器具がイイ

 

料理担当あやりの趣味は調理器具を集めることです。
彼女の部屋には様々なコレクションが保存されています。
まだ詳しく描かれていませんが、彼女の過去に何か関係があるようで・・・
話を戻して作中に登場するガジェットを幾つか紹介しましょう、
まずはその見た目と用途でインパクトがあったコレ。
「エッグシェルカッター」です。
その名の通り、卵の殻を割る道具です。

(引用http://daioh.dengeki.com/special/futarigohan/)
見た目がなかなかオシャレさんです。
作者曰く、卵のブランドによって殻の硬さが違って力加減が難しいとの事。
次は何かと応用が利きそうな「ガスバーナー」。
著者的には寿司屋とかで炙りサーモンとか炙りシメサバとかのイメージですが、
作中ではクレームブリュレとかオシャレなスイーツを作っています。
スイーツと言えば、「アイスクリームメーカー」と「アイスディッシャー」なる道具も登場します。
前者はその名の通り、家庭でアイスクリームを作る機械です。
後者はアイスクリーム屋なんかでアイスを盛り付けるときに使うアレです。
ガスバーナーとかは家に有ってもいいかなとは思いますが、
アイスクリームメーカーは、コンビニに行った方が楽だし種類もありそうですし。
エッグシェルカッターに至っては・・・
とまぁ日常生活では恐らく使わないというか、
存在を認知されない調理器具たちを知ることもまた一興かと。
作中であやりも言っていますが、物によっては絶対に必要な訳では無いけど、
あると便利だったり変わったものが作れるのは面白いですよね。
これから年末年始で人が集まりますし何かしら探してみるのも良いかもしれません。

 

迷ったら読んでみろ!食ってみろ!

 

もう既にお気づきかと思いますがこの漫画は深夜に読むのは危険です。
非常に「飯テロ」成分濃厚デス。
さて本作は、単行本4冊が現在発売されています。(続きはよ!)
また下記サイトにて、一部試し読みができるので興味が出てのなら気軽にチェックできます。
(http://seiga.nicovideo.jp/comic/18981)
(https://comic.pixiv.net/works/3287)
気軽と言えば、生ハムの原木に代表されるように、
ネット通販などで簡単に入手できる食材を吟味して、
リアルで食べてみることを激しくオススメします。
サチやあやり達が食べている物をリアルで食べるのは何か感慨深いものがありませんか?
各話の間には「料理漫画研究家」とか言う謎の肩書を持つ杉村啓氏によるコラムも収録されています。
独自の視点と言いつつも、結構面白くて役に立つ知識が披露されています。
登場人物は少ないですが、どのキャラクターも活き活きと描かれています。
特に食べる担当サチは、本当にコロコロ表情が変わって可愛い。
露骨な萌えとは違った萌えデスw
主要キャラクターが全て女性であり、
女の娘同士が料理を通じて盛り上がっていく様子は「イイモノ」です。
今後とも仲良く美味しい料理を食べて欲しいものです。

(引用https://www.amazon.co.jp/gp/product/4048927167/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4048927167&linkCode=as2&tag=dengekicomic-22)
姉妹の過去話も気になりますがどうなんでしょうね。
読んでいてほっこりと温かくなり、
そしてお腹が空くそんな作品の紹介でした。

 

製品情報

タイトル   新米姉妹のふたりごはん

作者     柊ゆたか

出版社    アスキー・メディアワークス

掲載誌    月間コミック電撃大王

 

Besiege -僕の考えた最強の攻城兵器開発ゲーム-

Besiege -僕の考えた最強の攻城兵器開発ゲーム-

物を創るのは、とても労力が要りますが、楽しいことでもあります。
今回紹介するBesiegeも「ものづくり」系ゲームの1つです。
まだアーリーアクセスでありながら、
物理エンジンによる複雑怪奇な一筋縄ではいかない難易度で、
産みの苦しみや喜びを味わい方にオススメの作品です。

どんなゲームなの?

 

英国のインディーデベロッパー「Spiderling Studios」が開発したシミュレーションゲームです。
be + siegeとは城や要塞の包囲戦を意味するとのこと。
プレイヤーはあらかじめ用意されたパーツを組み合わせて、
「僕が考えた最強の攻城兵器」を作り、
各ステージのお題を解決して進んでいくのが主な流れです。

(デフォルトのままでも十分楽しめますが、MODを導入することでより自由度が高まります。)

(引用元http://store.steampowered.com/app/346010/Besiege/)
ゲーム名の通り砦などの建造物を破壊が目標である場合の他にも、
兵士や(何故か)羊とか鳥を殺戮したり、
指定されたポイントへ向かったり、
ハンドルを回せだの、剣を引き抜けだの変わったステージも。
このゲームに正しい攻略方法は無いので、
知恵と工夫と閃き次第で何でも作れるのが魅力です。

 

高度な物理演算が故に

 

「Simple is Best」と世間は言うけれども、
日本男児でありオタクならば追加武装とか、フルアーマーとか憧れません?
改良を重ね、「〇〇改」とか「〇〇二式」とかやりたくなりません?
そして「第二世代型○○」とか浪漫ですよね。
ただそうは問屋は卸さないのがBesiegeです。
まぁ物理演算あるあるなんですが、

・自重で可動部が折れる。
・大砲発射の反動で分解。
・敵兵の矢が脆弱部位に被弾して壊れる。
・プロペラの慣性モーメントによる変態飛行からの墜落or空中分解。
・爆破し燃えた敵兵などが自機に飛んできて、予備弾薬が誘爆。

(引用元http://store.steampowered.com/app/346010/Besiege/)

こんな感じのことが日常茶飯事です。
理不尽だと感じても泣かない心が兵器開発に必要なのです。

あと、物理演算などでマシンスペックを要求するので、
そこそこのCPUとGPUがないと快適にプレイできません。

 

独りで静かで豊かにモノを自由に作ろう!

 

前述の通りゲーム内の物理法則は絶対である。
また攻城兵器作成にもルールが存在し、
全体の設置範囲が一定の範囲内に収まるようにしなければなりません。
(クリアを無視したサイズ無制限モードもある。)

(引用元http://store.steampowered.com/app/346010/Besiege/)
また設置物の大きさも決まっていて、例外を除き重ねての設置不可です。
同系統の動力パーツでも取り付け部位毎にキーアサイン可。
自由度の高い設計が可能な反面、物理法則の絶対的支配下に置かれているために、
重量・強度・バランス・重心・慣性・揚力など考えながらやるのは骨が折れます。
正直適当に作ってのトライ&エラーが楽しかったりするのもまた一興。
というより一発で設計通り動いたことなんて殆ど無いですし。
あと個人的にこれ上手くいくのではと考えて作ると失敗して、
適当にこれは無理だろとやってみると案外成功するパターンが多かったり。

 

孤独に押しつぶされそうになったのなら

1人で黙々と作業するのも何時かは限界が来ます。
そんな時は動画投稿サイトを閲覧しましょう。
世界中の英国紳士が動画を投稿しています。
どんな発想で何を作ろうが正解なゲームですので、
これは純粋にスゴイとか、完全にプロの技術だと思うものから、
ナニコレ変態だとかその発想は無いとかイロイロと考えることを放棄して楽しめる作品まで数多く存在します。
ゲームの仕様上、バンザイ突撃で自爆してもクリア扱いになるのも動画に花を添えることになっています。
動画の性質上、発想が奇抜な物が大半を占めており、
その説明や演出・ナレーション等も凝っており、
ピタゴラスイッチだとかプロジェクトXのような動画が日々投稿されています。

 

 

【ゲーム情報】

タイトル       Besiege
ジャンル       シミュレーション
対応機種       PC(steam配信)
開発元        Spiderling Studios
販売元        Spiderling Studios
プレイ人数      シングルプレイヤー
対応言語       英語(注:日本語未対応)
リリース日      2015年1月29日
販売価格       798円(注:アーリーアクセスの為、恐らく値段の変動アリ)

公式サイト      http://www.besiege.spiderlinggames.co.uk/

A Hat in Time – 64時代の精神を受け継ぐ3Dプラットフォーマー

A Hat in Time – 64時代の精神を受け継ぐ3Dプラットフォーマー

1996年に発売された「スーパーマリオ64」は当時まだ一般的ではなかった3D世界を自由に動き回れるゲームとして多くの著名人やメディアから称賛されています。

その後NINTENDO64では多くの3Dアクションゲームが発売されていきました。”A Hat in Time”はそんな64時代の3Dアクションゲームに強い影響を受けた作品です。

とある惑星を舞台に砂時計集め

主人公となるHat Kidは自分の宇宙船で自宅に帰る途中、たまたま近くを通った惑星のマフィアから通行料の支払いを命じられます。Hat Kidはこれを払いのけるものの、マフィアは宇宙船のガラスを突き破り、Hat Kidは宇宙船の動力である砂時計と共に宇宙へ放り出されてしまいます。

こうして自宅へ帰るために惑星に散らばった砂時計を集める旅に出るというのが本作のストーリーです。

帽子の力を借りて困難を乗り越える

このゲームの特徴は特殊な能力を持つ帽子を使ってゲームを進めていくことです。初期装備の帽子はどこに進めばよいのかを表示するものですが、移動速度が速くなる帽子や、時間を止める帽子、見えない足場を出す帽子などをステージに散らばる毛糸玉を使って作成していきます。

個性豊かな5つのエリア

エリア4の雲の上にある村は砂時計を入手した後も自由に探索できる

舞台となる惑星には、マフィアが支配する街や映画スタジオ、幽霊がうろつく森など、ラストステージを含む5つのエリアが存在します。最初はマフィアの街から始まりますが、ステージにある砂時計を集めていくことで新しいエリアがアンロックされていきます。

エリアによって目的は様々です。例えば映画に出演して映画賞に受賞させるために演技でスコアを稼ぐというものや、亡霊と契約して指示に従って手紙の配達や女王の亡霊がうろつく屋敷を探索したりします。

エリア内のすべてのステージをクリアしなくとも一定の砂時計を集めることで、次のエリアをアンロックして行けるようになるので、進め方の自由度は高いです。

魅力的なキャラクター達

マフィアを挑発するHat Kid

主人公のHat Kidは表情や動きが非常に豊かです。マフィアの近くを通るときに舌を出して挑発してみたり、女王の屋敷を探索するときなどは非常に怯えたような顔をします。

旅先で出会うキャラクター達もHat Kidをエイリアンだと思って怯えるマフィアだったり、高いテンションで語りかけてくる亡霊等、個性豊かなキャラクターが数多く登場します。しかし、残念ながら現在は英語版しかないため、会話内容をすべて理解できませんでした。

日本語版が登場すればより面白くなると思うのですが…

若干グロテスクなシーンもあり

非常にゆるい雰囲気のゲームで一見子供向けのような感じではありますが、少し過激な演出も見受けられます。

例えば2つ目の映画撮影スタジオエリアではHat Kidが探偵となって列車での殺人事件を捜査するステージがあります。映画の撮影という設定ではあるものの、ナイフで刺されて血を流す死体が映し出されます。

また、マフィアエリアのボスが瓶に入った目玉の状態で再登場したり、とある登場人物がやや過激なイラストでゲームシステムの解説をしたりします。

カートゥーンのグロ表現に慣れている方であれば抵抗はありませんが、どちらかといえばこのゲームは子供向けというより64のゲームに慣れ親しんだ大人向けなのかという印象を受けました。

ちなみにESRB(北米の審査団体)でのレーティングはEveryone 10+(対象年齢10歳以上)となっているようです。

64時代を過ごした人もそうでない人もプレイする価値あり

筆者はプレイステーションと共に育った世代だったので、このゲームに懐かしさを感じる部分はありませんでしたが、ゲームを進める際の自由度やキャラクターの可愛さなどに強い魅力を感じました。

ボリュームは若干少なめであったものの、ラスボス戦からのエンディングも感動的で、また1からプレイしたいと思う完成度でした。

A Hat in TimeはSteamにて配信中です。PS4、Xbox ONE版の配信も予定されています。

イレブンソウル -ケーキ屋に並ぶかつ丼のような漫画-

イレブンソウル -ケーキ屋に並ぶかつ丼のような漫画-

まず始めに今回紹介するイレブンソウル(以下士魂)はサッカー漫画ではありませんので悪しからず。
ジャンルはSFバトルアクション青春群像劇哲学味ラブコメ仕立てと言ったところでしょうか。
まぁ要約するとバイオハザードで生まれた化け物を、
訓練された強化人間がパワードスーツみたいなものを使って駆除するってお話です。
戦闘作画は圧巻の一言で、どの戦いも熱く激しく魅せてきます。
特に設定や世界観的にガンパレやマブラヴ、
進撃やシドニアって単語に反応する人種ならばより一層楽しめる作品でしょう。

あらすじ

 

21世紀中盤、人類の文明世界は大きな試練を迎えた。
発達した遺伝子技術は世界中で巨大な市場と莫大な利益を生み、研究が加速。
やがて自らの欠点を他の遺伝子を取り込むことで補完する発展型成長遺伝子が発見され、
人類は遂に「不老不死」の夢に肉薄した。
しかし、研究機関がこの遺伝子の実験サンプルをバイオハザードしたことで事態は急変。
自然界から無制限に遺伝子を取り込み、人類の予想を遥かに超えて進化した「彼ら」は人類世界を侵略し始める。
「シャヘル」と名付けられた彼らは人類の武力を次々に撃破し、わずか2年で南北アメリカ大陸を制圧。
文明誕生より1万年…。人類は初めて自らより強力な「種」と対峙していた。
―アメリカ合衆国が世界地図から消えたその年…―
日本政府は対シャヘルのための特殊装備を有する日本「軍」を再編。
ほぼ1世紀ぶりに海外派兵を前提とした兵力を保有することとなった。
その要となったのが強化手術によって諸神経の高速化を図った兵士を、外骨格兵装に搭乗させる機甲歩兵部隊。
通称「侍」部隊である。
侍を育成、運用する首相直属の統括局は「侍所」と呼ばれ、わずか数年で世界一級の兵士達を輩出。
侍は各国のベースキャンプに派遣され、対シャヘルの戦闘において目覚しい戦果を上げた。
同時期。シャヘルに対抗すべく新生国際連合は太平洋上と大西洋上に人工島を築き、
シャヘルの南北アメリカ大陸からの流出を封じることに成功。しかしアメリカ大陸奪還は失敗し、多大な犠牲を払うこととなった。
人類とシャヘルは大海を挟んで睨み合い、侵略と防衛を繰り返す長期戦に突入。世界各国は莫大な資金を投じて軍備を強化し始める。
もはや「暴力」を除いて、事態の解決を図れるものはなくなっていた。
(イレブンソウル第一巻引用)

 

この作品を読むにあたって

 

もうお気づきかもしれませんが、士魂は重めの世界観です。
掲載雑誌にぶっちゃけ合わない漫画だったため当時著者の目に留まったのを覚えています。
描写もグロは当たり前だし、絵柄も昨今の萌路線とは違います。(まぁ別の色気はあるのですがw)
情報量が普通の漫画に比べて多く、また描き込みも細かいのが特徴です。
個人的には、電子書籍媒体での読書はあまりおすすめできません。
文字がそもそも多くて細かいので、スキャンの具合なのか潰れて読みずらいことが多々ありました。
また魅せ場であるアクションシーンを始め、見開きでの描写が多い事も紙媒体を薦める理由です。
それらを踏まえて魅力を幾つかご紹介します。

 

ヒトの持つ可能性と欲望のドラマ

 

士魂の魅力は多々あれど、やはり外せないのが主人公達の成長です。
物語の主人公・塚原武道(あだ名はたけちー)。
苺オレが好物で特技は剣道。
天体観測が趣味な穏やかで健全な青年です。
兵士向けな性格でもなく、望んで入隊したわけでもなく、入隊前の評価適性はE。
しかし何か訳アリで物語が始まる前は軍病院に三年程入院していたとかで・・・
そんな彼と同期で特Aで入隊したツンデレ秀才なヒロイン九十九五六八(つくも・いろは)に罵倒され、
時にはノックアウトされつつも、
異常甘党完璧兵士な隊長に、不思議系通信兵、釣りキチ副長、
板前工兵あんど幼馴染、餌付け狙撃兵とアットホームな部隊員に励まされ、
挫けそうなった時も、訳アリ部隊の乃木隊長に背中を押され、
とある「志」の為に侍として成長していきます。
物語的には1~7巻(第一部)がこれに相当します。
特に7巻は士魂全体で見ても屈指の名シーンであり、たけちーが主人公であることを証明します。
シュチュエーションも演出も、そして何より今までの積み重ねが遂にって感じでそりゃもうスゴイ!
バトルものなので当然ですが劇中では、人が結構な頻度で死んでいきます。
どんなキャラクターだろうと結構容赦なく退場します。
死亡フラグがちゃんと建てられる人物はまだ救いがあるのですが・・・
まぁそれもまたシャヘルとの生存競争なのです。
物語の大筋はシャヘルとの闘いなのですが、
その裏の人間同士のやりとりもきっちり描かれています。
シャヘルを殲滅した世界の戦後処理、延いては世界の覇権を念頭に置いた政治的駆け引きも1つの見どころです。
序盤からも伏線を張られているのですが、8巻以降(第二部)大きく描写されます。
そもそものシャヘル誕生もヒトの欲望が招いたものですが、
第二部に入ってからの各キャラクターの思想がダークマターもいいところで、
ヒトの裏側をこれでもかと詰め込んできます。
そのせいで士魂は第一部だけでいいというファンもいる程です。(著者の友人もその一人)
また各話タイトルも意味深と言うか厨二で楽しませてくれます。
(五六□八でラッキーレス、□□七□でホーリーナンバーなどなど。)
物語の冒頭には偉人や軍人の名言、童話や神話・幸福論なんかの引用で始まることが多いです。
特に「オズの魔法使いへ」のオマージュになっている設定や構成は第二部の重要な要素です。
解る人からすればより一層、作者の意図がくみ取れるでしょう。
まぁ純粋にカッコいい(厨二的)のですけどね。

 

たけちー電波相談室

 

漫画を読む上でストーリーが魅力的なのは当然です。
ここからは士魂を士魂たらしめる要素の紹介です。
突然ですが皆さん「幸せ」って何ですか?
「生きる」ってなんですか?
なんで「人を殺してはいけない」んですか?
などなど当たり前だけど、急に尋ねられると返答に困る素朴な疑問ってありませんか?
これは作中でたけちーが実際に疑問に思い、
知り合いに相談していくという士魂のテンプレなのですが、その知り合いの返しがどれも深く秀逸なのです。
皆それぞれ考えさせられ、時には笑わせてくれる、それでいて納得のいく答えを返してくれます。
この電波相談の締めは決まって乃木隊長です。
乃木隊長は死刑囚で構成された部隊の隊長で、彼も何かとやらかし凶悪な性格。
しかし面倒見も良く、一部になにかと慕われて彼独自の価値観がある模様。
実はこの漫画のタイトルである「イレブンソウル」が何かということも彼が語ってくれます。
これはたけちーが幸せって何だろうと乃木隊長に尋ねた際のことです。
———————————————————————————————————————–
士(モノノフ)とは・・・十の経験を一に帰結させる人種だと・・・
-略-
「一」つの事を成し遂げる為に「十」の経験を注ぐ。
一つのことを成し遂げるその瞬間・・・
そこに心の全てを傾けて生きる・・・
それが「志」ある生き方なんだと・・・・
そんな生き方ができるなら俺は「幸せ」だな・・・・
————————————————————————————————————————
「士」の「心」。
それこそがイレブンソウルという訳です。
ちなみに乃木隊長の外骨格兵装には「志」とペイントされており、
後に最終決戦に臨むたけちーの外骨格兵装にも同様のペイントが施されるのも熱い展開です。

 

無冠の傑作を是非

 

個人的に士魂はかなり楽しめて人に布教しているのですが、
よくある漫画大賞的なおススメに挙がることは皆無ですし、
そもそもの知名度が低すぎる気もします。
掲載誌もどちらかと言えばマイナーでしたしね。
SFバトル物と言うのも一定数の読者には響くかもしれませんが、
やはり人を選ぶ気がします。どちらかと言うと男性向けなのかな?
書店で見かけても、単行本の表紙を始めイラストに少し癖があると感じるかもしれない。
そういう著者も最初に単行本を見た時はちょっと思うところはあった。
実は作者である戸土野正内郎(とどの・せいうちろう)氏は、色覚異常があり色の大半を区別しにくいそうです。
桜と雪が同じ色だと思っていた時期があったとか後書で語っています。
まぁなんというかカラーは独特です。さらに言うと基本的にアシスタントを雇わないワンマンアーミーであり、その生き様からタイトロープダンサーの名を欲しいままにしているのだとか。
そんな先生ですが、物凄く描き込みが細かいことに定評がります。
その書き込みに加えて戦闘描写もスタイリッシュで、特に最終巻はバトル漫画の1つの境地といっても過言ではありません。
ほんと侍の斬りあいに言葉は要らないですね。

 

まとめ

・個性的なキャラクターによる笑いと涙と萌えと燃えの人間ドラマ。
・深層心理にあるドス黒い欲と極限状態で浮き彫りになる人間性。
・哲学的名セリフの大放出。
・圧倒的アクション。

公式応援Twitterアカウント@harigane5で最終巻の後日談や、
戸土野先生の落書きが公開されています。

幻想水滸伝・シリーズ -108星の紡ぐ壮大な大河ドラマRPG-

幻想水滸伝・シリーズ -108星の紡ぐ壮大な大河ドラマRPG-

「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。」
これは平家物語の冒頭部分です。
恐らく多くの方は中学か高校の古典の授業で一度は学んだことではないでしょうか?
今回紹介するのは、ゲームシナリオもそしてゲームブランドすらも諸行無常で盛者必衰な作品群です。

 

幻想水滸伝とは?

 

幻想水滸伝(以下幻水)はコナミより発売されているRPG作品です。
タイトルから分かるように中国の四大奇書である「水滸伝」をモチーフにしたファンタージ作品で、
108人の仲間を集めるところが最大の特徴です。
この108星にはそれぞれに対応する宿星(運命とか根本的な性質)に共通点があるほか、
固有のイベントや外伝派生が存在します。
キャラクターによっては作品を跨いで登場する場合もあります。
ナンバリング作品は地域や時代が異なるが、共通の世界観で展開されているのが特徴。
作品によって立場が異なり、味方になったり敵になったりする事もあれば、
前作で登場したキャラクターの子どもや一族が登場することもあります。
時系列的には4→5→1→2→3の順になります。
108人と言っているが仲間になる種族は人間だけではありません。
コボルトやリザートと言った亜人種やユニコーンやグリフォンと言った幻獣、
ムササビや犬といった動物も宿星になっています。
108人全員を集めなくてもゲームをクリアすることは可能ですが、
ストーリーに変化が生じるたり、エンディングに影響を及ぼします。
また仲間を増えると本拠地が発展し、さまざまな店舗や施設が解放されていきます。
本拠地は全作共通で水滸伝らしく、水の滸(ほとり)となっている。
基本的な店舗や施設は各作品共通だが、ミニゲームが作品によって異なったり、
作品毎の特徴的な施設も存在する。
幻水を語るうえで重要な要素に「紋章」と言うシステムがある。
特に「27の真の紋章」(以下、真の紋章)は幻水のシナリオの根幹に大きく関わる。
ただし今現在判明しているのは18種類のみであり、
今後の展開が気になるところでもある。
紋章はゲーム内のシステムでは、他RPGで言うところの魔法やスキルである。
純粋に攻撃や回復に使う物や、フィールド上での移動速度を上げたり戦闘後に得られる金額を倍増するなどの物、
セーブポイントであったり、艦船の強化素材であることもある。
作品によってマチマチだが戦闘システムがシンプルな物が多い。
通常のフィールド上の戦闘以外にも、ジャンケンのような仕様の「一騎討ち」や、
シミュレーションRPG形式だったりリアルタイムストラテジー形式で進行する「戦争イベント」が物語を彩ります。
それでは次項以降でナンバリング作品の簡単な解説をしていこうと思います。

 

プレイステーションよ。これがRPGだ!

これは記念すべき第一作めのキャッチコピーです。
1995年にPlayStationで発売され、後にセガサターンやWindows95、PlayStation Portableや携帯電話用アプリなどに移植されました。
物語の舞台は太陽暦457年の赤月帝国。主人公は赤月帝国五将軍の子息であり、周囲からも皇帝からも期待を受けていた。
ところがある日、親友が宮廷魔術師から目を付けられ襲われる。
その原因は親友が真の紋章である「生と死を司る紋章」を宿しており、親友の願いにより主人公はこれを継承する。
これが引き金となり帝国に狙われる事になり帝国軍を離反する。
その後、帝国の圧政に対抗するべく結成された解放軍に身を寄せ、
志半ばで散ったリーダーの意志を継ぎ宿星に導かれた107人の仲間と共に打倒帝国の戦いに身を投じると言ったお話です。
幻水世界では「門の紋章戦争」と呼ばれています。
一作目と言うことでシステム面ではまだまだ粗く、
シナリオの進行上仕方ないのですが戦闘メンバーが安定しません。
ただエンカウント率や戦闘難易度も程ほどであり、
レベリングも楽な部類に入ると思います。
後の作品に繋がる幻水らしさが既に出来上がっており、
幻水を唯一無二のシリーズにしたといっても過言ではありません。

 

その強さがあれば、全てを守れると思った。

第二作目のキャッチコピーです。
1998年にPlayStationで発売され、後にPlayStation Portableや携帯電話用アプリなどに移植されました。
国内外問わず非常にファンが多く、JRPGの名作だと言える作品です。
物語は太陽暦460年、主な舞台はハイランド王国とジョウストン都市同盟の5都市1騎士団がにらみ合う地域です。
主人公は親友のジョウイと共に王国の少年兵に所属していたが、
ある一派の策謀によりスパイの汚名を受け処刑されそうになります。
寸前で都市同盟の傭兵に助けられ、義理の姉ナナミと共に故郷を脱出します。
その後イロイロあり主人公とジョウイは真の紋章を継承します。
二人は紋章の力によりこの一帯に平和をもたらそうとしますが、
少しずつずれていき、袂を分かち激突します。
幻水世界では「デュナン統一戦争」という戦乱の始まりです。
本作は前作と共通して登場するキャラクターや地域が存在します。
システム的にも前作ファンを意識した作りになっており、
データコンバートによって前作キャラに装備や紋章が引き継がれ、
加入時ボーナスが加えられたりする他、関連する一部イベントの追加や会話内容の変更、
前作で設定した名称などが引き継がれます。
ストーリーも丁寧でありキャラクターの心理描写がとても上手です。
シリーズ共通の108人の仲間を集める他にも様々なサブイベントやミニゲームがやり込み要素として存在します。
個人的に一番好きな幻水でありRPGです。
敵味方問わず魅力的なキャラクター、壮大かつ深遠なストーリー、劇中を彩る音楽も名曲ぞろいです。
なかでも「ルカ・ブライト」と言うキャラクターほど強烈な個性をもった悪役は全RPGの中でもトップクラスの魅力を持っています。
OPの登場からかなり印象的で、名言はいろいろ問題なので伏せますがかなりインパクトがあります。
設定的にもかなりハイスペックで、知略も武勇も指揮能力も備え、
残虐非道な戦闘狂で付いた2つ名は「狂皇子」。
主人公が反逆者になったのもこのルカ様の仕業で、物語中盤に戦うことになります。
中盤である。ラスボスではない・・・
戦闘もこれまた斬新で6人パーティ×3で闘い、その直後に主人公と一騎打ちで討ち取ると言う徹底ぶり。
普通に戦闘が強く3組差し向けてやっと倒せるレベルであり、正直ラスボスより強い。
一騎打ちも油断すると一瞬で削られるし、なによりセーブポイント無しなので負けると直前の先頭からやり直し。
散り際のセリフも清々しいほど悪役してて、とてもカッコいい。
ルカ様は一例ですが、他にも時間を忘れる(時間に追われる)イベントが盛りだくさんです。
また外伝作品が2作存在し、本編シナリオの捕捉・発展させてより深い世界観を作っているそんなシリーズだ。
(外伝作品は、テキストアドベンチャーであり、主人公も本編には登場しない。)

 

信じる道ならば進むのでしょう。それは、人の性なのですから。

シリーズも三作目に入り、2002年にPlayStation2で販売されました。
しかし幻水シリーズのキャッチコピーは秀逸ですね。
主人公が複数存在するザッピングシステムの導入を始め、戦闘システムが大幅に変わった意欲作です。
始めは3人の主人公から始まり、条件を満たすとその3人を含めた6人の主人公の視点から物語を進めることになる。
それぞれの主人公達がほとんど同じ時と場所を共有し、
おのおの属する陣営から、同じイベントが別視点で描かれる。
なので主人公達が対面することが多々あるし、
ある視点では謎だったイベントも別の視点から見れば明らかになるので推理小説のような楽しみ方ができる。
物語は太陽暦475年、ゼクセン連邦と様々な部族が団結するグラスランドは険悪な関係にあった。
グラスランドのある部族の族長子息であるヒューゴはゼクセンとの休戦協定の為に向かう。
また同じくゼクセン騎士団団長であるクリスも休戦協定を結ぶべくグラスランドへ派遣されるのだが・・・
ちょうど同じ頃、伝説の「炎の運び手」を調査するためにハルモニア神聖国から警備隊小隊ゲド一向がグラスランドへ差し渡された。
それぞれの立場から始めは敵対しながらも、様々な出会いと思惑により協力しあう。
やがて3人は、一連の不可解な事件の裏に隠された真の目的の正体に迫る。
幻水世界では「英雄戦争」と呼ばれる戦いの記録です。
前述の新システムの導入や、シナリオの方向性の転換が行われ生まれ変わった幻水です。
過去作以上に108人の仲間を活かしたゲームデザインであり、シリーズで一番「水滸伝」らしさが出ています。
戦闘システムの仕様により、各キャラクターの個性(移動速度や武器、スキルシステムの導入)が際立ち、
同じ武器種でもリーチが異なるなど、様々な戦術が生まれています。
弱キャラはモチロン存在しますが、使えないキャラはいないのも特徴です。
それぞれに見せ場が用意されており、加入するタイミングや所属する陣営によっては重要な戦力になるなどバランス調整が施されている。
戦闘員では無いキャラクターも裏方として冒険支援や資金繰りに過去作以上に役に立ちます。
ストーリー自体は悪くないのだが過去作からのファンからすると、
シナリオ方向性や過去作から登場するキャラクターの扱いに違和感や理不尽さを感じることあると思います。
ゲーム本編を補う要素としては清水アキ著の漫画版があります。
原作に忠実だが、漫画独自の展開もあり非常に完成度の高い作品に仕上がっています。
幻水シリーズでは賛否両論の立ち位置だが、ゲームとしては優れた完成度を持つシリーズであるといえる。

 

108人の待つ海へ。それは、冒険か。出会いか。

シリーズ4作目。PlayStation2で2004年に発売された。
幻水ファンに何かと叩かれる作品であり、裏のキャッチコピーは「腕が痛い」。
ちなみに某所で話題になるクソゲーオブザイヤーの2004年度の次点に認定されている。
物語の舞台は太陽暦307年の群島諸国。孤児だった主人公はラズリルと言う島の領主に拾われ、息子のスノウと一緒に育った。
後に海上騎士団の正式な騎士になるのだが、団長が海賊襲来の際に真の紋章を行使してその代償で死んでしまう。
その際に現場に居たために団長殺しの濡れ衣を着せられ流刑に処される。
流されるも運よくオベル王国の哨戒船に助けられるが、王国がクールーク皇国に攻められてしまう。
オベル王リノと共に脱出し、仲間を集めて皇国からオベルを奪還するために航海に出るというのが大まかなお話です。
過去作からライターが変更されてしまい、幻水のウリであるドラマ性の高い戦記物ストーリーが控えめに言っても軽くなっている。
ストーリー自体も短くなっており、キャラクター間の掛け合いや心理描写があっさりしていて薄い印象を受ける。
個人的に一番問題だと思うのはテンポが非常に悪いこと。
広大な海洋が舞台であるので移動は船なのだが、動きがもっさり且つ操作性劣悪。(船の操作法の説明は一切無い)
群島諸国と言う割には行ける島が少なく、上陸するにも船頭と港をきちんと併せないといけなく面倒。
追い打ちをかけるのがエンカウント率の高さ。
とにかく洋上での戦闘が多いので、船の移動速度が遅いことも相まって非常にテンポが悪い。
他にもキャラデザインを始め、声優の演技、視点の悪さ、敵の数が少ないなどいろいろガッカリな点が目立ってしまう。
幻水作品としてみるとかなり見劣りはするものの、
致命的なバグやシステムは無く、ゲームバランスも悪くない。
また後日談として「Rhapsodia」といタイトルのSRPGも発売され本作独自の設定やストーリーも補完されている。
他のシリーズには登場しない「紋章砲」の謎や、本作の敵国であるクールーク皇国のその後が描かれるなど、
実質的な続編になっており、この2つの作品を合わせてプレイすべきシリーズです。

 

すべてを、奪還する。

シリーズ5作目にして2017年現在のナンバリング作品最後の作品です。
PlayStation2で2006年に発売されました。
全体的にⅠやⅡを意識したような作風でありながらも新要素もしっかりしており、
幻水ファンだけでなく万人受けするような出来に仕上がっています。
個人的には幻水シリーズの魅力に加え、ギャルゲー(もしくは乙女ゲー)的な視点からも楽しめた作品です。
物語は太陽暦448年のファレナ女王国。真の紋章と大河フェイタスの祝福を受けて700年以上に渡り代々女王が治めてきた地域です。
しかし2年前に暴動が起き、王家が継承する紋章が行方不明になってしまいます。
暴動を起こした町は女王の怒りを買い、真の紋章によって町を干上がせてしまいます。
女王の息子である主人公はそんな復興すら許されない町を視察するところから始まります。
王位継承権の無い主人公は、妹の婿を選ぶ闘神祭と言う儀式の準備の視察の任を受けます。
時期女王の婿と言う重要な立場を選定する儀式の為、それぞれの思惑が絡み合う。
主人公達の視察も空しく、裏で様々な糸を引き婿の立場を勝ち取ったゴドウィン家。
時が経ち、首都で婚約の義が執り行われるのだが、突如としてゴドウィン家によるクーデターが起こる。
なんとか逃げ延びるも母と父は死んだと告げられ、追われる立場になってしまう。
妹は傀儡の女王としてファレナを支配するはずだから、今は大丈夫と言う結論になり、
いつか妹をそして国を奪還する決意をして首都からひっそりと旅立ちます。
個人的には本作の魅力はキャラクターにあると思います。
まず何といっても護衛のリオンと言う女の子が可愛く、ゲオルグと言うおっさんがシブい男前!
リオン嬢は賛否両論ですが、可愛く、忠義に厚い良い娘です。
フィールド移動の際も専用のグラフィックが用意され主人公の後を追いかけてきますw
そしてゲオルグさん。この方は設定だけならⅠから存在し、Ⅱで登場しています。
とにかく物理がやたら強く、付いた2つ名が「二太刀いらずのゲオルグ」。
色々歴史があるキャラクターであり、様々な地域で活躍した幻水きっての剣豪です。
ファンからはゲオルグ=甘党の式が成り立つほどのネタキャラ。シリーズ共通して初期装備にチーズケーキ。
公式のアンソロジーでもいろいろネタになっているほど愛されています。
そして本作は軍師が一番軍師らしいのも魅力です。
敵であるゴドウィン家もですが、裏で何かこっそり糸を引く描写が本作では目立ちます。
結構勝手なことやってる軍師なイメージだけど全ては主人公の為っていうの王道ですし、
軍師としての能力は低くないのだけど、ちょくちょく失策するところもまた人間臭くてポイントが高いです。
詳しい設定はありませんが容姿や装身具、過去の経験からⅢで登場したグラスランドのある部族と関係性も指摘されています。

 

今からプレイするにあたって

 

幻水シリーズは、悲しいことにどれも過去のタイトルになっています。
ナンバリング作品以外でも、近年発売された幻想水滸伝のタイトルは存在しますが正直あまりお勧めしません。
「百万世界」と言う複数の世界が並列で存在するといった世界観で、もはや別のゲームです。
一応ナンバリングの幻水世界もこの百万世界の1つらしいですが・・・
ナンバリング作品は基本的にPlayStation及びPlayStation2で展開されてきました。
今からこれらを入手するのは難しく恐らく中古品になるでしょうし、
そられも動作に不安があったり、プレミアムがついている場合が考えられます。
しかしⅠ~Ⅲまでは多少条件が異なりますが簡単に入手することができます。
まずⅠ及びⅡは「幻想水滸伝I&II ベストセレクション」と言うパッケージでPlayStationStoreで配信されています。
PSP、PSVita、PSVitaTVに対応で、税込み1851円です。
Ⅲも同じくPlayStationStoreで配信されており、PS3のみ対応で税込み1234円です。
残念ながらⅣ・Ⅴは、PlayStation2を入手するところから始めなければいけませんが、
まずはこの3シリーズをプレイしてみてはいかがでしょうか。
古典的JRPGだからこその感動がきっとアナタを待っています。